声優
「日々荘3号館~後夜祭、はじまりの場所。~」ミュージックレイン3期生インタビュー

これまでの経験を経たからこそ見れた今日の景色──「日々荘3号館~後夜祭、はじまりの場所。~」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー

衣装は秋らしく! 宮沢さんにとある事件が!?

──今回の衣装も秋らしく素敵でした。

相川:今回はちょっと甘辛ということで、昼は甘、夜は辛にしてみました。昼は、赤のトップスに白の結構ボリューミーなふわふわのスカートを履きました。冬を意識しつつも、次回の開催が2月ということもあって。今年の冬分をとりあえず攫っておこう!と思い、クリスマスを意識したコーデを組んでみました。

 

 

──白のふわふわなスカート、すごく可愛かったです。

相川:あんなに可愛いスカートを履いたことはなかったので、ちょっとチャレンジだったんですけれど、「はじまりの場所」でチャレンジするのもいいじゃないかと思って履いてみました。

夜は反対に、今の相川を象徴するような黒・黒コーデにしてみました(笑)。最初の頃はまだ私が「黒」っていう嗜好ではなかったからかもしれませんが、初回はオレンジのトップスにデニムを履いたり、白のトップスに緑のオーバーオール着たりと、結構色鮮やかだったんです。

今の相川らしさというか、なんか地味、でもただ地味なわけではなくて、この2年半を通してみなさんに知ってもらった相川らしさみたいなものが夜のコーデは出ているかなと。今だったらただ黒を着ていても「相川は黒好きだもんね」って思ってもらえるかなと、のコーデを組んでみました。

 

 
夏目:私は今年の秋は(普段の自分では)着ないような服、持っていない色の服を着ようって思っていたので、昼はまずピンク。

橘:確かに着てないよね。

日向:見たことない。

夏目:うん。実はピンク持ってなくて。

日向:ん? 1回だけ日々荘で着てなかった? 私が選んであげたヤツ。

宮沢:あ、でも違うピンクだ。

日向:あ、そっかぁ! 違うピンクだ! もぉ〜いやんなっちゃうわ〜。

夏目:……えっと、着てたらしいです(笑)。

──これですか?(過去の日々荘の写真を見せる)

夏目:あぁ〜! ややピンクですね。ちょっとビビッドな感じは着たことがあるんですけど、今回みたいな色合いのは着たことがないなと思って。あと、ミニスカは前回も履いたんですけれど、今回も挑戦しようと思いまして。

 

 
日向:今が一番若いんだから!

夏目:そうそう、18歳だからさ〜(笑)。まだミニスカ履いても許されると思って、夜はミニスカを履きました。セーターも着ているのでちょっと学生服っぽいコーデです。

橘:後夜祭だもんね。

夏目:うん! 後夜祭だなぁと思ってこれにしました。

橘:季節にちなんで秋服を選んでいたはずなのですが、なぜか昼は冬服でした……(笑)。秋っぽいカラーだと思って選んだら、「あれ? ニットだったな?」と。そんな感じで自分の好きなものを選んだんですけど(笑)。

 

 
夜の部は秋でちょっと探偵さんっぽい感じにしてみました。ここで着ていたの(ハンガーに若葉の選考会で着ていた衣装)が今そこにかかっているんですが、どこか似てるということで……原点回帰です。今決めました!(笑)

原点回帰のショートバージョン……何が短くなったらいいのかな? 丈が短くなったことをなにかとかけたいな! 気は短くなりたくないし……(キリッとして)自信の表れです。

相川:今日一日お話して、ちょっともう脳がショートしちゃってるみたいです。

橘:2年前だったらちゃんと考えていたと思うんです。アドリブ劇もありましたけれども、こんな風にアドリブで話せるようになったという成長……いや退化なのかな? 分かりませんが、そんな感じで自分の好きを詰め込みました。

宮沢:私もお昼の部は「はじまりの場所」のサブタイトルにちなんで、真っ白の衣装にしました。夜は、本当は別のトップスを着る予定だったんですけど、昨日の夜に汚しまして(苦笑)。ちょうどその日に届いたトップスを着てきました。昨日の夜マネージャーさんに「汚してしまったので急遽こちらでお願いします」ってメールを送って、無事OKが出て良かったです。

 

 
でも用意していたものとは違ってお花も散りばめられていて、衣装映えもしたかな。ちょっとニットっぽくて、より秋冬味が増したのでオールオッケーです!

橘:メガネも可愛かった!

宮沢:着るはずだったものは、もう少し短くて体のラインが見えるスタイリッシュな感じだったんです。いま着てるのは長くてダボッとしていてシャツインもしていなくて、ちょっとゆるっとしているシルエットで。

眼鏡をかけたらちょっと文学少女っぽくなるし、秋っぽくもなるから付け足してみました。でも、みんなに甘やかされて、いっぱい可愛いって言ってもらえてよかったです。

一同:可愛い〜

──まさかメガネをかけて出てくるとは思わなかったのでビックリしました。

宮沢:あんまり眼鏡が似合うと思ってなくて。似合わないって言われ続けていたので、最後までどうしようか迷ったんですけど、美來とかメイクさんの言葉を信じて、えいやー!って出ました。

──……ちなみに本来着る予定だった衣装は、どうして汚してしまったのでしょうか?

宮沢:明日着るからとベッドの上に服を並べていたんです。それで飲み物を飲みながらふーんって見ていたら、そのままベチャッてやってしまって……。

日向:あはははははは!

