
見るも見ないも技術のうち!高田JAPANが語る仮面ライダーアクションとプロレス愛【月刊 高田JAPAN 第5回 2026年5月号】
特撮ヒーローやキャラクターショーの世界で、芝居やアクションで魅了し続ける「スーツアクター」という職業。特撮作品やキャラクターショーでは欠かせない存在となっています。
近年では、作品情報と共にスーツアクターの発表は特撮ファンの間で話題となり注目されています。
アニメイトタイムズでは、業界内でもひときわ輝くスーツアクターが集まる事務所公認エンターテイメントユニット「高田JAPAN」の皆さんによる「月刊 高田JAPAN」を連載中!
高田JAPANとは、高田将司さん、蔦宗正人さん、伊藤茂騎さん、藤田洋平さん、草野伸介さんらスーツアクター達による事務所公認エンターテイメント(お笑い)ユニット。近年では共演した俳優や監督などのメンバーも参加し、年に数回イベントを開催している特撮ファン注目のスーツアクターユニットです。
今回は高田さんを中心に、メンバーが活躍する仮面ライダーシリーズのアクション談義や6月に開催される高田JAPANのイベントに合わせて、メンバーによるプロレストークをして頂きました。
目覚めろ、当時の思い出
―― 映画『アギト-超能力戦争-』が公開されましたが、高田JAPANメンバーの皆さんの『仮面ライダーアギト』の思い出があれば教えてください。
蔦宗正人さん(以下、蔦宗): VHSダビングしてた!撮れてなくて、お父さんに「なんでだー!」って怒った記憶がありますね(笑)。
草野伸介さん(以下、草野): 『百獣戦隊ガオレンジャー』見て、『アギト』見てね。子供の時、「仮面ライダーG3」がコンテナで出動するのが衝撃でした。「変身!」とかしないんだって。
藤田洋平さん(以下、藤田): 僕は『アギト』からめっちゃハマったんです。クウガは最終回付近から見て。『アギト』はみんなカッコいいですよね。僕は「アギト」と「G3-X」が好きです。
既に仮面ライダーである男、仮面ライダーになろうとする男、仮面ライダーになってしまった男...
高田将司さん(以下、高田): すごい語るなぁ!
草野:友達の家でプレステのゲームをやっていて。クウガはソフト持っていたんですけど、「アギト」のは友達の家でやっていて。「ギルス」を使っていましたね。かかと落としのキックが今までになくて、口も開くし。
蔦宗:あれ、カッコいいよね!
伊藤茂騎さん(以下、伊藤): 僕も「ギルス」が好きですね。アクションがカッコいい!
藤田:押川善文さん(仮面ライダーギルスのスーツアクター)が見えてきます。
―― そして今回、高田さんが「仮面ライダーG7」のスーツアクターを演じられています。 アニメイトタイムズでは、『アギト-超能力戦争-』公開を記念して高田さんのソロインタビューも掲載中です。
高田:芝居パートを京都で撮影していたんです。僕は東京でアクションパートでの合流だったので、実は要潤さんとは変身前後のカットくらいで、撮影現場ではほとんどお会いする機会がなかったんです。『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で少年ミツルをやっていた今井悠貴さんとまた会えたのも嬉しかったですね!
『仮面ライダーG7』については、こちらの記事をぜひチェックしてみてください!取材してもらった後に寄った居酒屋で、センマイ刺しに出会えてお酒飲みました!
解き明かされる金髪の謎
―― 放送中の『仮面ライダーゼッツ』でも「仮面ライダードォーン」を高田さんが演じられています。吹き替えの撮影のために昨年金髪にされていたんですね。
高田:吹き替えがあったので、天野浩成さんと一緒に金髪にしました。「仮面ライダードォーン」をやることが決まってからすぐフィッティングで体のスキャンをするために、スーツを作っているブレンドマスターさんにデータを取りに行って、3Dスキャンしてもらいました。
―― 最近は、3Dスキャンで採寸されているんですね。
高田:ピタッとした肌色のインナーだけ着させられて、頭も水泳キャップみたいなの被って、「脇開けて立っていてください」って言われて40分くらいデータを取ってもらうんです。
蔦宗:すごい!『ゼッツ』のライダーのピッタリなスーツになるんだね。
草野:今年の『ゼッツ』からなのかな。やったことないね。
―― 基本的にはメジャーで測って採寸してスーツを作っているんですか?
伊藤:メジャーで測ってやっています。
高田:メジャーで、数字を手の甲に書いて(笑)。
蔦宗:古のやり方でやっています。老舗の安心感!
藤田:僕、前に顔だけ3Dスキャン撮りましたよ!
高田:石像作れる!
―― 高田さんが演じる「仮面ライダードォーン」は変身ベルトではなく「ブレイカムドォーン」という剣の武器で変身しますが、違いはありますか?
高田:どっちが楽なのかはわかんないですけど、「武器があって良かった!」って思いました。素手で戦うより、剣があったほうが助かる。お面がキツくて、最初お面を外すのも難しいくらいでした。お面の中を調整してもらって、周りのスタッフのみんなに外してもらえるようになりました。それくらいピッタリでしたね。
―― 仮面ライダーのマスクは視界がかなり狭いとか。
高田:それはアップ用だけですね。今のアクション用はめちゃめちゃ見えますよ。ボツボツ穴あき面なので。曇らないんです。
蔦宗:火薬系とかセメントとかは?
高田:セメントやるのかなっていう時だけ気にすれば、あとは息もしやすい。
―― 『ゼッツ』の仮面ライダーは腰にベルトがないことによる苦労もありそうです。
高田:ベルトがないから、ちょっとキツかったですね。ウエストのラインが汚く見えちゃうと嫌なので。絶対「ゼッツ」と「ノクス」よりも綺麗にくびれを出してやろうと思って。「もっと絞ってください!」って言ったら、息をしてもお腹周りが膨らまないぐらいキツくて。
でも、しょうがない!見栄えがいいほうがいいんです。腰にベルトがない唯一の懸念点は、見栄えかなって、僕は思うんですよね。
―― ベルト以外でアクション面で大変なことはありますか?
高田:お面が重いことはいつも思います。スーパー戦隊のお面と比べて、重い...。
蔦宗:「仮面ライダーパンクジャック」(『仮面ライダーギーツ』)は、意識的に上げないと首が下向いちゃう。シンプルに頭が重い。
―― ライダーキックをかっこよく見せる工夫はありますか?
高田:キックのバリエーションはあんまりないんですけど、手の形とか、キックの前のモーションでキャラを差別化します。「仮面ライダードォーン」のモーションはビデオコンテを撮る時に「どうしようか」って言われて考えたんです。
高田:僕、いつも足首が心配で「グリグリ」しているんで、「じゃあ足首コンコンってやるやつやります」って。それがキャラと合っていて。そうしたら杉原輝昭監督も「じゃあコンってやったら赤い海を広がらせるよ!」って言ってくれて。結果的に良かったです!

























































