『キングダム』秦国「六大将軍(ろくだいしょうぐん)」情報を整理。デカい、強い、筋肉の面々を見よ! そして、若者たちよ、残りポストはあと2つだぞ!
『キングダム』は、中国 戦国時代末期(紀元前245年頃から)を舞台にした、週刊ヤングジャンプ連載中の原泰久先生の漫画作品です。主人公は、中華統一をめざす秦(しん)王 嬴政(えいせい、後の始皇帝)と、大将軍を目指す信(しん、後に李信)の二人。
彼らを取り巻くたくさんのキャラクターたちも魅力的です。
ここでは、2024年11月(コミックス73巻)時点での、秦の「六大将軍」についての情報をまとめていきます。
今後の最新話を追っていく上での頭の整理に、またはこれから読む方にはポイント的予習として、ご利用いただけましたら幸いです。
※ご注意:「ネタバレ絶対嫌」な方は、ブラウザバックをお願いします。
目次
そもそも「六大将軍」とは?
「六大将軍」とは、秦の昭王(しょうおう、昭襄王とも)によって作られた名称で、将軍のさらに上の位「大将軍」6人のことです。「大将軍」には「戦争の自由」が与えられており、ここが「将軍」とは異なる部分です。
「戦争の自由」というのは、王の命令がなくても自分の判断で敵国に戦争を仕掛けられるという意味。昭王の時、この特権をもった「大将軍」6人は、柔軟かつ迅速な攻守によって秦の勢力拡大に大いに貢献し、敵国からも怖れられていました。
ちなみに、昭王というのは政の曽祖父なのですが、曽祖父といっても、政が王になる6年ほど前の王です。これは、政の父と祖父が王座に着いてすぐに亡くなっているためで、秦の世代的には、昭王は政のひとつ前と考えてよいでしょう。
当時の六大将軍(旧六大将軍)は以下の6人となります。
・白起(はくき)
・王騎(おうき)
・摎(きょう)
・胡傷(こしょう)
・王齕(おうこつ)
・司馬錯(しばさく)
王騎を除く五人は、作品の開始時点には既に死亡しており、唯一の生き残りである王騎も作品序盤で、若者たちに未来を託して亡くなります。
その後しばらくは「六大将軍」は不在、いわば過去のものでしたが、政が呂不韋(りょふい、政治の実権を握っていた宰相・相国)の死後に、「六大将軍」の復活をみことのりします。
それでは、現在の六大将軍を見ていきましょう。
蒙武(もうぶ)
物語の最初では、呂不韋を支える四柱の一人として登場。その後、将軍→大将軍→「六大将軍第一将」と出世し、秦を代表する武将になっていきます。
家族は、父に白老(はくろう)の異名をもつ将軍 蒙驁(もうごう)、息子に信の良きライバル 蒙恬(もうてん)と若き軍師 蒙毅(もうき)です。
戦闘スタイルは、力業で沢山の兵たちで一気呵成に攻めあげることが多い印象。敵国からの評価も猪突猛進です。また、自ら先頭に立って士気を上げる力にあふれ、部下からの信頼が厚いです。
〈アニメ版の蒙武は楠大典さん〉
アニメ版で蒙武を演じていらっしゃるのは、楠大典(くすのきたいてん)さん。楠さんは、東京都ご出身、3月18日のお生まれです。
代表作は、『炎炎ノ消防隊』レオナルド・バーンズ役、『TIGER & BUNNY』アントニオ・ロペ 役、ロックバイソン役、『ドリフターズ』黒王役など。
〈実写映画版の蒙は平山祐介さん〉
実写映画版で蒙武を演じられているのは、平山祐介さん。平山さんは、埼玉県ご出身、11月15日のお生まれです。
代表作は、『海猿』山路拓海役、『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』ジャムカ役、『わたしの幸せな結婚』辰石実役など。