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音楽
冬アニメ『薬屋のひとりごと』第2期OPテーマを歌う幾田りらインタビュー

猫猫の心情を突き詰めた楽曲作り、猫猫との共通点は“人との出会いで新しい世界が見える”ところ――『薬屋のひとりごと』第2期オープニングテーマ「百花繚乱」を歌う幾田りらさんにインタビュー

1月から連続2クールでスタートするTVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期。そのオープニングテーマ「百花繚乱」を歌うのはシンガーソングライターであり、YOASOBIボーカルikuraとしても活躍する幾田りらさん。タイトル通り、いろいろな花が咲き乱れるように目まぐるしい展開を見せる楽曲をどのように作っていったのか、幾田さん本人に聞いた。

 

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薬屋のひとりごと 第2期
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー作品名薬屋のひとりごと第2期放送形態TVアニメシリーズ薬屋のひとりごとスケジュール2025年1月10日(金)〜日本テレビ系にてキャスト猫猫:悠木碧壬氏:大塚剛央高順:小西克幸玉葉妃:種﨑敦美梨花妃:石川由依里樹妃:木野日菜小蘭:久野美咲子翠:瀬戸麻沙美ナレーション:島本須美スタッフ原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)キャラクター原案:しのとうこ総監督・シリーズ構成:長沼範裕監督:筆坂明規副監督:中川航脚本:柿原優子 千葉美鈴 小川ひとみキャラクターデザイン:中谷友紀子美術監督:髙尾克己(ARED)色彩設計:相田美里CGIディレクター:永井有撮...

 

猫猫と幾田りらの共通点とは?

──アニメタイアップの話を聞いたときは、どう思いましたか?

**幾田りら(以下、幾田):初めてアニメのOPテーマというオファーをいただけて、とても嬉しかったです。『薬屋のひとりごと』のアニメもとても話題になっているので、話を聞いたときは、第2期やるんだ!という思いと、しっかり良い楽曲をお届けしなければいけないなという責任感、そしてワクワクとドキドキの気持ちがありました。

──ソロとして、CMやドラマの楽曲を作ってきた幾田さんですが、アニメタイアップも、やってみたいことのひとつだったのでしょうか?

幾田:そうですね。アニメの世界って広いですし、楽曲が作品と一緒になって、たくさんの方に知ってもらえる機会が広がるというのは、アニメならではの結びつきだと思うんです。それはYOASOBIでもよく感じていたので、自分の中では大きな出来事でした。

 

 

──楽曲を制作するために、原作を読み込んだりもしたのですか?

幾田:原作はめちゃくちゃ読み込みました。コミックスも小説もアニメも全部見たんですけど、すごく面白くて! 自普通にハマってしまい、「次が気になる!」という気持ちでどんどん読み進めていっていました(笑)。

──そうなると、どこを切り取って歌にするのかは、悩みそうですね。

幾田:すごく悩みました。摂取したものを整理するために、ワード3枚くらいに想いの丈を書き込んで、そこからここを抽出しようって決めていったんですけど、猫猫(マオマオ)と自分の共通点を書き出していき、それを何とか上手くまとめていこうと思いました。解像度を高くしてから楽曲を作りたかったんです。

──猫猫と自分との共通点というのは、どんなところですか?

幾田:一番は、新しい出会いやコミュニケーションの中で、新たな世界を覗くことによって、自分の世界も広がっていくというサビの部分ですね。猫猫は、壬氏様や後宮の人々と出会い、関わりを持っていくことで、新しい景色が見えるようになっていくんですけど、私自身も、5年前にYOASOBIが始まり、自分ひとりで作詞作曲をしてきた人生が変化したんです。Ayaseさんをはじめとした、いろんな人たちとのコミュニケーションの中で、新しく見えてきた世界があるので、そこは共通しているところなのかなと思います。

 

 

──アニメサイドからの要望はありましたか?

幾田:猫猫の気まぐれで楽しそうな雰囲気を楽曲に落とし込んでほしいということは言っていただけました。オープニングということもあって、新しい風を感じてもらえるようなワクワクする感じと、作品のミステリアスなニュアンスをバランス良く入れ込むことで、今の楽曲にたどり着いたと思っています。これまでアニメとタッグを組んで、という曲の書き方をしたことがなかったので、きっと新鮮なものになるだろうという気持ちで、自分が思い描く『薬屋のひとりごと』の世界と、猫猫の心情を突き詰めていきました。

──幾田さんの歌から始まり、コーラスのイントロになるんですけど、アレンジに関しては、どのように考えていったのでしょうか。

幾田:編曲のKOHDさんと、こういう感じにしてくださいという話をしながらアレンジしていくんですけど、曲の構成は自分で考えていて、歌始まりでいきたいというのは、自分の中にありました。そこでハッと広がる世界があったらいいなと思っていたんですけど、OPの映像ができたらこんな感じになるのかなっていうのは想像しながら、ここでタイトルが来たらカッコいいな、みたいなことは考えていましたね(笑)。

KOHDさんも、こういうフレーズを入れたらいいんじゃないと提案してくれたりするんです。たとえば「間奏にガッツリめのギターソロを入れてみたんだけど、どうですか?」みたいな。そこから私が、後半部分にピアノが入ったらカッコいいかもしれないですねと返したりして、セッションしながらアレンジをしていく感じでした。

 

 

──ご自身の想像していた映像になっていましたか?

幾田:何となくのイメージはしていたんですけど、実際に自分の作ったメロディや歌詞に合わせてキャラクターたちが動いていることに感動しすぎてしまって! 自分が思い描いていた以上でしたし、楽曲にマッチさせてくださっているところにもキュンキュンしていました。音に合わせてカットが切り替わっていくところも良かったですし、ちゃんと『薬屋のひとりごと』と交わりあえたと実感できた映像だったので、嬉しかったです。

 

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