
今さら聞けない!? タイBL人気の原点“KristSingto”とは? 『SOTUS』から再共演までの軌跡と魅力を解説
『SOTUS』で生まれた伝説のはじまり
冒頭で触れたタイBLドラマ『SOTUS』は、二人の初主演作であり、すべての始まりとなった作品です。
タイBLドラマ『SOTUS』とは
2016年に放送された、KristSingtoの初共演作です。
工学部の伝統である新入生教育制度「SOTUS」をテーマに、厳格なヘッドワーガー・アーティット(Krist演)と、正義感の強い新入生コングポップ(Singto)の対立から物語が始まります。反発し合う二人が、過酷な訓練を通して信頼を築き、惹かれ合う姿を描いた青春ラブストーリーです。
『SOTUS』は以下の3部作の構成となっており、いずれもコングポップとアーティットのストーリーです。
・『SOTUS』2016年放送/全15話
・『SOTUS S』2017年放送/全13話
・『Our Skyy』(特別編『SOTUS』シリーズ特別編)2018年放送/全1話
SOTUS制度とは
SOTUSとは「Seniority・Order・Tradition・Unity・Spirit」の頭文字を取ったもので、タイの大学に実在した新入生教育制度です。 上下関係を重視し、時に厳しい指導が行われる文化が特徴で、現在は廃止されています。
新入生を指導する3年生たちを指して「ワーガー」と呼び、ワーガーチームの中のリーダーのことを「ヘッドワーガー」と呼びます。
リアルSOTUSだった二人
興味深いのは、二人が実際に同じ大学に通い、ワーガーチームに所属していたという点です。
二人は共に、タイ・カセサート大学経済学部の先輩・後輩で、『SOTUS』での共演以前に出会っていました。Singtoさんはヘッドワーガーを務めており、まさに「リアルSOTUS」としてもファンの間で注目を集めていました。
またドラマのなかではKristさんが先輩、Singtoさんが後輩でしたが、実際にはSingtoさんが先輩でした。
Kristさんは当時のSingtoさんの印象を「キリっとしていて近寄りがたいオーラを放っていた」と語っています。
カップリング文化を変えた「沼る」存在
KristSingtoは、単なる人気ペアではなく、タイBLにおける「カップリング文化そのもの」を変えた存在です。
それまで主流だったのは、男女ドラマの中のサブカップルとしてのBL的要素。しかし『SOTUS』の成功によって、「メインカップルとして推す文化」が確立されました。
さらに、ドラマ終了後も二人での活動が継続されたことで、「長期的に推し続けられる関係性」という新しい価値が生まれます。
▼タイのカップリング文化についてはこちら
バラエティ番組で見せる素の関係性に「沼る」
2019年には、KristSingtoが出演するバラエティ番組「Friendship with Krist and Singto」が放送されました。
この番組は、KristSingtoの二人がタイのリゾートでアクティビティに挑戦したり、おいしい料理を一緒に作ったり食べたりする番組です。
番組内では、ドラマとは全く異なる自然体の二人の姿を見ることができます。 兄弟のようにじゃれ合い、時に支え合う姿に、多くのファンが“関係性そのもの”に惹かれていきました。
また、二人の「SOTUS」出演以前の過去のエピソードや、意外な一面もたくさん登場し、KristSingtoのことをもっと知りたい人にはぴったりの番組です。
2026年4月現在、GMMTVの公式YouTubeで動画が公開されており、日本語字幕もついているので、気になった方はぜひこちらもチェックしてみてください!
