
「まずは初演を僕たちとお客さんのみなさんで盛大に盛り上げていけたらと思っています!」──舞台『時光代理人』トキ役・武子直輝さん×ヒカル役・佐奈宏紀さん×リン役・小泉萌香さんインタビュー
2021年4月よりbilibili動画にて配信されたオリジナルアニメーション『時光代理人 -LINK CLICK-』。
中国でのドラマ化、舞台化、そして日本でのアニメ放送など、世界の枠組みを超えた広がりを見せる本作が、ついに日本で舞台として展開されます。
アニメイトタイムズではトキ役・武子直輝さん、ヒカル役・佐奈宏紀さん、リン役・小泉萌香さんにインタビューを実施。舞台ならではの魅力などについて、たっぷりとお話を伺いました。
「僕はノリます!」
──『時光代理人』の物語にはじめて触れた際の印象や感想をお聞かせください。
トキ役・武子直輝さん(以下、武子):今回のお話をいただいて、当時放送されていた第2期までのアニメを見たのですが、最初からものすごいスピード感を感じました。オムニバス的な展開のように見えてすべての物語が繋がっていて、見ていて「じゃああのときって……」「あそこであんな風になってたから……」と振り返って見る面白さもあって。なので少なくとも2周以上しています。
第1期、第2期を一気見したときの興奮を味わいたくて、第3期の物語はあえて見ずに溜めていて(笑)。でも……。
ヒカル役・佐奈宏紀さん(以下、佐奈):さっき、僕がちょっとネタバレしちゃったんですよね。
武子:だからもう見たくて仕方ないです(笑)。(取材は2026年3月初旬に実施)
佐奈:僕の感想も基本的にはタケちゃんマンと一緒なんですけど……。
武子:誰やねん(笑)。
佐奈:(笑)。オムニバス形式ということで、一つひとつの物語が琴線に触れるといいますか。だからさっき(武子さんが)言ったように、終盤に差し掛かってくるとすべての答え合わせが始まるんですよね。「え……えぇっ!?」という展開が続くので、物語と僕たちの視聴意欲を加速させる。この作品の魅力だなと思います。
第1期単体で見てももちろん面白いのですが、第1期からの視聴者を確実に第2期につなげていく、作品に引き込むチカラを感じています。謎が謎を呼んで、続きが早く見たくなるような脚本の展開だなと思います。
リン役・小泉萌香さん(以下、小泉):今までになかったような世界観ですよね。最初は深い説明もなく「考えるな、感じろ」のような形で物語が進みますが、それが没入感を深めるのかなと!
──原作からの舞台化にあたり、どのように準備を進めていくのでしょうか?
武子:例えばゲームやドラマCDなどが原作だと、声で魅せるものを舞台で表現することになるので声を意識します。小説や漫画が原作だと逆に声ではなく、自分が読み解いたモノで準備していく形になりますね。
また、今回の『時光代理人』に限った話ではないのですが、作品やキャラクターに近づいてシンクロするほどその熱量や声が近しいものになっていくのかなと。なので「何に寄せる」ではなく自分がどれだけ作品を紐解いていくかが重要なのかなと思っています。
佐奈:小説や漫画が原作であれば、元となったオリジナルを大切にします。今回はアニメオリジナル作品なので、アニメにしかヒントがない。だからアニメをガッツリ見るのですが、見ていく中で僕も一人のファンになっています(笑)。あるシーンにおけるキャラクターの着席順など、一枚絵になったときに「あのシーンだ!」と思っていただけるような表現ができたらと思っています。
さらにアニメで描かれていないような、ちょっとしたキャラクターたちの動きは舞台ならではの表現です。そのような部分は原作の枠から外れないように、拡張しつつ演じられたらと思っています。
小泉:私は声優もやっていますので、アニメを見てくれるのはめちゃくちゃ嬉しいなと感じます。一方でアニメだけが正解ではないと思いつつも、やはりそこからかけ離れるより寄り添うほうが良いかと思います。なので原作があるものはしっかりと読んで準備をしていますね。
──中国での舞台化から日本でのアニメ放送を経て、このたび日本でも舞台として描かれる本作。さらに輪を広げる『時光代理人』が舞台作品として描かれる面白さについて教えてください。
武子:日本の文化として「2.5次元」というものが確立されていると思います。エンターテインメントな演劇でありつつ、芝居は芯が通っていて深みのあるストーリーが展開される。日本が重んじている「2.5次元」という文化を、今回の『時光代理人』がより色濃く乗せられたら素敵だなと思っています。
さらに今回はほぼミュージカルのような展開なので、一般的な舞台とはまた見せ方が変わってきます。エンターテインメントとしての表現と、元々『時光代理人』が持っている深い物語を上手にマッチングすることができたら素敵だなと思います。
佐奈:「2.5次元」というコンテンツは、かなり根強いものとなって続いています。「アニメを舞台化する」という経験が豊富なスタッフ陣・キャスト陣が揃っていますので、より原作に忠実に色々な演出で派手に……「アニメをそのまま見ているんじゃないかと思わせられるほどのレベルまでいけるのでは」とスタッフさんがおっしゃっていました(笑)。あとはその言葉に伸るか反るか。僕はノリます!
小泉:(笑)。海外にもコスプレイヤーさんがたくさんいらっしゃいますし、ときには日本人よりも熱量があるのではないかと思うほどグッズを集めていらっしゃる方もいて。アニメや漫画が大好きな方がたくさんいらっしゃることも含めて、改めて日本の誇れる文化だなと思っています。
























