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『にんころ』三川華月&花澤香菜インタビュー【前編】

『忍者と殺し屋のふたりぐらし』草隠さとこ役・三川華月さん&古賀このは役・花澤香菜さん インタビュー前編|二人で行った“忍者カフェ”の思い出を振り返り

原作はコミック電撃だいおうじにて連載中、世間知らずのくノ一と殺し屋女子高生が織り成すダークコメディが人気のTVアニメ『忍者と殺し屋のふたりぐらし』が、2025年4月10日(木)より放送開始となります。

第1話の放送に先駆け、アニメイトタイムズでは草隠さとこ役・三川華月さん&古賀このは役・花澤香菜さんにインタビューを実施しました。

作品やキャラクターについてはもちろんのこと、おふたりで忍者カフェに行かれた際のエピソードなど、前後編にわたってたっぷりとお話を伺いました。

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忍者と殺し屋のふたりぐらし
忍びの里から抜け出したくノ一さとこは、街で行き倒れていたところを通りすがりの女子高生このはに救われる。だがそれも束の間、さとこは里からの追手に見つかってしまう。しかしそんな追手をあっさりと返り討ちにするこのは。…なんと彼女の正体は殺し屋だったのだ!世間知らずのくノ一と殺し屋女子高生の危ない共同生活がスタート!作品名忍者と殺し屋のふたりぐらし放送形態TVアニメスケジュール2025年4月10日(木)〜TOKYOMX・BS11ほかキャスト草隠さとこ:三川華月古賀このは:花澤香菜イヅツミマリン:芹澤優黒:喜多村英梨百合子:大久保瑠美ロボ子:三川華月吉田碧子:小倉唯草隠ふみこ:M・A・O草隠みちる:守屋亨香スタッフ原作:ハンバーガー監督:宮本幸裕シリーズ構成:東冨邪子アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:潮月一也美術監督:飯島寿治色彩設計:渡辺康子撮影監督:藤田和意編集:松原理恵音響監督:亀山俊樹音響制作:ビットグルーヴプロモーション音楽:葛西竜之介音楽プロデューサー:斎藤滋 タノウエマモル音楽制作:ハートカンパニーアニメーション制作:シャフト主題歌OP:「やれんの?エンドレス」花澤香菜ED:「にんころダンス」HoneyWorksfeat.ハコニワ...

このはがさとこに対して束縛彼氏みたいになっていく?

――はじめに、原作や台本をご覧になられた作品の印象をお聞かせください。

草隠さとこ役・三川華月さん(以下、三川):原作を読ませていただいた時に、ハンバーガー先生の絵柄がすごく個人的にツボで可愛いなって思いました。ポンポンポンってお話は進んでいくんですけれども、その絵柄とテンポに騙されそうになるというか……(笑)。

古賀このは役・花澤香菜さん(以下、花澤):ふふふふ(笑)。

三川:「幸せそうですごい楽しい作品…ん? これ……え? 大丈夫?」みたいな感じでツッコミながら見られるような。ポップなんだけどダークでもあって、ダークなんだけれどシリアスがあったり、色んな要素が詰め込まれた面白い作品だなと思いました。

花澤:私もやっぱり内容を読むまで、こんなに物騒な話だと思っていなかったです(笑)。

さとこちゃんが明るいから(ストーリーが)保てているような感じで、さとこちゃんに対して「このままでいいのか」ってツッコミたくなっちゃうし、このはちゃんはこのはちゃんで割と淡々と生きているように見えて、おかしいところいっぱいありますし、「ツッコミを入れながら読むものだな、これは!」と思って、めちゃくちゃ楽しみながら読ませていただきました。

私は制作がシャフトさんであることを知った上で読んだので、本当にぴったりだなと思いましたね。(演出面においても)どうやって葉っぱに変わるんだろう?とか、そういうところのアニメーションとの融合もすごく相性がいいんだろうなと思いました。

――それではおふたりからご覧になられた、ご自身が演じるキャラクターの印象を教えてください。

三川:私から見たさとこちゃんは忍者で抜け忍でポンコツっていう、いろんな要素があるんですけど、人間性としては本当に素直で天真爛漫で、可愛らしく喜怒哀楽が出ている子だなって思ってるんです。その一方で、「実は一番、さとこがやばいんじゃないかな?」って思うところもいっぱいあって(笑)。

でも、そのちょっと抜けてるところだったり、大丈夫かなって思う部分を周りの皆さんを巻き込んで、そこを補い合いながらみんなで生きていったり、そこがまた争いになっていくようなところで、足りない部分もとても魅力的に描かれてて、私は好きだなって思いましたね。