【「Friendship with Krist and Singto」公式YouTube再生リストはこちら】
神ファンサにふれてさらに「沼る」
ファン思いの二人は、イベントでの対応の丁寧さや距離感の近さは、他ペアのファンからも称賛されるほどです。一人ひとりに丁寧にファンサをしてくれるその姿は、一度でも直接触れると忘れられません。
また「ファンサの神」と呼ばれることも多いKristさんは、アーティストとしてソロでの仕事の際にもSingtoさんのエピソードを披露し、いつもファンを楽しませてくれます。
二人の転機|Singtoさんの独立
2021年、KristSingtoとPERAYAにとって大きな出来事がありました。それが、SingtoさんがKristさんと共に所属するGMMTVを離れる、という決断をしたことです。
GMMTVとの5年間の契約終了後、Singtoさんは独立しフリーランスになるという道を選びます。この出来事は、多くのファンに衝撃を与えました。
この出来事にともない、KristSingtoペアのカップリング活動を観ることができる機会がぐっと減り、それぞれが別の俳優とBL作品に出演する中で、ファンの間には諦めの空気も漂い始めました。
KristSingto第2章のはじまり
しかし2024年、SingtoさんがGMMTVへ復帰するというニュースが舞い込んできました。
実はKristさんは、長い間変わらずSingtoさんに「GMMTVに戻ってきて欲しい」と声をかけ続けていました。その積み重ねが、SingtoさんのGMMTV再契約という形で実を結びます。
Singtoさん自身も、フリーランスとして外の世界を経験したことで「自分にとって最も安心できる場所はどこか」を再認識したと語っています。
そして翌年2025年にはKristSingtoペアの再共演作『Ex-Morning』が放送されました。
KristSingtoの物語が再び動き出しました。
「チェンマイの夜」が変えた二人の関係
二人の関係性を語るうえでぜひお伝えしたいのが、「チェンマイの夜」と呼ばれるエピソードです。これは、SingtoさんがGMMTVにて再出発をした2024年に起きた出来事です。
二人が一緒に出演した、音楽バラエティ番組内で語られました。
きっかけはKristさんのイベント出演×旅行
Kristさんのチェンマイでのイベント出演に合わせた旅行に、当初は参加予定のなかったSingtoさんが友人に強く誘われ、合流しました。
普段あまりKristさんのステージに顔を出すことがなかったSingtoさん。そのため、KristさんはSingtoさんがイベントに来てくれることがとても嬉しかったそうです。
しかし、控室まで来ていたにもかかわらずSingtoさんはステージを観ませんでした。
普段から互いのソロ活動にあえて深く関与しすぎないよう配慮していたSingtoさん。それは、ソロ推しのファンへの思いやりでもあったのではないかと思います。
また、Singtoさんは、自分のスケジュールを他人にコントロールされることを好まないタイプだそうで、友人から強引に連れてこられたことも嫌だったとのこと。
こうして二人の心にすれ違いを生み、旅行中の空気は険悪に…。
約10年で初めてぶつけ合った本音
このままでは楽しい時間が過ごせないと感じた二人は、友人の勧めもあり、夜中から朝8時まで本音で話し合うことになります。
涙を流しながら、これまで言えなかった思いをぶつけ合った二人。この出来事を経て、関係はさらに深まり、本当の意味での信頼関係を築くことができました。
大学生BLから大人BLへ最新作や今後の作品
初共演作『SOTUS』の放送から約9年後、学生BLから一歩進み、大人BLの関係性を描くKristSingtoの新たな挑戦が始まりました。
本項では、KristSingto再出発後の最新作と、2026年放送予定の作品をご紹介します。
過去作から最新作までを追うことで、二人の関係性の変化や成長をより深く感じることができます。気になった方はこちらもぜひチェックしてみてください!
『The Ex-Morning 気まぐれな元恋人』(2025年放送)
炎上事件で地位を失った人気キャスターと、その復帰を支える元恋人のプロデューサーが、再び愛を紡ぐBL作品
『Write You Again』(2026年予定)
記憶を失った作家が、かつて共に過ごした「大切な友人」と再会し、失われた過去の記憶と止まっていた二人の時間を再び動かし始める感動BL作品
進化し続ける二人を見守り続けたい
KristさんとSingtoさんは、タイBLにおけるカップリング文化の礎を築いた存在です。
その魅力は、作品の中だけでなく、現実の時間の積み重ねの中にあります。出会い、共演、別れ、そして再出発――そのすべてが一つの物語として、多くのファンを惹きつけてきました。
今回ご紹介したエピソードは、二人の物語のほんの一部です。
日本にも多くの「PERAYA」が存在し、SNSなどで日々その魅力が発信されています。この記事をきっかけに、ぜひさらに深く二人の世界に触れてみてください。
また、二人の関係性を知った上で、過去の出演作を視聴すると、一度は視聴したことがあるひとでもきっと新たな楽しみ方が見えてくるはずです。
そしてもし心が動いたなら、ぜひ5月10日のタイフェスやファンミーティングへ足を運んでみてください。画面越しでは伝わりきらない、二人の魅力と“神ファンサ”を体感できるはずです。
[文/三浦りんりん]



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