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『まほプリ』は奇跡の物語!高橋李依×堀江由衣×早見沙織×齋藤彩夏が続編の魅力を語る

冬アニメ『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~』高橋李依さん×堀江由衣さん×早見沙織さん×齋藤彩夏さんインタビュー|思いが繋がっていれば奇跡が起きる――

 

「宝物の作品」の新作 この奇跡を全力で楽しみたい!

──では齋藤さん、早見さんにとっての『まほプリ』とは、どのような存在でしょうか。

齋藤:なんというか、本当に……自分の人生そのものに深く関わっている作品だと感じます。あまり言葉が思いつかないけど……運命の役だなあって思うくらい、声優としてのベースを作ってくれた存在です。

なによりみんなに出会えたし、スタッフの皆さん、応援してくださる皆さんに出会えたことが、私にとっての宝物です。月並みな言葉になってしまいますが、「なくてはならない存在」ですね。

早見:分かります。私にとっても宝物で、自分の中に大切なものがギュッと詰まっています。もし“早見の人生”という年表があったとしたら「ここで『まほプリ』と出会う」と記すと思います。どの世界線の私だったとしても、自分の人生の中での大切なポイントとして刻まれているような存在です。

なんだか考え方のスケールがはーちゃんになっていますですが(笑)、このポイントが人生にあって良かったと思います。その先の人生の彩りも全然違うなと。

 

 
高橋:めちゃくちゃ分かる……! 特に『MIRAI DAYS』は時間がテーマということもあって、過去を振り返る機会が多かったんですよね。「幸せだったな」と思い返すことも多くて。あの時の思い出があるからこそ、そのあとの人生も豊かになっていく感覚があって。このターニングポイントをいただけて本当に良かったなって思います。

──その大切な作品が新作として描かれることについて、どのように感じましたか?

高橋:これまで50話という長いストーリーをやってきた中で、今回は12話。まず数字を見ただけでも「もらった仕事に向き合う」だけじゃあまりにもったいないなって。自分からこの12話を全力で噛み締めて、楽しまないと!と思っていました。もうクラウチングスタート状態というか。

早見:先を見据えすぎて1話、2話の段階で「まだ終わりたくない!」とすでに言っていた記憶があります(笑)。

堀江:うんうん(笑)。私個人の感覚でいうと……久しぶりにまたリコを演じることに対しては「ちゃんとできるんだろうか」と多少なりとも不安があったんです。

でも収録前にメッセージアプリのグループに李依ちゃんが「この奇跡のような時間を楽しみ尽くしましょう!」と書いてくれて。その言葉が私の中でとても刺さって、「そっか、そうだよね!」って。まず私たちが前向きな気持ちで臨むことが大事なんだなと思うことができました。その後、現場でいろいろなすり合わせをさせてもらったり、「全部楽しもう!」という気持ちがあったので、何事も前向きでしたね。

齋藤:李依ちゃんがそういう言葉をくれて「おお、じゃあ楽しみましょう!」って感じで。

早見:そうですね、なんて素敵な言葉なんだろうと。

高橋:ここまで皆さんの心に残っていただける言葉になるとは思っていなかったです(笑)。この間見返したときに、あまりにストレートな文面すぎたので、「絵文字でもうちょっと飾っておけばよかった」と思ってしまいました(笑)。

齋藤:想いが詰まってた! めちゃくちゃ刺さった。

──齋藤さんは作品収録と前後して『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~ おしゃべり変身モフルン!!』の収録もあったと思うのですが、今回のお声もものすごく可愛かったです。

齋藤:ありがとうございます。今回は心機一転、新しくお口が大きくなっていて、ほっぺも赤目にしてもらって、新しい声も一緒に入れさせていただきました。感謝だなあって。

──第1話の収録で覚えていらっしゃることはありますか?

早見:第1話には猫が出てくるんです。

齋藤:沙織さんの猫!

