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友情か、それとも恋か──春アニメ『だんじょる』戸谷菊之介×鈴代紗弓×貫井柚佳の本音トーク/インタビュー

『男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)』戸谷菊之介さん(夏目悠宇役)×鈴代紗弓さん(犬塚日葵役)×貫井柚佳さん(榎本凛音役)インタビュー|ぶりっこでも可愛いと感じさせる犬塚日葵のお芝居は「私、可愛いでしょ?」という愛嬌に全振り!?

電撃文庫より刊行中の著・七菜なな先生/イラスト・Parum先生によるライトノベル『男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)』(※略称:『だんじょる』)。本作のTVアニメが、2025年4月4日(金)よりTOKYO MXほかで放送中です。

アニメイトタイムズでは放送に先駆け、本作のメインキャスト陣である夏目悠宇役 戸谷菊之介さん、犬塚日葵役・鈴代紗弓さん、榎本凛音役・貫井柚佳さんへインタビューを実施しました。

悠宇と日葵をはじめとするキャラクター同士のコミカルな掛け合いの収録裏話や、その裏で行われていたアフレコ現場でのキャスト間の交流など様々な話題が飛び出しました。ぜひ作品の視聴前後にご一読いただけますと幸いです。

 


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男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)
とある田舎の中学校で、ある男女が永遠の友情を誓い合った。1つの夢に向かい運命共同体(しんゆう)となった二人の仲は――特に進展しないまま2年の歳月が過ぎる……!未だに初恋がこない陽キャ女子・犬塚日葵と、花を愛する植物系男子・夏目悠宇は、高校2年生になっても変わらず、二人だけの園芸部で平和に親友をやっていた。ところが、悠宇が過去の初恋相手と再会したことで、突如二人の歯車が狂い出す!? 果たして恋を知った日葵は〈理想の友だち〉脱却なるか?作品名男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)放送形態TVアニメスケジュール2025年4月4日(金)〜TOKYOMXほかキャスト夏目悠宇:戸谷菊之介犬塚日葵:鈴代紗弓榎本凛音:貫井柚佳真木島慎司:盆子原康犬塚雲雀:水中雅章夏目咲良:金元寿子スタッフ原作小説:「男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)」(電撃文庫/KADOKAWA刊)原作:七菜ななキャラクター原案:Parum監督:鈴木洋平シリーズ構成:八重森のずキャラクターデザイン:大山夏輝音響製作:マジックカプセル音響監督:明田川仁音楽:市川淳音楽制作:ポニーキャニオンプロデュース:ドリームシフト制作:J.C.STAFF主題歌OP:「質問、恋って何でしょうか?」H...

 

アフレコ現場ではキャスト間の交流が盛んに行われた!?

──台本やシナリオをチェックして感じた本作の印象から伺わせてください。

夏目悠宇役・戸谷菊之介さん(以下、戸谷):まず羨ましいという感情を抱きました。日葵との距離感が近いので「こんな友情の形もあるのか」と読み進めていたら、「おやおやおや?」「そうなるんですか!?」みたいなことになってきたんです。タイトルからして取っ掛かりはある作品ですが、みなさんも「男女の友情かぁ」と思っていたら驚くことになるかと。

 

 
犬塚日葵役・鈴代紗弓さん(以下、鈴代):原作の表紙から可愛らしいイラストですし、タイトルからして気になってしまいますよね。最初に感じた日葵の印象とはいい意味でかなり違って、実際に触れると素直にキャラクターたちみんながそこにいる感覚がありました。

物語のテンポの良さやキャラクター同士の掛け合いが面白いのでどんどん読み進められましたし、内容自体はヘビーな印象もあるのですがそれも面白い部分だったなと思います。

榎本凛音役・貫井柚佳さん(以下、貫井):台本チェック時にこの台詞量なら自分が演じる凛音のシーンはもう少し後だなぁなんて思っていたら、あっと言う間に出番が回ってきて驚きました。他のキャラクターの台詞は自分の頭の中だけで再生して凛音の台詞だけを読み進めていると、アフレコ当日はビックリするくらいのテンポで進んでしまう。だから第1話だけでも物凄いスピード感でした。

これを戸谷さんや鈴代さんと掛け合いしたらどんな表現になるのだろうというワクワクもありました。台詞ひとつをとってもコロコロと変化していくし、ヒロインたちに翻弄される悠宇がどんなことを考えているのかわかるモノローグも面白いです。最終的にはこの後どんな物語が繰り広げられるのか、どんな絵になっているのかと先が気になってしまいました。

 

 