花澤:このはは“殺し屋の女子高生”で、結構冷静で自分のことも人のことも割と俯瞰で見ているような女の子だなと。周りの人にあまり深入りしないように気をつけて生きていることが作中でも描かれています。ただ、さとこちゃんに対しても最初はそういうふうに接していたんですけど、どんどん温もりを感じてきているというか……。

最初の方は(このはが)束縛彼氏みたいになっていくのですが、その様子がすごく面白いし、「ちゃんと人間味あるんだ」って感じた部分です。あと、普段は無表情なのに美味しい物を食べた時にニコニコしちゃうところのギャップも可愛いなって思ったりしています。

――今のお話を踏まえた上で、お芝居される際はどういった点を意識されましたか?

三川:さとこちゃんは自分からいろんな行動を起こす時もあるんですけど、周りの人が「これいいんじゃない?」とか「こうなんだ」って行動したらそこに乗っかることが多いので、周りの皆さんの台詞に素直にさとこちゃんとしての気持ちを持って乗っかっていくところをお芝居では常に意識しています。

あと、頭を真っ白にすることはなかなか難しいんですけど、(さとこの)“考えないところは考えない”っていう部分は本当に考えずにやっていこうと思って。「あ、はい。分かりました〜」とか「分かんないけど、まあオッケーです」みたいな、力の抜けるような部分は頑張っていましたね。

花澤:やっぱり、このクールな感じで淡々としゃべっている中での感情の機微は意識しながら演じていました。作中では割とツッコミに回ることが多いので、鋭くツッコミを入れるシーンは腹筋を駆使しながらやってます(笑)。

この先、ロボ子というキャラクターが出てくるのですが、ロボ子が出てくると、このはのいろんな面が見えてきたりもして。そこからの繊細な心の動きみたいなものも意識しながらやってました。

――さとことこのはの掛け合いをしていく中で、何か話し合ったことはあったのでしょうか?

三川:掛け合う中では特になかったのですが、(アフレコ現場では)私、本当に香菜さんと話したくてしょうがなくて……。だから、隣を陣取って(笑)。

花澤:ふふふ(笑)。ずっと一緒にしゃべってたよね(笑)。

三川:アフレコ中はマイク前に立っては座ってを繰り返すのですが、私は多分、最初の位置からだんだんと(花澤さんに)近づいていって……。

花澤:うん、そうかも(笑)。近かったかも(笑)。

一同:(笑)。

――(笑)。作品にちなんだお話も伺えればと思います。さとこの葉っぱに変える忍術、このはの殺しの技術と互いの長所をかけ合わせて補いつつ、ふたりはバディを結成します。おふたりはご自身のどのような長所をかけ合わせたら、その長所を活かした分野での名バディになれると思いますか?

花澤:長所か、長所……どこだ? はるちゃん(三川さん)はいっぱいあるでしょ。

三川:いやいやいや、ないです。

花澤:明るい、よく食べる。

三川:ふふふふ(笑)。あ、でも、失うものはない! 全力でなんでも捨て身でいけます!

花澤:わりと私も捨て身だな。

一同:(笑)。

花澤:でも、はるちゃんと一緒にいるとツッコミに回ることが多いですね。

三川:私がボケてツッコんでほしいですというオーラを出してツッコませるみたいな……。

花澤:あははは(笑)。それもあるけど、一緒に収録終わりにご飯に行った時に、お会計を私が払おうとしたら「いやいやいや、出します」みたいなこと言ってガサガサして、その後「お財布忘れました……!」って(笑)。

一同:(笑)。

三川:普段荷物は入れ替えないのに、そんなことをするはずがないのに、なぜかその日だけお財布を家に置いてきてしまって……奢られに来た女みたいになっちゃって! 違うんです! 本当に!

花澤:あとは、パスタソースを私に飛ばしてきたんです! あれもめっちゃ面白かった(笑)。

三川:対面で食べていて、よし食べるぞ!とパスタを持ち上げた瞬間、パーンって香菜さんの髪の毛にたらこが飛んでいってしまって……「どうしよう?」って、ごめんなさい。

花澤:(爆笑)。だから、ツッコまざるを得ないんです(笑)。でも、(三川さんは)戦いでいうとフィジカルが強いと思うから。

三川:香菜さんは客観的に人だったりその場を見ていたり、観察される方だなって思うので、戦いにおいては(花澤さんが)観察して、私が戦いに行って、そしてトドメを刺すのは香菜さんがお願いします!

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