この記事をかいた人
- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
マンガ誌「週刊少年ジャンプ」で連載中の大人気作品『アオのハコ』。バドミントン部に所属する高校一年生・猪股大喜と女子バスケットボール部に所属する高校二年生・鹿野千夏を中心に、部活と恋に一生懸命な高校生たちの青春物語が描かれている作品です。
淡く切ない恋模様や真剣に部活に取り組む姿に多くの読者の心を掴む本作は、その人気から2024年10月よりテレビアニメの放送がスタートし、さらに注目を集めています。
本稿では、バドミントン部内一の実力を持つ二年生・針生健吾の情報をまとめました。基本プロフィールに加えて、性格や人柄、大喜との関係、彼女などを一挙にお届けしていきます。
※本稿はネタバレが含まれますのでご注意ください。
所属:栄明高校二年生
部活:バドミントン部
バドミントン部内で一番の実力を持つ二年生。全国レベルの実力を誇っており、インターハイ出場を目指す大喜が目標とする存在。ダブルスでペアとなった大喜を厳しい指導で鍛えるが、内心その成長を楽しみにしている。千夏とは同じクラスでクラス委員をやっており、席も隣同士。
スポーツ強豪校である栄明高校の中でも、頭一つ抜けた実力を誇る針生は、インターハイ出場も期待されている選手です。もちろんその実力は彼の努力によるもので、他の部員が嫌がるほどのきついメニューをこなしています。
一見すると個人主義的な性格かと思いきや、実は面倒見が良く、ダブルスでペアになった大喜をスパルタ指導で鍛え上げてます。大喜のプレーを見てアドバイスを送ることも多く、厳しく接しながらもその成長に期待する良き先輩なのです。
自分よりバドミントンが強く、憧れの千夏とも仲の良い針生は、大喜にとって目指すべき目標。ペアを組んだことで針生からスパルタ指導を受けますが、ヘロヘロになりながらも最後までやり切ります。
そんな姿勢を針生は買っており、実直に努力する後輩の成長に期待をかけるように。また、大喜の千夏への恋心も知っており、彼女がいる針生が相談に乗ることもあります。大喜にとって、バドミントンにおいても、恋愛においても、頼れる先輩だといえるでしょう。
針生には守屋花恋(もりやかれん)という、モデル活動をしている美人な彼女がいます。
2人の出会いは小学五年生の頃。針生が通っていたスイミングスクールに花恋が入ってきたことがきっかけです。以降、学校が違っていても家が近かったことから遊ぶようになり、付き合いの長い友達関係に。
モデルの仕事とバドミントン、それぞれやるべきことがある2人はなかなか関係を進められずにいましたが、ついに花恋から告白し、晴れてカップルとなります。
実は花恋と千夏は幼稚園からの幼なじみで親友。それもあって針生は千夏とも仲がいいようです。
自分たちのやるべき事と恋を両立しているのが針生と花恋のすごいところ。両想いとわかってもすぐに付き合い始めたわけではなく、話し合ってお互いがやるべきことを疎かにしたら別れるという約束で付き合い始めているのです。
そのため、針生は部活、花恋は仕事に忙しい毎日を送っており、その合間を縫って連絡を取ったりデートを重ねたりしているよう。
なかなか会えないことを寂しく思うと同時に、互いに頑張っている恋人の存在が大きな励みになっているのです。
ここからは特に大事なネタバレを含みますが、針生を語るうえで大喜との名勝負は外せないので紹介させて頂こうと思います。
針生が3年生、大喜が2年生の年。2人はシングルスの準決勝でインターハイ出場をかけた試合をすることになります。
3年生の針生にとっては最後の年。大喜もそれをわかったうえで、数えきれないほどたくさんのことを教えてもらった先輩に全力で向かっていきます。
これまでの思い出が頭を巡る中、熱戦を繰り広げる2人。インターハイ出場を決めるのは果たしてどちらなのか……結果はぜひご自分の目で確かめてください!
こちらはダブルスでペアになった大喜へのアドバイスです。部内で練習試合中、クロスを打った大喜に、体勢がキツくても相手が返しづらいストレートを打つべき場面だったと針生は指摘。「“自分が楽だから”で打ってると一生そのままだぞ」と助言します。
無意識のうちに自分の打ちやすさを優先していることを自覚した大喜は、体力面でのトレーニングだけでなく、頭を使ったプレーも意識するように。大喜は厳しい指摘と練習メニューにヘロヘロですが、その厳しさは針生の期待の証なのです。
インターハイのシングルスに出場した針生。会場には花恋も応援にかけつけています。順調に勝ち進む針生は、3回戦で強豪・佐知川高校の兵藤と当たります。
兵藤は針生が全敗している強敵で、今回こそリベンジに燃える針生ですが、ゲームは相手のペースで進み、なかなか主導権を握らせてもらえないまま1ゲーム目を取られてしまいます。応援席で見守る花恋も不安げな表情です。
そんな彼女が目に入った針生は、花恋とのこれまでを思い返しながら「いつもかっこいいのは花恋の方だ」「苦手だったスイミングを克服するように 怖いとか恥ずかしいとか以上に 挑戦することを選ぶ そんな彼女がいるのに ここでかっこいいところを見せないでどうするんだよ」と気持ちを引き締めます。
猛攻の末、ついに針生は次のゲームを取り返すことに成功。試合の行方はファイナルゲームに持ち越されることとなるのでした。
針生健吾を演じるのは内田雄馬さんです。9月21日生まれ、東京都出身。『呪術廻戦』の伏黒恵役をはじめ、『WIND BREAKER』の桜遥役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
全国レベルの実力を持つ針生は、自分にも、期待する後輩にもストイック。厳しくも愛ある指導は大喜をどんどん成長させていきます。同じように頑張る彼女の存在に刺激を受けながら、針生もまたインターハイ出場に向けて部活に励んでいるのです!
作品名 | アオのハコ |
---|---|
スケジュール | 2024年10月3日(木)~ TBS系にて |
あらすじ | 毎朝一番に会いたい人がいる―― 中高一貫のスポーツ強豪校・栄明高校に入学する、男子バドミントン部の一年生・猪股大喜。 大喜は毎朝、朝練で顔を合わせる一つ上の先輩、鹿野千夏に恋をする。 千夏は女子バスケットボール部のエースで、校内外問わず人気の高嶺の花。 部活に恋に勉強に、大喜にとって忙しい高校生活がはじまる、そんなある日―― |
キャスト | 猪股大喜:千葉翔也 鹿野千夏:上田麗奈 蝶野雛:鬼頭明里 笠原匡:小林千晃 針生健吾:内田雄馬 西田諒介:坂田将吾 船見渚:永瀬アンナ 島崎にいな:結川あさき 兵藤将太:小野友樹 遊佐柊仁:小野賢章 |
スタッフ | 原作:三浦糀(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 監督:矢野雄一郎 キャラクターデザイン・総作画監督:谷野美穂 シリーズ構成・脚本:柿原優子 色彩設計:今野成美 美術監督:藤井王之王 撮影監督:川下裕樹 編集:笠原義宏 音響監督:明田川仁 音楽:大間々昂 クリエイティブアドバイザー:モギシンゴ 企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム |
主題歌 | OP:「Same Blue」Official髭男dism ED:「ティーンエイジブルー」Eve |
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。