マンガ・ラノベ
『ONE PIECE』死んだと見せかけて生きてたキャラ4選

サウロの生存に思わず叫んだ!『ONE PIECE』死んでしまったと見せかけて生きてた驚きのキャラ4選

 

ペル

ペルはアラバスタ編で活躍したキャラクターの一人。アラバスタ王国のネフェルタリ家に忠誠を誓う戦士で、幼い頃から王女ビビを守り導き、チャカと共に国王コブラに仕えてきました。したがって、アラバスタ編では麦わらの一味と共闘することに。

しかし戦いの終盤、クロコダイル率いるバロックワークスにより仕掛けられた時限爆弾から宮殿広場にいる国民を守るべく、トリトリの実モデル隼(ファルコン)によるファルコンの姿に変身し砲弾を直接持って飛び去ることで爆発から民を遠ざけるという大胆な行動に出ます。

まもなく爆発するという段階で持ち出された砲弾は、ペルのすぐそばで暴発。「ネフェルタリ家に仕えられた事を心より誇らしく思います」「我── アラバスタの守護神 ファルコン 王家の敵を討ち滅ぼすものなり」という最期を匂わすようなペルの言葉や、息を呑むビビと麦わらの一味の反応、そして爆発の規模から、この戦いで命を落としたかに思われていました。

ところが全ての戦いが終わった後、とある治療院で傷を治してもらうペルの姿が!アニメ版では、身体が回復して王宮へと戻る際に自身の墓を見て驚くペルの描写もあるので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

その後も物語の途中で差し込まれる世界各地の様子にアラバスタが登場すると、そこにはいつもペルの姿が。世界会議(レヴェリー)編でもコブラに付き添い、変わらぬ忠誠を見せてくれました。

王家と国を守るため迷わず命を張るペルの姿は読者に大きな感動を与え、今でもアラバスタ編の名シーンの一つにカウントされています。そんな彼が2年後の世界でも変わらず元気に活躍している姿が見られるのは嬉しいものですよね。

 

サボ

革命軍の参謀総長として活躍するサボは、ルフィとエースとは兄弟の盃を交わした仲です。彼が初めて描かれたのは、頂上戦争後に描かれた過去編でのこと。幼少期のルフィの暮らしぶりが明かされるなかで、エースに並ぶもう1人の兄として登場しました。

サボは貴族出身でありながら、権力を持たない人々を見下す特権階級の在り方に疑問を持ち、幼いながらも一人で海へ出ることを決意します。しかし、海に出てすぐ運悪く天竜人の船と行きあってしまい船を沈められてしまうのでした。

この一件によりサボは亡くなったとされていましたが、ドレスローザ編のコリーダコロシアムで大人になった姿でルフィと再会を果たします。

天竜人に船を沈められたあの日、ドラゴンに助けられて革命軍に入るも長らく記憶喪失状態にあったというサボ。エースの死が報じられた新聞を読んで記憶を取り戻し、ルフィ、エースと共に過ごした日々を思い出すことができたのです。

もちろん、コリーダコロシアムに出場していたのは、ルフィと同じく生前のエースが有していた「メラメラの実」を手にするため。ルフィの同意もあり、メラメラの能力はサボが引き継ぐことになりました。

世界会議(レヴェリー)の際には、イム様の存在を知ってしまった上にコブラ暗殺の犯人に仕立て上げられてしまい、反政府派の人々から「炎帝」と呼ばれるように。今後の活躍に注目が集まるキャラクターです。

 

あのキャラも実は生きてる? 『ONE PIECE』における死の定義も興味深い

ここまで、死んでしまったと思いきや生きていたキャラとしてサウロ、ボン・クレー、ペル、サボの4名を紹介しましたが、実は本作ではこの他にも生存説が囁かれているキャラクターが存在します。

たとえば、ゾロにとってライバルであり親友でもあったくいな、ゴール・D・ロジャー台頭前に覇権を握っていたというロックス・D・ジーベック、ルフィをさらいシャンクスを激怒させた山賊のヒグマなど。ヒグマはともかく、くいなやロックスは生きていたとなれば物語に大きな影響を与えることは間違いありません。

ちなみに、『ONE PIECE』という作品において「死」の扱われ方は2パターンあります。

まずは、「死んだら無」という考え方。

主人公であるルフィは「死」というものに対して非常にさっぱりとした考えを持っていて、「死んだらみんな骨だけだ」と発言しています。これは、実際に死を経験したことのあるブルックの「死んだら骨だけ!!」という言葉に影響されたものだと思われますが、目の前でエースを失い死がもたらす喪失感や無力感を知ったからこその言葉と受け取ることもできるのではないでしょうか。

思えば初期の頃から「おれがなるって決めたんだから その為に戦って死ぬんなら別にいい」「わりい おれ死んだ」など、死に対して妙に覚悟が決まっているルフィ。悔いのないように生きているからこそとも言えますが、死んだらただ骨になるだけというあっさりした考えも心のどこかにあるのではないでしょうか。

作中でたびたび登場する曲「ビンクスの酒」もまた、「どうせ誰でもいつかはホネよ」とこの非常にさっぱりとした死生観を歌っています。

もうひとつは、「死は“物理的な死”でしかない」という考え方。こちらの考え方は本作を彩るレジェンドたちに多く見られるように思います。

たとえば、ロジャーの「おれは死なねェぜ相棒」、ヒルルクの「人は いつ死ぬと思う…?…人に忘れられた時さ…!!!」、光月おでんの「忘れてくれて構わねェ おれの魂は生きて行く!!!」など。

たとえ死んだとしてもその思想や意志、魂は生き続けるという考え方ですね。前者は海賊らしく、後者はバトルマンガらしい熱さを感じる死の捉え方だと感じます。

後者の考え方からすれば、“死んでしまったと思いきや生きていたキャラ”は、思った以上にたくさん存在することになりそうですね。

 
[文/まりも]

 

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