話が止まらなくなっちゃうな(笑)――特撮ヒーローやVTuberにかける「好き」が溢れて止まらない!「らしんばんラジオ」2025年1月~6月パーソナリティ・山下誠一郎さんインタビュー
山下さんの「好き」が止まらない!
――今回のラジオ収録では、らしんばんにちなんで「山下誠一郎の、なっとく買い取り」というコーナーもありました。
山下:今日の収録で一番押したコーナーですね。楽しくて、喋りすぎちゃいました。
今回のラジオ内でピックアップされていたグッズは僕自身が持っていたものではなかったのですが、好きな作品のグッズだったので非常に盛り上がりましたね! 懐かしさも感じつつ……嬉しいピックアップでした。毎回やってほしいです、このコーナー(笑)。
――今回、コーナーで取り上げられていたのは『仮面ライダークウガ』のフィギュア、『仮面ライダー龍騎』の変身ベルト、『特捜戦隊デカレンジャー』の変身アイテム(SPライセンス)でした。
山下:僕が実際に手にとって遊んでいた(特撮)作品のグッズは、もう少し古いシリーズなんですよね。1990年代後半に放送されていた、東映の「メタルヒーローシリーズ」とか。
――『特捜エクシードラフト』などでしょうか?
山下:いいですね! それで言うと、僕は『重甲ビーファイター』世代なんです。『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』『ビーロボカブタック』『テツワン探偵ロボタック』などで流れが収束するんですよね。……話が止まらなくなっちゃうな(笑)。
――(笑)。ぜひお話しください!
山下:ありがとうございます(笑)。『特捜エクシードラフト』や『ブルースワット』『特捜ロボ ジャンパーソン』ももちろん知っているのですが、ダイレクトに世代というわけではなくて……。『重甲ビーファイター』まわりの作品が、おもちゃで遊ぶ適齢・対象年齢層だったんです。
『クウガ』や『龍騎』などは、おもちゃで遊ぶことはなかったのですが、それでも量販店でおもちゃを見かけてはワクワクしていた記憶が蘇りました。
この気持ちも相まって、この「山下誠一郎の、なっとく買い取り」は面白かったですね。グッズの価値や当時のラインナップについても発見があって。
――「スーパー戦隊シリーズ」では、『電磁戦隊メガレンジャー』なども、当時の話題作で、人気でしたよね。
山下:いいですね!『超力戦隊オーレンジャー』『激走戦隊カーレンジャー』……もちろん『メガレンジャー』もそうですし……当時の思い出が溢れますね(笑)。楽しい!
店内でこのお話が流れるとなると、少し気恥ずかしさもあるのですが(笑)、きっと頷いてくれる人もいると思っています。
――山下さんご自身が発信する「好き」のトークを待っているファンも多いと思います。
山下:合法的に喋る機会をいただけて、嬉しいです(笑)。
トークテーマから自分で考えるとなると、きっと何を話そうか迷ってしまうと思うのですが、このコーナーはお題が与えられているから。
――「『クウガ』のこのグッズは……」のような。
山下:まさに! 今回は『クウガ』のRAH(REAL ACTION HEROES)というグッズで「なっとく買い取り」を試したのですが、「こんなハイクオリティのフィギュアがあるのか!」と思いました。S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)や「真骨彫製法」に似たものも感じて……勉強になりました。
――次回以降も「なっとく買い取り」のコーナーがあった際、取り上げたいグッズなどはありますか?
山下:今回取り扱った作品からもっと遡って、自分が遊んでいたグッズを調べてみたいです!『ビーファイター』『ビーファイターカブト』……戦隊ヒーローだったら『メガレンジャー』ですし、昭和ライダーのグッズもいいですね。そもそも存在するのか、というお話からになりそうですが。
そういえばこの間、『仮面ライダーBLACK』の変身ベルトをたまたま見かけたんです。あのベルト、テレビと連動するんですよ。
――変身ベルトがテレビと連動?
山下:平成元年の作品にしては、めちゃくちゃハイテクですよね(笑)。
あるいは、もっと遡って昭和に放送されていた作品のソフビなども見てみたいです。時たま、とんでもなく高価なものもあったりするので、「こんな値段のものもあるのか!」「もはや家賃じゃん!」と(笑)。
――次回以降にも期待ですね! そして「山下誠一郎のコレ推し!」では、「ホロライブ」のお話をされたとか。
山下:このコーナーも時間が足りなかったんですよね(笑)。ただ今回は、努めて冷静さを意識して「なぜ『ホロライブ』にハマったのか」をお話ししました。
――山下さんはいわゆる「箱推し」であるとお伺いしています。改めて、「ホロライブ」にハマったきっかけはなんだったのでしょうか?
山下:流行り病で外出を自粛していた期間が大きかったと思います。僕は元々、ホラーゲームをプレイしたり、実況動画を見ることが好きだったんです。
そしてあの時期に、ホラーゲームに加えてインディーズ系のゲーム実況にもハマって。その実況動画の関連動画としてオススメされた、「ホロライブ」所属の方のゲーム実況に触れ始めました。
あと、これは少しメタい話になってしまうのですが……Live2D技術にも惹きつけられました。僕自身がキャストとして出演しているゲームでもLive2Dが使用されていることがありますが、それらと比べても「VTuberさんって、こんなに動くんだ……!」「すごいな」と。そうして見続けていくうちに、気がついたら沼っていました(笑)。
でも、今回のラジオでは上手く語れなかったな……。もう少し全力でお話しできたらよかったのですが、緊張してしまって、何を話したらいいのかわからなくなってしまいました。
――好きすぎると、逆に言葉に詰まってしまうこともありますよね。
山下:そうなんですよね(笑)。
あと、このラジオのお話をいただく前だったのですが、「ホロライブ」のアクリルスタンドなどをらしんばんさんで見ていたことがありました。
状態が良く、綺麗なものが並んでいて、しかも僕が「ホロライブ」にハマる前に発売されていたグッズもあって。まさに宝の山でしたね。見ているだけでも楽しかったです。
――Live2Dのお話などから、やはり「声優・山下誠一郎」ならではの視点で「ホロライブ」を楽しんでいるのかなとも思いました。
山下:ラジオ内でもお話ししたのですが、声優業とも通ずる部分があるんですよね。配信者さんがアフレコにチャレンジしたり、歌を歌ったり、ステージでパフォーマンスをすることも当たり前になっているので、照らし合わせて見ていることもあります。
配信者さんが「連日働き通しで、喉の調子が良くなくて……」と言っていると、「わかるー!」って思ったり(笑)。「『コレが喉にいいよ!』とか言ってあげたいけど、そんなことはできない……俺はなんて無力なんだ……」と思いながら、いつも画面の前で回復を祈っています。
また、自分自身がYouTubeで配信を始めてわかったこととしては、「ゲームをしながら」「コメントを拾って」「トークをする」というマルチタスクは職人芸なんだなと。それを短いスパンでこなすとなると、大変な仕事なんですよね。
VTuberさんが行っている技術や活動がどんどん進化しているのを見て、その瞬間を見届けられる時代にいることはラッキーだなと思います。
――より深いところから、VTuberを愛しているのですね。
山下:そうですね。今後もVTuberさんのお話ができるなら、「この配信サイコー!」みたいなトークテーマもやってみたいです(笑)。
――これから半年間、毎月こちらの収録後インタビューがございますので、ぜひお聞かせください!
山下:用意しておきます!(笑)