──前作『まほプリ』第1話にも登場していて、早見さんが演じられていた三毛猫ですね。

高橋:「あの猫なんじゃないか」……っていうのは、収録をしながら気づいたんです。私たちですら見逃しそうなことがちょこちょこありますよね。

早見:「猫がいるな」と思ってはいたのですが、最初は気がつかなくて。後々完成した映像を見たときに、前作のオマージュがふんだんに盛り込まれていて。ということは、あの猫か!となりました。

高橋:思わず柄を確認しちゃいましたよね(笑)。

早見:それでスタッフさんにも確認したところ、その猫だったそうです。猫まで入れていただいて嬉しくなりましたね。

──早見さんは今回「ひすい役」としても出演。新たな役として本作に携わるということで、難しさもあったのではないかと思います。

早見:そうですね。はーちゃんが第1話で登場するアフレコだとしたら、また違う感情だったと思います。ひとりだけ謎のキャラクターなんですよね。自分自身、どういう想いで向き合うべきなのか最初は少し戸惑いもありました。というのも、その時点でははーちゃんがどうなっているのか、ひーちゃんという存在はなんなのか、物語の全貌がまだ明かされていなかったんです。それで楽しみにしつつも、ソワソワしていたところもありました。

──ひすいについては、どういった説明を受けて、どのような解釈をされていたんでしょうか?

早見:台本をいただいてから徐々に知っていったんです。なので事前に、私だけひーちゃんのすべてを知っているわけではなく、皆さんと同じ足並みで、ひーちゃんのことを知っていきました。でも、「(ひすいとことはは)切っても切り離せない関係です」とは事前に伺っていたので、そのつながりだけはしっかり意識しながら演じていました。

齋藤:絶妙に、はーちゃん味のあるひーちゃんで、そのお芝居も素敵だなあって思っていました。

早見:はーちゃんと基盤になるものは変えないで演じようと思っていたんです。それもそれで、バランスが難しいなと思っていましたが、性格は全然違うので、そこはやりやすさもありました。

またふたり(みらい・リコ)に育ててもらうような感覚もあります。いちばんの保護者はモフルンですけども(笑)。

──これからひすいはどうなっていくのか、皆さん気になるところだと思います。

高橋:ひーちゃんのことは今後、絶対に好きになるから、今のうちにグッズを買っておいてもいいと思います! 新しいポップアップストアも次々と始まっていますし、ひーちゃんのグッズもラインナップに入っていて。「ひーちゃんを全て知ってから」じゃなくても、気付いた時には大切な存在になっていると思います!

 

サブリミナルモフルンに注目?

──上映会の時は変身シーンの「サブリミナルモフルン」も話題になっていました。

齋藤:サブリミナルモフルンですか?

高橋:そうそう! (齋藤さんに向かって)第1話の変身シーンで、モフルンが一瞬だけバッ!と影で映るんですよ。

早見:劇画のモフルンが、一瞬登場して。ものすごく脳裏に焼き付くんです。

齋藤:へええ〜!

早見:それを私たちは「サブリミナルモフルン」と呼んでいました。

齋藤:サブリミナル、推していきたいなと思います!(笑)

堀江:モフルンがもうかわいくてしかたなくて。1シーン、1シーン、どこか『まほプリ』らしいおとぼけ感や、愛おしいなあって思うふるまいがあるんですよね。そのたびに思わず笑顔になってしまいます。

高橋:本当に! 「ぬいぐるみは燃えやすいモフ!」の台詞もたまらなかったです。魔法を使うシーンなのかと思いきや、初手から物理でホウキをパタパタさせてるんですよね(笑)。「魔法つかいさん!?」って。

──みらいは今回、「魔法ガール」として人助けをしていて、第1話の中では火災現場に勇敢にも突っ込んでいきますね。

高橋:魔法ガールの活動をするときは、ちゃんと魔法界の制服を着て活動をしていて。その伏線もこのあと出てくるかもしれないので、楽しみにしていて欲しいです。

──居酒屋も登場して、大人になったことを感じさせる場面もありますね。

早見:ちょっと渋い居酒屋なんですよね。美味しいお酒を揃えていますというような雰囲気の。

齋藤:そうそう、そんな感じ(笑)。

早見:大学生になっているのが伝わってきますよね。みらいが大学の講義にもしっかり参加していて「いいぞいいぞ!」と思いました。まわりのみんながどうなっているのかも楽しみですよね。

 

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