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- まりも
- ゾロとONE PIECEを偏愛するフリーライター。アニメ、推し活、恋愛、結婚、睡眠など、幅広く執筆しています。

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
4月6日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1179話“ネロナ・イム降臨”では、イム自らエルバフに降り立ちました。その姿が、読者を驚かせることに……! 本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1179話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
第1179話ではサブタイトルのとおり、イムの降臨が大きな注目を集めました。
マリージョアから自らエルバフにやってきたイムは、強い覇王色の覇気を放ち、空を割り大きな五芒星(アビス)を作って現れました。いかにもラスボスらしい禍々しさのある“降臨”の仕方です。
しかし、それと同時にエルバフの家や木々が命を吹き込まれたように悪魔化し「ズム♪ズム♫」「ドロロン♫」「ウォッホー♫」と歌い出す、意外にコミカルな演出も。その様子は、まるで「ソルソルの実」や「カゲカゲの実」を彷彿とさせました。
そして驚くべきは、エルバフに降り立ったイムの姿!
これまでの特徴的なシルエットではなく、これぞまさしく美形キャラといった出立ちが初公開されました。
特筆すべきはいつもベールから覗いていたあの瞳と、白い長髪と褐色の肌、鬼のような2本のツノ、手に刻まれたタトゥーのような模様。黒い筋斗雲や大きな薙刀のような武器も印象的です。また、エルバフの建物の上でもかなりの存在感を放っており、明らかに人間サイズではなさそう。
全体的に、鬼や妖怪のような和のテイストも感じる一方、どこかルナーリア族や古代巨人族っぽさも感じられるビジュアルです。同じ“神”を名乗る者同士だからか、エネルのような雰囲気もありますね。ツノの感じはヤマトにも近いかもしれません。
これまでのイムのイメージからは想像もつかないその姿に、SNSでは感想が続々。「めっちゃかっこいいじゃん!!!」「バチバチのイケメンでびっくり」「これがラスボスなら納得」「あのシルエットからどうしてこれが出てくるの!?」「このビジュで蝶と戯れてたのギャップ…」「この顔で一人称が“ムー”?」といったコメントが寄せられています。
これまでネット上ではイムの正体は女性や子どもだとする考察も多かったため、ファンの予想が根底から覆される結果となりました。一気に人気が出そうな予感ですね。
さらに今回、イムの基本的なプロフィールや能力が改めて紹介されました。
・「世界政府」創造主(“最初の20人”の1人)
・能力:アクマの実
・世界の王
・本名はネロナ・イム聖
以上の情報が公式に公開されたことになります。
これまでの物語のなかで語られてきた情報もありますが、ここで初出しとなったのがイムの能力「アクマの実」です。
悪魔の実がそのままカタカナになったようなネーミングで、「ゴムゴムの実」や「ヒトヒトの実」といった一般的な悪魔の実とは語感も異なっています。
SNSでは、「悪魔の実の始祖的な立ち位置なのかな」「すべての悪魔の実の能力が使えるってこと!?」「イムのアクマの実に対抗して生まれたのが悪魔の実だったり」など、さっそく考察が白熱しています。
たしかに、全悪魔の実の能力をひっくるめて使えるのが「アクマの実」であるなら、降臨時に「ソルソルの実」や「カゲカゲの実」を彷彿とさせる能力を使ったのも納得です。過去にイムがコブラ王を襲った際には、アロアロの実に似た攻撃をしたことも話題になりました。
イムの新しい姿には、これまでに登場したさまざまなキャラクター、種族、能力を掛け合わせたような要素がいくつもありました。
「アクマの実」が全悪魔の実の能力を使えると予想されているように、イムはこの世界にあるあらゆる能力や要素を持っている存在なのかもしれません。
だから、今回見せたのが本来の姿だとしても、使いたい能力や目的によって自在に姿を変えられる可能性もあるのではないでしょうか。
そんなイムはラスボスにふさわしい強敵となりそうですが、その一方で今回の移動でかなりの力を使ったのか、血を吐き苦しんでいた様子も気になるところ。イムは以前、五老星や神の騎士団に力を与える“契約”によって自身も代償を負うことを明かしています。こういった命を削るような弱点の理由にもアクマの実が絡んでいるのか。それとも、なにか別の背景があるのでしょうか。
驚くべき新情報の連続でしたが、とはいえイムが実際には何者なのか、なぜ長い間生き続けているのか、いかにして世界の王になったのか、真の目的はなんなのかといった本質的な部分は謎に包まれたまま。一気にストーリーが進みそうな急展開で、もう次回が待ちきれません。
[文/まりも]
