
りりさと音羽の激しい言葉の応酬で酸欠状態? 本物による“説得力”満載の演奏シーン──『ロックは淑女の嗜みでして』先行上映会&トークショーに関根明良さん、島袋美由利さん、BAND‐MAIDより小鳩ミクさん、KANAMIさん、AKANEさんが登壇
可憐なお嬢様たちが熱く激しいロックを奏でる青春ロックストーリー『ロックは淑女の嗜みでして』がTVアニメ化! 2025年4月3日よりTBS系28局にて放送開始となります。
放送を控えた3月16日(日)には、先行上映会&トークショーが開催! 鈴ノ宮りりさ役の関根明良さん、黒鉄音羽役の島袋美由利さん、さらに、OPテーマ「Ready to Rock」を手掛けるBAND-MAIDより小鳩ミクさん(Gt/Vo.)、KANAMIさん(Gt.)、AKANEさん(Dr.)が登壇し、作中に散りばめられた音楽へのこだわりの数々が語られました。
関根さん、島袋さんが生み出すギャップ
第1話〜第3話Aパートが上映されたばかりの会場に、キャスト・アーティスト陣が登壇。今回は本編初披露の機会だったということで、関根さん、島袋さんは観客の反応が気になってしょうがないとソワソワしますが、観客から大きな拍手が寄せられると一安心したように笑顔を見せました。
そんな本編は、何と言っても圧巻の演奏シーンが目を引きます。映像について関根さんは演奏中のキャラクターの鋭い表情や風が巻き起こる演出に驚かされたと熱弁。島袋さんは激しい色使いのOP・ED映像に言及しつつ、キャラクターの鬼気迫る表情とキャストの芝居がマッチしていた点を絶賛しました。
キャスト陣の心を撃ち抜いた本作の魅力のひとつに、「ギャップ」が挙げられます。お手本のようなお嬢様が、楽器を手にして繰り広げる激しいロックの演奏シーンも見どころです。
アフレコでは、キャスト同士で「ご機嫌よう」と言い合ったり、お嬢様について研究しながら収録する和やかな場面がありつつも、りりさと音羽が激しい言葉の応酬を繰り広げるシーンでは酸欠になるほど熱が込められていたのだとか。
関根さん、島袋さんが生み出す激しい掛け合いの数々を目の当たりにした小鳩さんは、「このおふたりから、あのりりさと音羽の言い合いが本当に出たのか?と信じられないくらい素晴らしいの一言に尽きる演技だったなと思います」と述べました。
“説得力”を持たせるためのこだわり
ロックの熱さを大切にする今作は、演奏シーンにモーションキャプチャーが用いられています。
KANAMIさんがりりさ役の演奏、AKANEさんが音羽役の演奏を担当。砂子プロデューサーが“説得力”を持たせるために本物のバンドマンにオファーしたという音楽への熱いこだわりを紹介すると、その話を受けた小鳩さんは「まずは光栄だなという一言につきましたね」「私たちもロックなレディとして頑張っているので、そういう部分で同士としてこの作品に関われるのが嬉しかったです」と、改めて本作への参加についての喜びをあらわにしました。
りりさのモーションキャプチャーを担当したKANAMIさんは、本作の楽曲が難しかったことに加えて、りりさのパフォーマンスを意識した演奏が求められた環境だったと振り返ります。また、ドラムにはセットの至る所にセンサーが設置されていたそうですが、AKANEさんは音羽の熱い演奏を再現するため、センサーを気にせず“パフォーマンス重視”で撮影に挑んだという、高い熱量が窺えるエピソードが明かされました。
「ロックなシーンもレディなシーンもすべて楽しんでいただけたら」
数々のトークで芝居と音楽、両方のこだわりが存分に語られた今回のトークショー。最後に島袋さんは「私たちは音楽を聴けないまま収録することが多いんですけど、今回の『ロックレディ』は『音楽を聴きながらエモーショナルに作っていけるように』とご配慮いただきながらみんなで組み立てていった作品となっています。彼女たちの気持ちが昂ぶるシーンはもちろんなんですけど、みんなでお嬢様を作っていこうというチームワークが発揮された作品となっておりますので、ロックなシーンもレディなシーンもすべて楽しんでいただけたら大変嬉しいです」と制作陣のこだわりを代弁しました。
オーディションで一目惚れした作品だけに、出演が決まったときは大きな喜びがあったという関根さん。「いろいろなことを現場で話しながら組み立てていきましたし、テストのときからみんな本気で叫んでいるので喉が大変なことになるくらい。でも絶対に力は抜かないぞという、全員から気概を感じる作品でした」と収録秘話を明かしつつ、「BAND‐MAIDさんを含め、制作のスタッフさん・キャスト一同、本当にこの作品への愛がこもっています」と並々ならぬ熱量を覗かせつつ、4月からの放送を楽しみにしてほしいとメッセージを残しました。
『ロックは淑女の嗜みでして』作品情報

あらすじ
学園で最も栄誉と誇りある称号「高潔な乙女(ノーブルメイデン)」を手に入れるべく精進し、周囲からも一目置かれるほどのお嬢様だが、実は一年前に母親の再婚で鈴ノ宮家に入った「元・庶民」だった。
母親の期待に応えるため、本心を押し殺し、大好きだったロックやギターを捨て、お嬢様として振るまうりりさ。ある日、学園の憧れの的である黒鉄音羽と出会い、ひょんなことからドラムを叩く音羽を目撃し…… 。
お嬢様×ロック!?
“本音”がぶつかる青春ロックアニメ、開幕!
キャスト
(C)福田宏/白泉社(ヤングアニマル)