
『メダリスト』圧倒的才能を持つ天才少女・狼嵜光の情報をまとめてご紹介!プロフィールやフィギュアスケートの実力、コーチ・夜鷹純やライバル・結束いのりとの関係などについて解説します!
2020年にマンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で、つるまいかだ先生による原作漫画の連載が始まり、2025年には満を持してアニメ化された『メダリスト』。
同作では、フィギュアスケートでオリンピック金メダルを目指す少女とコーチの青年が二人三脚で奮闘する様が描かれており、その熱くて泣ける物語は多くのファンの心を掴んで離しません。
本稿では、そんな『メダリスト』で圧倒的才能を持つ天才少女・狼嵜光(かみさきひかる)の情報をまとめてご紹介。彼女のプロフィールやフィギュアスケートの実力、コーチ・夜鷹純やライバル・結束いのりとの関係などについて解説していきます。
※以下には作品のネタバレを含みますので、ご注意ください。
狼嵜光のプロフィール
・年齢:10歳(小学5年生)
・誕生日:1月31日
・血液型:O型
・身長: 145cm
・所属クラブ:名港ウィンドFSC
孤児として生まれたが、雪国のとある名家に養子として迎えられる。その後、若くして現役を引退したオリンピック金メダリスト・夜鷹純(よだかじゅん)に引き取られ、スケートを始めることに。
実際に指導を受けるのは夜鷹だが、公には名港ウィンドFSC所属で、ヘッドコーチを担うオリンピック銀メダリスト・鴗鳥慎一郎(そにどりしんいちろう)が指導者である。生活面も慎一郎が支えており、鴗鳥家に同居している。
小学4年生で初めて挑んだ大会・全日本ノービスBでは高難度のジャンプ構成を見事成功させ、高得点で優勝。天才少女として知られるようになった。また、フィギュアスケートの技能検定であるバッジテストには、受験した級全てで一発合格を果たす。
本人の口から母親がいないことが判明しているが、その出自には不明な点が多い。ちなみに、ヒラヒラした可愛らしい服が好み。
性格・人柄
大人びた雰囲気をまとう光ですが、実際はコミュニケーション能力が高く心優しい性格。仲良くなった同い年の少女・結束いのり(ゆいつかいのり)が自身への陰口に涙する姿を見つけた時には、気づかう言葉をかけ、光なりのやり方で彼女を元気づけました。
また、光が見せる表情は色彩豊か。笑ったり怒ったりする姿を見れば年相応の子どもであることが分かります。
周囲からは天才と言われるものの、本人は至って謙虚。自分を過信せず、日々研鑽を積むことを怠りません。
フィギュアスケートの実力
同世代の選手が誰も追随できないほどの実力を誇り、高難度のジャンプ構成を得意としている光。着氷するだけでも難しい3回転ルッツ+3回転ループの後に勢いを落とさず滑ることができ、二度目の優勝を掴んだ全日本ノービスBでは小学5年生にして3A(トリプルアクセル)を成功させています。
その才能を目の当たりにして自信を失う者も多く、光の所属する名港ウィンドFSCでは、同じくスケートに励んでいた選手が何人も夢を諦めていきました。
光のスケートについてルクス東山FSCのアシスタントコーチ・明浦路司(あけうらじつかさ)は、ジャンプだけでなく全ての動きが見せ場になっているとし、その技術の高さに驚きをあらわにしています。強さと美しさを兼ね備えた、迫力ある彼女のパフォーマンスからは一瞬たりとも目が離せません。
金メダリストのコーチ・夜鷹純との共通点
光を指導するのは、出場した全ての大会で金メダル獲得の偉業を成し遂げ、天才スケーターとしてその名を世界に轟かせた夜鷹純。ある手紙を受け取った彼は、光が養子として暮らす家を訪れ、コーチを引き受けることとなります。
そんな夜鷹にオリンピックに行かせてほしいとお願いし、夜中の誰もいないスケートリンクで厳しい指導を受ける光。彼女に対する夜鷹の指導では、段階を踏んで丁寧に教えたり、鼓舞して奮い立たせたりするようなことはありません。
目の前でジャンプや演技を披露し、その場ですぐに覚えて同じようにやるよう促す。その指導方法は共に天才的な資質を持つ夜鷹と光の間にしか成り立たないもので、抜群のセンスを持つ光はそれをやってのけるのです。
契約で結ばれた二人にはある約束事があり、破れば光はスケートをやめなければなりません。誰よりも練習に励む彼女は、貪欲に夜鷹から与えられたものを吸収し、さらなる高みを目指していくことになります。
友人でありライバルとなる少女・結束いのり
光は名実ともに天才として有名になり、周囲からは特別視されていました。そんな中で出会った同い年の少女・結束いのりは、光にとってかけがえのない存在となります。
光が大切なペンダントを探していた際、初級バッジテストの受験会場を訪れ、不安を和らげようとミミズ探しをしていたいのりと遭遇。初対面時、いのりが自分を知らない(※知ってはいたが気づかなかった)ことに好感を抱いた光は、自ら仲良くしようと申し出ます。
後日いのりと再会した光は、初対面とは違う氷の上のいのりに驚かされることに。なんと光の凄まじいスピードに、初心者だと思っていたいのりが食らいついてきたのです。面白がった光は、ついには得意のジャンプをいのりの目の前で披露。それがジャンプに特別な思いを持っていたいのりを刺激し、内に秘めていた切実な思いを吐き出させます。
その圧倒的なまでの強さから、自分に真っ向からぶつかる相手がおらず、ある意味孤立した状態にあった光。そんな彼女に対し、実力差がありジャンプ練習もまだこれからのいのりが、勝ちたい気持ちを面と向かって口にしたのです。
強く心を動かされた光は、いのりにいつか同じ舞台で競い合おうと約束。光にとって、いのりは友人であり、ライバルとして並び立つ存在となっていきます。
他の登場人物との関係
鴗鳥理凰(そにどりりおう)
名港ウィンドFSCに所属する、オリンピック銀メダリスト・鴗鳥慎一郎の息子。幼い頃に同じ家で一緒に暮らし始めた同い年の光とは幼なじみ。光に対して特別な感情を持ち、守りたいと思う一方、スケートでは大きく差をつけられており複雑な感情を抱いています。
担当声優は市ノ瀬加那さん
狼嵜光役を担当するのは市ノ瀬加那さん。12月20日生まれ、北海道出身。これまでに『葬送のフリーレン』のフェルン役や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスレッタ・マーキュリー役など、多くの役を演じています。