宮沢:本当に良くなくて……事前に気をつけられたはずなんです。

日向:私は昼夜両方とも秋っぽい服です。昼はちょっとガーリーな秋っぽい感じで、夜がちょっと格好いい秋っぽいクールめの服でした。

今回のアクスタも秋っぽさがあって、みんなチェックを取り入れたファッションだったので、アクスタに寄せて昼も夜も両方ともチェックが入っているので、そこがポイントでした。

 

 

良さを保ったまま成長してきた2年間

──朗読劇では、昼に相川さん、夜に日向さんが現在から2022年にタイムスリップしている、という設定でしたね。

相川:全部目の前に映像が再生されるぐらい覚えていて、みなさんにも「こんなことあったよね」と思い出しつつ聴いていただけていたらいいなと思っていました。本当にいろんなことが詰まった朗読劇でした。いま思えば、昔は「いやそんなことはあり得ないでしょう!」ってことばかりやっているなって思います。

昔だったら漫才するとも思ってないし、学生服着るとも思ってないし、ラップバトルするとも思ってないし。朗読劇のセリフでもありましたけど「え、そんなわけないでしょう!」ってことが起こって、ここまで来たんだなって思うと、これから先のことも予想できないなと思いましたね。

 

 
夏目:あの時は高校卒業してちょっと経ったぐらいだったみたいで(笑)。確かにギョプッたり(※サムギョプサルを食べるの略)、KPしたり……インライはしてないですけれどやってたなぁと。時の流れは早いなぁと。

自分も21歳ですし、あれからどんな大人になっているんだろうなって思ったらそんなに変わってないなぁ(笑)。でも確実に、昔よりはできることがいっぱいあるのは確かなので。

橘:だって昔は全然しゃべらなかったもん。喋って!ってすごく振ってた気がする。

夏目:みんなが喋り終わったかなっていう時に、ちょこっとだけ喋るみたいな感じだったので。朗読劇の中でJK要素がふんだんに使われていたのを見て、若かりし頃の私はすごくJKアピールしてたなって思いました(笑)。

──橘さんはいかがですか?

橘:2年前を振り返ると私、そんなに変わったのかなって。

相川:最初はね、「橘美來やよ〜」って言ってた。

宮沢:「やよ」時代。

一同:(爆笑)。

橘:一応、今も言ってる(笑)。なんだかんだみんなも昔のままなところもありつつ、成長していて。ここなもちょっと引っ込み思案で人見知りもしていたけれど、良さを保ったまま成長しているのを感じました。

 

 
朗読劇で今までのことを振り返った時に、みんな変わったと言いつつも意外と変わってないところもあるんだなって思いながらやっていました。もちろん、それぞれのお芝居の個性とかは昔より出たんじゃないかと思っています。昔はセリフの語尾で個性を出していたような気がしますが、今は芝居のテンポ感だったり、自分の中の感性みたいなものがそれぞれ個性として確立されてきて。

昔と違うなって思いながら朗読しました。それぞれがその時々の気持ちでお芝居してるのが伝わってきましたね。

 

 
宮沢:今回は今までのいろんなコーナーが「ありえないでしょ!」という形で色々盛り込まれていて。その中で、毎回練習しながら「ウッ……」って思っていたのが、イントロクイズの高垣さんの部分です。

一同:あぁ〜!

宮沢:いつも奏多が読んでいて「ウッ……」って聴いていました。

相川:私はあそこを、一番気持ちを込めて読んでました!

宮沢:「みんな本当にシンフォギアの曲だけは聴いてきて!」っていうセリフを、あの頃の自分達に言ってあげたいと思います。朗読劇内でも、まだ若くありたいとか、フレッシュなままでいたいと言っていたんですけど、確かにそんな気持ちもゼロではなく。

でも、やっぱり先に進んできたからこそ、未来へ進んできたからこそ、いろんな経験を経て今日に至ったと思うので、そんなことないよってあの時の自分に言ってあげたいなと思います。

 

 
ただ、初期の頃の私のセリフに「自分の皿を割れる」とかが多くて。こんな感じだったなぁと懐かしく思いました。日々荘を経て、このポンコツ、ダメさ具合がどんどん露呈している気がして、そういう意味ではもうやめたいです!

一同:ええーっ!?

宮沢:でも日々荘が長く続いて、また2年後とかに、2年前の11月4日みたいな感じでやるかもしれない……! それを目指して、みなさんと一緒にまた日々荘で過ごせたらいいなと思っています。

──日向さんはいかがでしょうか。

日向:朗読劇で、なんであんなにセリフを覚えてたんだろう? と思い返したら、あの頃は朗読劇もめちゃめちゃ練習したなぁと。

一同:練習した〜!

日向:「た・だ・し! サイリウムは使ってOK!」とか、めっちゃやった〜と思って。

夏目:口が覚えてるよね。

日向:みんなで何回も練習したので、口がめちゃめちゃ覚えているんですよね。ずっと見守っていただいている関係者の方からも「慣れてきたね」って言っていただいたんです。

 
あの頃は間違えないように1語1句大切に!って感じでしたが、今はお客さんの反応が入ったらちょっとアドリブを入れたり出来るようになったので、慣れてきたなと実感します。

宮沢:笑いの合間に入る住人さんのリアクションで次の台詞の間が掴みにくくなってしまうから、最初の頃はちょっと苦手だったんです……今だから言えます(笑)。

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