「世界は、●●●●」世界政府の検閲が広告や動画の邪魔をする!? 『ONE PIECE』110巻で明かされる世界の真実とは? 最新刊をより楽しく読むためのポイントをご紹介
海賊王を目指す主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの冒険と活躍を描く漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。そのコミックス最新刊となる第110巻が、11月1日(金)に発売されます。
第110巻に収録されるのは、原作第1111話〜1121話までの11話分。とくに1113話は『ONE PIECE』と言う作品で描かれる世界の大きな秘密が明かされる、重要シーンが収録された必読エピソードです。
発売に先駆けて、『ONE PIECE』公式が「隠された真実」をテーマとしたさまざまな仕掛けを展開中! なかでも注目は、収録話の本編全コマが掲載された巨⼤広告。
Dr.ベガパンクが世界中の人々へ向け発信した真実が、何者かによって黒塗りされて伏せられている……!?
本記事では、そんな巨大広告を筆者が実際に見に行ってきた感想をふまえつつ、『ONE PIECE』第110巻をより楽しむためのポイントをご紹介していきたいと思います。文章内にネタバレはありませんので、安心して読み進めてくださいね。
「この世界は、●●●●」世界政府の検閲で、真実が闇に葬られた!?『ワンピ』世界に没入できる巨大広告を見に行ってきた
噂の巨大広告が掲出されているのは東京・渋谷駅構内、B1FのA0・A1出⼝⽅⾯にある「道⽞坂ハッピーボード」(地下鉄田園都市線)。
撮ってきた写真や動画をお見せできないのが残念ですが、本来手のひらサイズのコミックスのコマが壁一面に張り出された様子は圧巻でした!
平日の昼下がりでしたが、通り掛かる人々も足を止めて眺めたり、写真を撮ったりしていました。これは思いがけず前を通っただけだとしても惹き込まれてしまいますよね。
しかし残念ながら、この広告には世界政府による検閲に引っ掛かる内容が多いようで、多くのコマでイラストやセリフが黒く塗りつぶされてしまっていました。とくに後半のほうは何がなんだかわからないレベルの黒塗りで、そんなに隠されたら逆に気になる! Dr.ベガパンクがとても重要なことを語っているであろうことは登場人物たちの表情や雰囲気からも伝わってくるのですが……。
実は筆者は週刊少年ジャンプ読者でもあるため、黒塗りにされている内容の答えをすでに全て知っています。それでも実際に『ONE PIECE』の世界に生きる一人の一般民衆になったかのような没入感を味わうことができ、ついつい1コマずつじっくりと見入ってしまいました。
ただの広告とはいえ、このサイズ感と密度、そして「ここに何が描かれているんだろう?真実は何なんだ?早く読んで答えを知りたい!」と考えさせられることで新刊への期待がより高まり、ワクワク感を味わうことができるスポットになっています。
ここまでの黒塗りであればなるべく前情報なしで読みたいと考えている人でも大丈夫かも?と思えるほど、大事なところはばっちり伏せられていましたよ。
『ONE PIECE』第110巻は11月1日(金)発売ですが、こちらの広告は11月3日(日)まで掲示中なので、読む前・読んだ後と2回訪れてもまた違った感情で楽しむことができるのではないでしょうか。ご都合の合う方はぜひ観に行ってみてくださいね。
【詳細】
掲出場所:東急⽥園都市線 渋⾕駅B1F A0・A1出⼝⽅⾯ 道⽞坂ハッピーボード
掲出期間:2024年10⽉28⽇(⽉) 〜 11⽉3⽇(⽇)
※駅および、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください
(プレスリリースより引用)
世界政府の“検閲”の仕掛けはこんなところにも!
ちなみにこの世界政府による“検閲”、インターネット上にまで及んでいる模様。たとえば以下のサイトでは、『ONE PIECE』第110巻に収録される1113話の試し読みができるのですが……。世界の闇をひしひし感じることができる仕掛けをぜひご体感あれ。
<『ONE PIECE』第110巻試し読みサイト>
https://one-piece.com/op/110trial/
どうにかもう少し世界の真実に迫りたい!という人には、以下の動画もおすすめ。
※動画内には110巻の内容を一部含みます。再生される際はネタバレにご注意ください。
「この世界は、────」?
ところどころ声が聞こえなくなってしまうのですが、Dr.ベガパンクは一体私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。
世界の真実に迫る第110巻、より一層楽しむために
ここまでの内容で、『ONE PIECE』第110巻では、世界政府にとって不都合な世界の真実が明かされるのだということが『ワンピ』読者の皆様にはお分かりいただけたことと思います。
世界政府にとって不都合な真実といえば……自ずと浮かんでくるのは「空白の100年」「ジョイボーイ」などのワードではないでしょうか。このあたりのキーワードについて、今一度既出情報をおさらいしておくとより一層第110巻を楽しめるはず。
また、個人的にはウォーターセブン編・魚人島編・ワノ国編のほか女ヶ島編から登場するテキーラウルフのエピソードなどを読み返しておくのもおすすめ! そうすると第100巻読了後、「え、そういうこと?」とゾクゾク感と鳥肌が同時に襲ってくるとか、こないとか。
そして第110巻では、あんなキャラやこんなキャラまでお目見えするのも見どころ。セリフも絵も、じっくり目を凝らして読んでみてくださいね。
(C)尾田栄一郎/集英社
[文/まりも]