
ロジャーやイム様をおさえた1位はやっぱりあの人! 筆者的『ONE PIECE』キャラ最強ランキングベスト30を考えてみた
1997年より連載が続く尾田栄一郎氏原作の漫画『ONE PIECE』。
25年以上に及ぶ作品の歴史を彩るのは、立場も種族もさまざまな強者たち。総キャラクター数は1000を越えており、現在でも初期のキャラクターが再登場したり、反対に新キャラが登場することも!
本コラムでは、そんなキャラクターたちをライターの思う“最強順”にランキング。単純な戦闘能力や懸賞金だけではなく、その人間性なども考慮しながら順位を決定しました。ベスト30にランクインしたキャラクターをご紹介します。
ランキングを参考に、みなさんも誰が最強なのか考察してみるのもおすすめです!
(※強さに関しては基本的にその人物の全盛期を基準としています)
(※一部コミックスやアニメ未収録の内容がございます。ネタバレにご注意ください)
目次
- 1位:モンキー・D・ルフィ
- 2位:ゴール・D・ロジャー
- 3位:イム様
- 4位:シャンクス
- 5位:白ひげ(エドワード・ニューゲート)
- 6位:ロックス・D・ジーベック
- 7位:カイドウ
- 8位:フィガーランド・ガーリング聖
- 9位:モンキー・D・ガープ
- 10位:シキ
- 11位:シルバーズ・レイリー
- 12位:光月おでん
- 13位:五老星(シェパード・十・ピーター聖、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖、トップマン・ウォーキュリー聖、マーカス・マーズ聖、ジェイガルシア・サターン聖)
- 14位:ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)
- 15位:センゴク
- 16位:赤犬
- 17位:黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)
- 18位:モンキー・D・ドラゴン
- 19位:ミホーク
- 20位:ベックマン
- 21位:クザン(青キジ)
- 22位:バギー
- 23位:トラファルガー・ロー&ユースタス・キッド
- 24位:ロロノア・ゾロ
- 25位:キング(アルベル)
- 26位:エネル
- 27位:ウソップ
- 28位:ドリー&ブロギー
- 29位:ハンコック
- 30位:マルコ
1位:モンキー・D・ルフィ
1位に輝いたのは主人公モンキー・D・ルフィ!
最後には海賊王になる主人公だから!という期待ももちろんありますが、今やルフィは“世界最強生物”と謳われた元四皇・カイドウを撃破し、五老星とも直接やり合ったことがある大海賊。新四皇に君臨するまでの海を駆け上がるスピード感、「ジョイボーイ」や「太陽の神ニカ」とも重ねられる戦闘スタイルを鑑みてもルフィは1位に据えるべきだと思っています。
また、筆者としてはルフィが持つ“愛され力”や“運”も実力のうち。仲間や兄弟、友達、憧れの海賊などさまざまな人と信頼関係を築き、時に支えられ、助けてもらいながら、驕りなく上を目指すことができるというのは現代社会においても強いですよね。
2位:ゴール・D・ロジャー
「海賊王」の名を冠し、未だその記録を破られていないロジャー。成し遂げた功績や生前の懸賞金55億6480万ベリーを考えると作中最強といっても過言ではないキャラクターでしょう。
次の時代に託して現役を降り、実際に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れたわけではないことから2位に。とはいえ、世界の全てを知って夢を次の世代に託し、死ぬまでに自身がするべき仕事をやりきったうえで「大海賊時代」の幕開けを導いたその人生は偉大でした。
3位:イム様
世界最高権力であるはずの五老星をも跪かせる裏の王であり、まさに世界最大の闇であるイム様。エッグヘッド編以降、特に登場回数も増えその未知数の能力や生い立ちに注目が集まっています。
イム様の一存で国すら消してしまえる強大な権力、もはや人間なのか悪魔なのか、その存在の定義すら謎に包まれた異能力は圧巻。ラスボスにもなり得るキャラクターです。
4位:シャンクス
シャンクスが持つ覇気は白ひげと渡り合い、ひと睨みで海軍中将すらも気絶させてしまうなど作中最強クラス。最近では懸賞金30億ベリーのユースタス・キッドを一撃で壊滅させ、四皇として格の違いを見せつけました。
ルフィのように多くの人物に慕われる“愛され力”も持っており、普段は明るく陽気なキャラクターというのも強者だからこその余裕といえるのではないでしょうか。主人公が憧れるのも頷けるまさに「強くてかっこいい」ワンピ的海賊のお手本のような人物だと思います。
5位:白ひげ(エドワード・ニューゲート)
ロジャー亡き後、世界最強の海賊として長きに渡り海に君臨した白ひげ。ロジャーと互角に渡り合っていた海賊であり、若い頃はロックス海賊団に所属していたこともある実力者です。
