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- まりも
- ゾロとONE PIECEを偏愛するフリーライター。アニメ、推し活、恋愛、結婚、睡眠など、幅広く執筆しています。

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
4月20日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1180話“魔気”では、イムとロキがついに対峙! 今週も得体の知れぬイムの能力が注目の的に。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1180話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
お馴染みのベールを脱ぎ、読者が予想だにしなかった禍々しい姿で自らエルバフに襲来したイム。前話時点ではそのビジュアルと同時に身体が大きく見える点も話題となり、もしかすると彼にも巨人族由来の血が入っているのではないかという予想も浮上しました。
今回、実際にイムと巨人が対峙した姿を見てみると、彼は巨人族よりは圧倒的に小さいものの、とはいえゾロら一般的な人間族とくらべると何倍か大きい、といったサイズ感。少なくとも体長3〜5メートル以上はあるかという所感です。
イムはさっそく攻撃を仕掛け、ゲルズの指を突然スッパリ切り落としたり、スタンセンの足を切断したりと容赦なし。本人が気づいたころにはもう指が落ちているという描写には、さながらホラーマンガのようなグロテスクさもあり、より不気味さが際立ちます。
麦わらの一味からはゾロとサンジが反撃に出るものの、まさしく赤子の手をひねるように吹き飛ばされてしまう2人。
ゾロは「閻王三刀流 煉獄鬼斬り」を放ち、サンジは逆巻き眉の状態で攻撃というように、四皇の幹部を落とした実力者である彼らが本気で挑んでもまったく歯が立たないというのはなかなか衝撃的です。イムはそれだけ常軌を逸した強さということでしょう。
そんなイムとの初交戦に寄せられたSNSの感想は、意見が2つに分かれているようです。
まずは、「今一番強いであろう技なのに効かないの結構ショック」「ゾロがモブみたいになってる…」「ゾロとサンジが一撃で!?どう倒すんだこんな化け物」「むしろこれだけ強いイムをビビらせてたジョイボーイは何者なんだ」といった声。一方で、「世界の王に攻撃されて、ぶっ飛ばされただけで済んでるっぽいのすごい」「勝てはしないけど、やられて重症って感じじゃなさそうで希望が持てる」「むしろ覇気に圧倒されずイムを足止めしかけたんだからすごい!」という声もあがっています。
ワノ国編序盤でもネット上にあふれた、「強すぎる」「どうやって倒すの」というカイドウへの不安感を思い出す構図ですね。
基本的にマリージョアで命令を下すだけ・誰かの身体を借りて攻撃するだけ、と直接現場で戦うイメージがなかったうえ、ビジュアル面も相まってか強いイメージがあまりなかったイムですが、実のところはやはり章ボス、ゆくゆくはラスボスとなりうる強敵の片鱗が見えてきました。長く闇の王として世界を牛耳っているだけのチカラをしっかり持っているようです。ギャバンの「ゴッドバレーでも感じた事のない覇気」からも、作中最強の予感。
神の騎士団をあっけなくたたんでひと安心していたところに、一気に緊迫感が走ったイムの登場と攻撃。頼みの綱となるであろうルフィがどう出るのか楽しみですね。
イムは、全悪魔の実の能力を有しているとも予想される「アクマの実」の能力者と判明しています。その一部なのか否かは定かではありませんが、これまでにも悪魔契約(アー・クワール)や黒転支配(ドミ・リバーシ)といったチート級の力を次々見せてつけてきました。
そして今回新たに登場したのが「魔気(オーメン)」です。
術式を展開するようなポーズをとるイムの手のひらから繰り出される黒い炎で、これがゾロを吹き飛ばしたり、ハイルディンにダメージを与える大きな爆発を起こしたりとエルバフをさらなる混乱に陥れます。
しかし、ソマーズとキリンガムは「魔気(オーメン)」を受けると「うお!!やったぜ」「ありがたや!!」と喜んでいるではありませんか……!
どうやら、神の騎士団は「魔気(オーメン)」によってチカラを与えられているのか、復活技として作用するようです。
得体の知れない技ですが、同じ「魔気(オーメン)」でも敵にとっては強い攻撃に、味方にとっては回復になるとは、相当厄介ですね。これで復活どころか、強化されてしまう可能性もあるかもしれません。
ちなみに、「オーメン」とは“前兆”“予兆”“兆し”を意味する言葉で、主に“不吉なことが起こる前触れ”の意味合いで使うことが多いワードです。まさに、イムの「魔気(オーメン)」によって、絶望的な展開に転びそうな予感……。
イムが自らエルバフに乗り込んできた大きな目的は、ハラルドを殺した犯人を探すためだそう。
そこへ、ロキが真正面から立ちはだかります。
イムはロキのせいで自身の思惑がうまく運ばない事態になったと考えているようですが、ロキからしてみればむしろイムこそがすべての元凶。両者睨み合い一触即発の漂うイムvsロキの図は今週いちばんの見どころでしょう。
読者からも「ロキかっこよすぎ!!」「エルバフを大事に思ってるんだね」「覚えとけタコ!!って言うのめっちゃいいな」「ロキなら勝てる」といったコメントが集まりました。
誰の攻撃も意味を成さない絶望のなか、イムを前にまったく怖気付いてないロキが頼もしいラスト。ロキの攻撃はイムに届くのでしょうか。
[文/まりも]