──オーディション時など役に決まるまでのエピソードもお話いただければと。

戸谷:実は僕、これまでラブコメ作品をやったことがなかったんです。ずっと戦う作品が多かったので純粋に高校生の役を演じることがあまりなく、学園ラブコメというジャンルの作品も初めてでした。だから悠宇役が決まって嬉しかったのですが、ラブコメ作品を個人的に視聴はしても演じるとなると今までとは違うのでわからないことが出てきたんです。だから、ひとつひとつ読み解いていこうと気合が入っていました。

──恋愛要素のある作品、結構お好きなんですね。

戸谷:本当に好きな方に失礼になってしまうかもしれないのですが、ラブコメや少女漫画は個人的に好んでみています。恋バナとか恋愛系のドラマも好きなので、いつかそういった作品に出演したいと思っていました。だから嬉しいと同時にわからないことや不安があった感じです。

 

 

──鈴代さんはいかがですか?

鈴代:原作の表紙と物語とのギャップをかなり感じる作品でした。もっとドロドロした友情やヒロイン同士の恋愛バトルが描かれるのかなと思いきや、いい意味でカラッとしていて登場キャラクターたちも気持ちのいい人物が多い。きっともう少し年齢を重ねたキャラクターになると、割と重いドロドロ系になっていた気がするので、日葵たちが高校生で良かったです。そのあたりの年齢感も面白いなと思ったり。

自分が役に決まった理由などは知りたいけれど、実はあまり聴くタイミングが多くはなく、聴いたとしても打ち上げの時にあるかないかくらいなんです。やっぱりタイミングを選ぶ話題なので… ただ、この作品はスタジオオーディションのないテープオーディションだけの形式だったので、「本当にこれで良かったのかな?」と思ってふとしたタイミングに話の流れで少しだけ伺ってみたんです。たしか、アフレコが始まって割とすぐだったと思います。

そうしたら、結構攻めたあざとい台詞だったりをずっと聴いていてもネガティブに捉えられないような人はひとつポイントだったみたいなことを言われました。日葵はぶりっこなところというかあざといところがあるのですが、そういう一面があっても嫌な気はしなかったそうです。

 

 
日葵というキャラクターに求める要素としてそれを掲げてオーディションをやっていたそうなので、自分の声質やアプローチが制作陣の求める日葵像にハマった部分があったのかなと考えています。この求められている日葵像を最初の方で知れたのは本当にありがたかったです。その前提があるからこそ、それ以降のアプローチが変わりました。

私自身は男女の友情は成立すると思っています。なぜならひとりだけ本当に仲の良い男友達がいて、その人とはちゃんと友情が成立しているから。でも、だからこそ、より興味深く作品を拝見していました。日葵という役にご縁があって嬉しかったです。

──貫井さんもお願いします。

貫井:実はお淑やかでクールな凛音みたいな女の子はあまり演じる機会がなかったので、探り探りでした。キャストのみなさんのお名前をみて、こんなに楽しそうな座組ならきっとアフレコ現場は賑やかになるぞと思って、現場に行くのが楽しみでした。実際始まってみるとやっぱりめちゃくちゃ楽しくて、毎回ワイワイ盛り上がっていましたね。アフレコの日はウキウキした気分で向かって、自分の持てる力を精一杯出して凛音に向き合っていました。

 

 

──アフレコ現場でのエピソードもお聞かせ願います。

戸谷:僕たち3人だけじゃなくて、真木島慎司役の盆子原康さんや犬塚雲雀役の水中雅章さん、夏目咲良役の金元寿子さんも交えて休憩時間にずっと喋っていました。でもいざ収録に移るとみんな役に入ってフルスロットルだったので、オフの時もオンの時もずっと楽しかった記憶しかありません。

貫井:みんな自分のペースで好きに楽しんでいる感覚がありました。そんなに登場人物が多い作品ではなかったので、みんなで一緒に収録に臨めたところもあると思います。後は、毎回スタッフさんが収録にお菓子を持ってきてくださったんです。

戸谷:会話の種にもなったし本当にありがたかった……!!

鈴代:初回には、作品的にも忘れてはならない「ヨーグルッペ」を用意してくださったんですよ。

戸谷・貫井:そうだったそうだった!

 

 
貫井:本当に楽しい賑やかな現場で、またやりたいなって思っています。

鈴代:予告の収録とかも楽しかったよね。

戸谷:そうだね。各話の予告はもう自由にやらせてもらって、主にこの3人での掛け合いだったんです。

鈴代:休憩に入るたびみんなで「いやぁ、今の終わり方は……」だとか「ちょっと距離が近すぎない?(笑)」だとか、作品をフックに色々な話をしました。そういう良い現場の雰囲気が本編にも乗っているんじゃないかなと思います。

 

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