「グラグラの実」によって引き起こされる地震や津波も凄まじく、その強さを象徴する能力でした。
老いた身体で頂上戦争に参加し、結果的に息子たちを守って命を落とすことになりましたが、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」について知っていながらそれに興味を示すことなく、ただ家族を大事に生き抜いた“オヤジ”の背中は最高にカッコよかったですよね。
6位:ロックス・D・ジーベック
38年前に亡くなっており生前の姿はまだ定かではありませんが、ロジャーにとって最大の宿敵であったとされる伝説の大海賊がロックスです。
ロジャー台頭前には、海の覇権を握る世界最強のロックス海賊団を率いて暴れ回っていたといいます。ロックス海賊団からは白ひげ、カイドウ、ビッグ・マム、金獅子のシキ、グロリオーサ(ニョン婆)、バッキンガム・ステューシー(ミス・バッキン)と名だたる人物が輩出されていることからも彼の強さを窺い知ることができます。
ちなみに、「ゴッドバレー事件」でロックスを討ち取ったことでモンキー・D・ガープの「英雄伝説」が幕を開けたそうで、世界最強のロックスを討ち取るというのは、当時相当な名誉であったと考えられます。
7位:カイドウ
元四皇のカイドウ。「世界最強生物」と称される通り、攻撃をしてもほぼダメージを受けない強靭な肉体と「ウオウオの実(幻獣種 モデル“青龍”)」によって龍に変身し火炎を放つなどの戦闘スタイルで無敵状態でした。ルフィはも何度もカイドウに敗れており、“声”が消えるまで追い込まれてしまいました(結果として太陽の神ニカの能力覚醒に繋がりましたが)。これまでに一番苦戦した相手といえるでしょう。
戦闘にかぎらず、千回以上拷問や、絞首・断頭台・串刺しの刑を経験、さらには自殺が趣味であるにも関わらずもちろん死ぬことはなく、傷や痕跡もありません。作者の尾田先生も倒し方に悩むとコメントを発表したことがあるほどの強者ですが、結果ルフィに敗れたためこの順位に。
8位:フィガーランド・ガーリング聖
「神の騎士団」の最高司令官として活躍し「王者」の異名をとったフィガーランド・ガーリング聖。ゴッドバレーでは非力な相手に攻撃する様子も目立ちましたが、伝説の大海賊であるロックスやロジャーたちとやり合ったことがあることを考えれば相当な戦闘能力を持っていることは間違いないでしょう。
さらに現在は表向きの最高権力者ポジションである五老星入りを果たしている上、シャンクスとその双子の兄・シャムロックの父であることが実質的に確定しているという、もはや強くないわけがないキャラ設定。実は作者の尾田氏からも「強いです」とのお墨付き。強さには理由があるそうなのですが、その理由とはいかに……。
9位:モンキー・D・ガープ
ルフィの祖父でモンキー・D・ドラゴンの父であるガープは、ロジャー、白ひげ、シキ、ロックスなど名だたる大海賊達と渡り合った海軍の実力者です。80歳近くなった現在も素手で砲弾や鉄球を投げたり、クザンとやり合うなど、(本人は衰えたと言っているものの)まだまだ衰えていない様子。「覇王色」を含む3色の覇気も操ることができ、特に「武装色」によって硬化した拳を使った戦闘のパワーは凄まじい威力です。「クロスギルド」によって30億ベリーの懸賞金が掛けられ、その強さは海賊から見ても相当なものであることがうかがえます。
天竜人を嫌っており、ある程度自由に動けるようにと昇進を蹴って中将でいることや、基本的に豪放磊落な性格も手伝って、より強者感が際立つガープ。
時に“愛の拳”でルフィにダメージを与えたり、“海軍の未来”を託しコビーを庇うなど、“じいちゃん”や“師”としても最強な愛情深いキャラクターです。名をあげていくルフィの姿を喜ぶ姿や、頂上戦争で海軍としての立場と家族としての情に揺れる姿も印象的ですよね。
10位:シキ
全盛期はロジャーや白ひげと渡り合った伝説の大海賊。かつて海の覇権を握ったロックス海賊団の一員でもありました。
老いた現在も拳一つでルフィを吹っ飛ばしたり、斬撃で海を割ったりと圧倒的な力を見せつけ、映画『ONE PIECE FILMSTRONG WORLD』のボスとして活躍しました。「フワフワの実」の能力を使いこなし、島や海を丸ごと浮かすことができるほか、能力者を水の中に閉じ込めて追い詰める、軍艦を浮かせて落とすなど、戦闘にもしっかり応用しています。義足として使用する名刀「桜十」「木枯し」から斬撃を飛ばすことも。
また、無理に抜けば命に関わると言われているほど頭に深く舵輪が刺さってもケロッとしていたり、インペルダウンから脱獄する際には自ら脚を切り落とし刀を義足とするなど、その生命力の強さもかなりのもの。
計画を成し遂げるために虎視眈々と20年の時を待つような辛抱強さを持っている一方で、実力を認めたロジャーが海軍に捕まった際には自身の手で殺してやろうと海軍本部へ乗り込む熱い一面も持っています。