
『紫雲寺家の子供たち』5姉妹キャストインタビュー|安済知佳さん、高野麻里佳さん、高橋李依さん、菱川花菜さん、市ノ瀬加那さんが自身の演じるヒロインの魅力を語る
5姉妹キャストが語るそれぞれの担当するヒロインの魅力
――放送に向けて、ご自身の演じるヒロインの持つ魅力のアピールをお願いします。
安済:原作やティザービジュアルでもそうなのですが、主人公の紫雲寺新にガッツリくっついているのが万里なんですよね。だから「おや!? 新に対して結構グイグイいくのかしら」という印象を抱かれるのではないかなと。
確かにグイグイなのですが、それはみんなに笑ってもらうためだったり、新に照れてほしかったりするからなんです。そういうコミュニケーションの取り方から、ムードメーカーのような楽しい人だなって印象があります。
やっぱり一番のお姉ちゃんであり、他のみんなにとっては母代わりみたいな部分もある子なのですが、実はホラーが苦手というギャップがあるところも魅力ですね。
高野:清葉は静かに家族を見守る番人的な役割だと思っています。何か家族にトラブルがあった時は静かに調べものをしてくれたり、みんなが助かる方法を探してくれたり、縁の下の力持ちのようなキャラクターにも思えます。
結構大胆な行動に出ることもありますが、その裏に何か思いを抱えているようなところが見え隠れしてきます。そのあたりを楽しみにしつつ、清葉というキャラクターを見守っていてほしいです。
高橋:謳華は感情表現が豊かで、何か問題が起きた時に一番騒ぐのでシンプルに賑やかになります。でもただ賑やかしなのではなくて、きちんと彼女も文武両道の才色兼備で、頭が悪いわけではない。なんだかその感情を放っておけないとか、気持ちをハッキリさせないといけないとか、そういう正義感みたいなところを突き詰めるタイプの子ですね。
魅力として推せるポイントは、新と誕生日が一緒で同い年なので双子の幼馴染的な部分でしょうか。もちろん家族ではありますが、色々やり合う仲なので、何でも忌憚なく言い合える男友達感はあるかもしれないです。
菱川:みなさんとちょっとジャンルが違うのですが、やっぱり南は断然八重歯かな! 後はティザービジュアルで見せている足がすごく綺麗ですよね! 魅力というとやっぱり八重歯が一番に出てきちゃいます。
あとは、南って全力で笑うんです。そのにぱーって笑った時に見える八重歯がめちゃくちゃ可愛いんです。アニメでもいっぱい笑顔を見せてくれるので、ぜひ八重歯を見てください!
内面的な部分はかなり楽観的な考え方をしているのですが、ここで自分がこうしたら周囲の空気が悪くなっちゃうなとか、周りのことも見られる子なんです。だから考えすぎてしまう部分もあるので、そういうところも人間らしくて素敵だなって思っています。
市ノ瀬:ことのは家族の中では一歩引いて、常に後ろにいながら微笑んでいるような子なのですが……かなり大胆な一面があります。
一同:(笑)。
市ノ瀬:普段は口数が決して多くはないのですが、内側に溢れる気持ちがしっかりあって。それが溢れ出したら、誰よりも止まらない。それで新にかなり踏み込んで気持ちを伝える瞬間が普段とのギャップなんです。素敵なところだと思っています。
――ことのにドキドキさせられる方がいそうですね。では、男性キャラクターふたり、新と志苑の印象はいかがでしょうか?
