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『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』星宮陽花里役・高尾奏音インタビュー

「兄の一言がなかったら声優になっていなかった」背中を押してくれた実兄との“共演”ーー『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』星宮陽花里役・高尾奏音さんインタビュー

アフレコ現場は「本当の教室みたい」

ーーアフレコで特に印象に残っているディレクションなどはありましたか?

高尾:第1話収録の時に、ディレクションで「陽花里はまだそこまで感情を出さずに、周りには猫を被っている状態で演じてください」と言われたことを覚えています。後々みんなと仲良くなって、夏希と親密になるうちに素の部分も出てくるんですけど、そこまではミステリアスというか、何を考えているのか読めないような方向で演じさせていただきました。

ーー学生生活の最初の方は猫を被ってしまうという点は、高尾さんご自身はいかがでしたか?

高尾:たしかに、素の自分をさらけ出すのに抵抗はあったかもしれません。お弁当をひとりで食べたこともあるので、もしかしたらミステリアスに見えたかも? 普通に寂しかったですが……(笑)。

ーー青春ならではのトキメキが描かれる物語ですが、演じるうえで視聴者をドキドキさせるような意識はありましたか?

高尾:陽花里はおとなしいですが、時と場合によってはグッと自分から距離を詰める瞬間があるんです。それこそカシャッと写真を撮って「あ、撮っちゃった。てへ」みたいなこともします。そういう“あざとかわいさ”は、我々の日常生活と同じ感覚で言ってしまうとだいぶオーバーになってしまうんですけど、陽花里の場合、それでも周りから好かれているんですよね。

みんなでスポッチャに行く回では、「私、卓球だけは得意だから」と言いながら全然できなくて、「苦手だけど運動は好きなの!」って拗ねるんですけど、ここはオーディションのセリフでもあったので、どうやってマイルドに表現しようか悩みました。

ーーあざとくなりすぎないように調整されたのですね。

高尾:ほかにも、陽花里は意外と鋭いツッコミをする子でもあるんです。一歩間違えたらキツい言葉に捉えられるかもしれないけど、陽花里は人望があるから冗談として受け止めてもらえます。見た目はふわふわしているのに、意外と芯があってスパッと言うところは周りから好かれる要因のひとつだと思いますが、演じるうえでは言葉のニュアンスを意識しました。

ーー夏希役の上村さんのお芝居をご覧になっていかがでしたか?

高尾:第1話で初めて一緒にアフレコさせていただいた瞬間から「あ、夏希だ!」と思って。小説を読んで脳内再生されていた夏希をそのまま演じていらっしゃったんですね。だんだん痩せていくダイエットのシーンなんて本当にお見事で、一緒に収録しながら感動しましたし、陽花里としてすごく引っ張ってもらえました。

ーー現場全体の雰囲気はどうでしたか?

高尾:本当の教室みたいにワイワイしていました。中でも、詩役の山根(綺)さんはワンちゃんみたいに話しかけに来てくれましたし、いつも場を明るくまとめてくれました。私はみんなが楽しいことをしている様子を見て爆笑することが多かったんですけど、そこは陽花里と同じような立ち位置だったので、現場の空気からも陽花里になりやすかったです。

ーー休憩中などは、どんなお話をされていたのですか?

高尾:上村さんはパンがお好きなので、その話から繋がったりとか、何気ない出来事をみんなでわいわい喋っていました。よく覚えているのは、収録は夏だったんですけど、ブースに蚊がいるなと思って私が「パンッ!」って叩いたら、みんなが「え? 急に怒り出したのかと思った」と言っていて(笑)。あの空気は普通に、学校の休み時間みたいな感じでした。

ーーちなみに、キャスト陣の中で人気だったキャラクターは誰ですか?

高尾:みんな、よく詩のことをいじったりしていました。詩がなにかすると、鈴木(崚汰)さんと大野(智敬)さんがすぐに「もう、また詩がかわいいことやってるよ」みたいに茶化して、山根さんが「やめてくださいよ!」みたいなやり取りがありました(笑)。

声優への道を後押ししてくれた兄・高尾奏之介さんとの共演

ーー今作の音楽は、高尾さんの実のお兄様である高尾奏之介さんが担当されています。そのお話をお聞きになった時はどう思いましたか?

高尾:実は、兄のほうが先に作品に参加することが決まっていたんです。今考えると、あの時、家に置いてあった原作はそういうことだったんだと(笑)。私が役に決まった時は本当にびっくりしましたし、「兄とアニメで“共演”するのは初めてだな」と。素直にすごく嬉しかったですし、両親にも早く言いたい気持ちでした。

ーーおふたりで作品についてお話ししましたか?

高尾:兄は「詩がかわいい」と言っていました(笑)。私も詩の健気なところが好きなので「わかるわ〜」みたいに、視聴者目線のトークを家でしていましたね。

ーーこれまでもお兄様とアニメについて話すことがあったのでしょうか?

高尾:よくしています! それこそ音楽の話を朝の4時までしたりするくらい仲良しです。

そう言えば、オーディションで「陽花里、詩、唯乃を受けてたよ」と話したら「いや、奏音ちゃんは陽花里でしょ」と言われたことを思い出しました(笑)。

ーーなるほど(笑)。改めて、高尾奏之介さんの音楽の魅力はどんなところですか?

高尾:オーケストレーションが素敵で、編成とか楽器がいいなと思います。あと今回、キャラごとのテーマがあるんですけど、ちゃんと原作を読んでいるからこそ、それぞれのキャラに合わせた音楽に仕上がっていて。自分の兄のことを言うのもあれなんですけど(笑)、すごく仕事に一生懸命な人柄が音楽にも表れているんじゃないかなって思います。

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