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佐藤 元・浦 和希・大塚 剛央が語る、『アスダイ』の世界観と楽曲への想い【インタビュー】

『Astro Dive(アストロダイブ)』雨谷 漣役・佐藤 元さん、逢沢 湊役・浦 和希さん、朝日 颯役・大塚 剛央さんインタビュー|「SHOUT ALIVE」が映し出す強い意志と「ATOMOSUREINN(アトモスレイン)」の関係性

終末世界×配信クリエイターを軸にした「音楽」×「ボイスドラマ」によるトランスメディアコンテンツ『Astro Dive(アストロダイブ)』。荒廃した地球を舞台に、配信で宇宙一を目指す若者たちの“下剋上ストーリー”が音楽とボイスドラマで展開されます。

アニメイトタイムズでは、11月9日(土)に実施された「アニメイトガールズフェスティバル2024」スペシャルステージを終えたばかりの佐藤 元さん(雨谷 漣役)、浦 和希さん(逢沢 湊役)、大塚 剛央さん(朝日 颯役)にインタビューを実施!

作品の世界観やキャラクター同士の関係性、演じる際のこだわりについてたっぷり語っていただきました。また、11月27日発売のユニットCDに収録されるボイスドラマや楽曲の注目ポイントも伺っていますので、本作が気になっている方はぜひご覧ください!

パフォーマンスに込めた漣との決意表明

ーーまずは、「アニメイトガールズフェスティバル2024」で実施されたスペシャルステージの感想をお願いします。

雨谷 漣役・佐藤 元さん(以下、佐藤):「楽しかった!」の一言に尽きますね。みなさんが温かく迎え入れてくださって、僕たちも「SHOUT ALIVE」を楽しく歌い切ることができました。漣くんの「音楽がない世界は想像できない」という台詞があるのですが、まさにその通りだなって。ステージを通して、漣くんの気持ちに近づけた気がしました。今回の経験が今後の役作りにも生きてくると思いますし、これからも『Astro Dive』と「ATOMOSUREINN(アトモスレイン)」をもっと盛り上げていきたいです。

逢沢 湊役・浦 和希さん(以下、浦):すごく汗をかきました。最初はどれくらいのお客さんが来てくれるのか不安でしたけど、想像以上に多くの方たちから応援していただけて、本当に嬉しかったです。

朝日 颯役・大塚 剛央さん(以下、大塚):360度お客さんがいらっしゃって、どこを見れば良いのか分からなかったですね(笑)。中には『Astro Dive』をまだ知らない方もいたと思いますが、そんな方たちの触れるきっかけになれていたら良いなと。一緒に盛り上がっていただけたので、本当に楽しい時間でした。

ーー本作の発表から3ヶ月ほど経ちましたが、周囲の反響はいかがですか?

佐藤:「作品の中で歌わせていただく」という発表をしてからは、ファンレターで「楽しみにしています」というメッセージを沢山いただきまして。自分の中で大きな励みになっていました。

浦:僕は土岐 隼一さん(音和 セイラ役)と「どう展開していくのか楽しみだね」という話をしていましたね。

大塚:発表したばかりの段階では、みなさんにとっても未知数な部分があったと思うんです。新しい作品が始まる時のざわめきを肌で感じつつも、個人的には「早くボイスドラマを聴いてほしいな」「曲もすごく良いんだよな」とか、そういう気持ちでソワソワしていました。

 

ーー今回のステージでは「SHOUT ALIVE」の生歌唱もありましたが、意識したことや事前に準備したことはありますか?

佐藤:事前に3人でリハーサルをさせていただいたんです。今までみんなで歌を作っていくという経験がなかったものですから、「自分はこう思うけど、おふたりやファンの方からの目線はどうなんだろう?」と悩む部分がありました。そんな中で浦さんやタケさん(大塚さん)、スタッフさんが「意見を出して良いんだよ」という空気感を作ってくださって。今は引くべき時ではなく、お互いの意見を交換する場なんだなと。対話を重ねられる環境を作っていただけたことはとてもありがたかったです。

パフォーマンスで言うと、大サビに入る前に“指を一本出してまっすぐ掲げる”振り付けは絶対にやると決めていました。指一本は漣くんの“心の鍵”をイメージして、掲げるのは「宇宙一を目指す」という意味です。“生きて叫ぶ”という曲のテーマにも繋がりますし、この振り付けは漣くんと一緒に考えた感覚があります。漣くんとの共通意識で「上に行く」という決意表明にしようと思っていました。おふたりと一緒に歌えて本当に良かったです!

浦:僕自身、生で歌うのは久々だったので、かなりドキドキしました。

湊くんはすごく元気なんですけど、激重(げきおも)な感情を持っていて、意外と繊細で儚い部分も持ち合わせている子で。レコーディングでも、湊くんの弱い部分を乗せて歌っていたので、パフォーマンスからもそれが垣間見えたらなと。レコーディングは別々でしたけど、実際に3人で合わせると、それぞれの歌声が自然に溶け込む感覚があって楽しかったです。

大塚:レコーディングをした時点では、ボイスドラマの収録はまだしていなかったんですよ。そのドラマの内容を後から知って、この曲が作られるまでの経緯を分かっているからこそ「すごく良い曲なんだぞ!」と思いながら歌っていました。

佐藤&浦:分かります!

大塚:この曲の完成版をいただいてからずっと聴き込んでいたので、自分の中ではかなり馴染んでいましたし、キャラクターの想いも意識しながら歌えたと思います。

佐藤:タケさんも仰ってましたけど、僕も「SHOUT ALIVE」をずっと聴いていて、浦くんとも「あの曲良いよね」という話をしていました。今回のステージは折角の機会だからこそ、自分だけじゃなくて、みんなで楽しみたいなと。お二方やスタッフの方々、ファンのみなさん、偶然通りかかった方々。「SHOUT ALIVE」という楽曲が背中を押してくれたからこそ、ポジティブに取り組むことができたんだと思います。

浦:そうですね……あっ、でも……。

ーー……どうされました?

浦:今言おうと思ったことは剛央さんに話してほしいから別の話題を考えます!

大塚:えっ!? その話をするかは分からないよね?

浦:いや、剛央さんは作詞の話をしてください!(笑)

佐藤:オーダーしてるの!?

大塚:(笑)

浦:改めて考えると、『Astro Dive』って途轍もない話なんですよね。ある種のサスペンスというか、“終末系”と謳っている通り、彼らには「成り上がらなければ」という強い覚悟がある訳です。生活環境も違うでしょうし、自分たちの高校生時代と彼らのシャウト(叫び)は質が違うはず。だからこそ、歌うことに対する強い意志みたいなものがあるんじゃないかなと。それに気づいてからは、「SHOUT ALIVE」の歌詞に対する印象も変わってきて、より胸に響くようになりました。

ーー大塚さんの“作詞の話”というのは?

大塚:颯は「品行方正完全無欠の爽やか全方位好青年」というキャッチコピーですが、掘り下げていくと、彼も重い感情を抱いているんです。ドラマの中では颯の蓋をしていた部分に対して、それを受け入れてくれる漣と湊の姿が描かれていて。あそこから「SHOUT ALIVE」の歌詞が生まれたんだと思うと、本当に良い曲だなと。もちろん単体で聴いても良い曲ですけど、ドラマとセットで完成する楽曲でもあると思うので、引っくるめて聴いていただけると嬉しいです。

(C)Astro Dive
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