高橋:家族の中に男子がふたりいるのがいいなって思いました。やっぱりひとりだと聞けないことがあるじゃないですか。第1話でも新が志苑に「どうしたら彼女ができるんだ?」みたいに男同士の会話で探りを入れていましたし。
安済:志苑は女の子の扱いが上手いよね。新はどうしても自分の感情をバッと出しちゃいがちだから、なかなか大人の対応ができない。けれど、志苑は上手いこと相手に警戒させずに距離感を作る。
高野:女子にモテそう。
高橋:彼女がいるくらいだもんね。
安済:新はちょっと根性論みたいなところがあるしね。「誰がなんと言おうと俺たちは7人で兄弟姉妹だ!」みたいなね。そこが魅力でもあるけれど。
高野:漫画の主人公感はあるんですけれどね。原作を読んだ時に、女子が可愛いだけじゃなくて、男子もイケメンだなって思ったことがありました。新にも志苑にもカッコいいところがあって家族思いで、悪いところがあまり見当たらない。
市ノ瀬:私としては梅原さんが新を演じるのが新鮮でしたし、そこが良いなって思いました。どんなお芝居になるのか気になっていたら、梅原さんが新を演じることによって、ドキドキするシーンもいやらしく感じさせない絶妙な塩梅のお芝居だったんです。
――ありがとうございます。最後に放送を楽しみにしているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
安済:原作をチェックしている方は、動いて声や音楽が付いて素敵な演出が加わったアニメという形でこの作品を楽しめることにワクワクしていると思います。アニメでしかわからない部分が散りばめられていたりするので、原作と一緒に楽しんでください。
そして、紫雲寺家の子供たちのことをもっともっと掘り下げていただければ嬉しいです。また、エンディング主題歌「LIKE YOU o(>< = ><)o LOVE YOU?」を私たち姉妹キャストで歌っています。歌詞や曲調がとっても素敵なのであわせて楽しんでください。
高野:私はまだ紫雲寺家が持っている秘密を全ては知らないんです。だけど実は清葉の秘密だけは知っています。観ている方も次の話数になるにつれて、紫雲寺家の抱えた秘密が徐々に見えてきてより気になると思います。そういうところがちょっとミステリアスになっていて面白いんです。ぜひみなさんも次の話数、次の話数へと後引きながら楽しんでいただければと思っています。
高橋:この作品は、会話で紡がれる人間関係が本当におすすめなんです。そして美麗な映像と、彩り豊かな声が付くことで、より身近で活き活きと動き出します。ぜひ肩の力を抜いて、紫雲寺家の飼い犬・ベルゼクルになったくらいの我が家感で(笑)、この1クール一緒に紫雲寺家と共に過ごしましょう! よろしくお願いします!
菱川:すでに期待してくださっているみなさんは、自分の推しがもういると思います。そんな推しが動いて色がついて声までついちゃうなんて、歴史的な瞬間だと思います。アフレコ現場では言葉の裏に何があるのかとか、そういうニュアンスにもこだわって収録しました。
宮島先生や動画工房の制作スタッフさんたちに負けないよう、私たちも現場で魂を削っております。受け取っていただければ推しへの解像度がより深くなると思いますので、ぜひぜひ楽しみにしていてください!
市ノ瀬:紫雲寺家のみんなは本当に魅力的で皆さんのお芝居も素晴らしくて、キャラクターもみんな魅力的です。一緒にドキドキしながらオンエアを楽しんで頂けるとうれしいです。
[取材・文/胃の上心臓]
TVアニメ「紫雲寺家の子供たち」作品情報

あらすじ
ここに住む7人の兄弟姉妹(きょうだい)は、才色兼備として知られ、なかでも年子の5姉妹は全員が美少女だと評判だった。
誰もが羨む美人姉妹との一つ屋根の下。しかし、長男・新は個性的な5姉妹に振り回され、姉妹以外の女子には及び腰になっていた。家族を大切に思いながらも、5姉妹のいない別の人生を妄想する新だが……。
「実は君達は本当の兄弟姉妹(きょうだい)ではない」
ある日、父親から衝撃の事実を告げられ、運命は一変する!
いつまでも変わらないと信じた家族の繋がりも、変化の兆しを見せはじめ――。
この愛が行き着く先は、家族、兄弟姉妹(きょうだい)、それとも?
運命が繋ぐワケあり家族の“禁断×純愛”ラブコメディが開幕!
キャスト
(C)宮島礼吏・白泉社/「紫雲寺家の子供たち」製作委員会