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【「ララァ・スン」って誰!?】『ガンダムジークアクス』用語簡単解説

【「ララァ・スン」て誰!?】『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の視聴に役立つかもしれないガンダム用語|アムロとシャアの対立を加速させることになった存在

ついに4月8日(火)より放送がスタートする『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(以下、ジークアクス)』。最初のガンダムシリーズである『機動戦士ガンダム(以下、ガンダム)』と密接な関係がある本作ですが、『ガンダム』が放送されたのは1979年……! そして、難しい用語や人物名が多出するため、『ジークアクス』からガンダムシリーズをご覧になる方は「これって何?」と思うかもしれません。

そんなあなたのためにスタートした連載「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の視聴に役立つかもしれないガンダム用語」。ごくごく簡単に『ジークアクス』や『ガンダム』にまつわる用語を解説していきます。

今回はアムロ・レイとシャア・アズナブルの対立を加速させることになった「ララァ・スン」を解説。特にシャアを語る上で外せない人物ですが、『ジークアクス』には関わることはあるのでしょうか?

 

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機動戦士Gundam GQuuuuuuX
宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれる。エントリーネーム《マチュ》を名乗るアマテは、GQuuuuuuXを駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていく。同じ頃、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。そして、世界は新たな時代を迎えようとしていた。作品名機動戦士GundamGQuuuuuuX放送形態TVアニメシリーズガンダムシリーズスケジュール2025年4月8日(火)~日本テレビ系列にてキャストアマテ・ユズリハ(マチュ):黒沢ともよニャアン:石川由依シュウジ・イトウ:土屋神葉アンキー:伊瀬茉莉也ジェジー:徳本恭敏ポメラニアン:越後屋コースケナブ:千葉翔也ケーン:永野由祐ハロ:釘宮理恵シャリア・ブル:川田紳司エグザベ・オリベ:山下誠一郎コモリ・ハーコート:藤田茜スタッフ制作:スタジオカラー サンライズ原作:矢立肇 富野由悠季監督:鶴巻和哉シリーズ構成:榎戸洋司脚本:榎戸洋司 庵野秀明キャラクターデザイン:竹メカニカルデザイン:山下...

 

「ララァ・スン」とは?『ガンダム』での活躍

『機動戦士ガンダム』の登場人物。第34話「宿命の出会い」から第41話「光る宇宙」にかけて、シャアに見出され、フラナガン機関で養成されたジオンのニュータイプとして登場しました。

ニュータイプ専用のモビルアーマーであるエルメスに乗り、初陣ではサラミス2隻、同日にはさらに2隻を鎮めるという大きな戦果を上げており、ごく僅かな期間の間に「ソロモンの亡霊」という異名がつき、連邦から恐れられていたほど。ジオンのニュータイプ専用モビルアーマーは、他にもブラウ・ブロやジオングといった機種ありますが、どちらもサイコミュを使った武装は有線方式が採用されているのに対し、エルメスは完全無線方式のビットが採用されており、ララァのニュータイプ能力が飛び抜けて高いことが推測されます。

 

 
その後の出撃では、アムロが乗るガンダムと交戦。初めてみるエルメスのビットに対し、軌道を先読みして狙撃して破壊するという人間離れした操縦を行うアムロの強さを目の当たりにし、その危険性からアムロを倒そうとしますが、二人は戦いの中でニュータイプとして共鳴しあい、互いが殺し合うべきではないことを理解して戦いをやめようとします。

 

 
それをさせまいと割り込んできたのが、シャアのゲルググでしたが、アムロの援護にかけつけた妹のアルティシア(セイラ・マス)への攻撃をためらった隙をアムロにつかれて撃破されそうになったところ、トドメの一撃からシャアを庇う形でララァは戦死してしまいます。その死の瞬間、アムロとララァのニュータイプとしての共鳴が起こり、やがて人類全体がニュータイプとなり、争いを止め互いを理解しあう希望の未来を垣間見ることになります。

ガンダムヒロインとして非常に印象的なキャラクターであるララァですが。実はアムロとの直接の交流はかなり少なめで、中立コロニーであるサイド6内で、傷ついた白鳥が溺れ死んでいく様をもの悲しげに眺めていたところにアムロと遭遇したシーンと、その後アムロが運転するバギーがぬかるみにハマってしまい、立ち往生しているところをシャアと共に助けたシーンの2回ほどで、どちらも数言しか言葉を交わしていません。その短い交流でも、お互いを感じ合い、理解し合うことができたのは、アムロとララァが共に高いニュータイプ能力をもっていたからこそと言えます。

またララァは、死後もアムロとシャアの二人に強い影響を残し続けます。一年戦争の14年後を描いた映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のクライマックスにおいて、落下軌道に入るアクシズを押し返す際の会話シーンでは、シャアが「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!そのララァを殺したお前に言えたことか!」とアムロに激白。これに対して、「お母さん?ララァが……?」と、アムロが困惑を露わにした場面が両者の最後の会話となり、優れたニュータイプ同士であるアムロとシャアが、最後の最後まで互いのことを理解しあえなかったことが明らかになっています。

なお、シャアとララァの出会いについては、オリジナル版のアニメ内では詳しく描かれていませんが、キャラクターデザインと総作画監督を務められていた安彦良和氏が『機動戦士ガンダム』を再解釈した漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、一年戦争開戦前にモビルワーカーの作業員としてジャブローの建設に関わっていたシャアと、予知能力を買われてギャンブラーに雇われていたララァをシャアが保護する出会いも描かれています。

 

『ジークアクス』での活躍(※ここからネタバレあり!)

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』には登場しておらず、そもそも存在していないのか、シャアと出会わずに戦いには関係ないところで暮らしているのか、その動向は不明。

ただ、シャアがゼグノヴァを引き起こすシーンや、マチュがキラキラを感じるシーンなどでは、ララァがサイコミュを使う際に周囲のパイロット達が聞いていたララァの声に似たSEが使用されており、何らかの形で物語に関わっている可能性は十分に考えられます。

 

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