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『名探偵コナン』ベルモットの情報まとめ|登場回一覧&重要エピソードも解説

時を重ねても老けない妖艶な秘密主義者──『名探偵コナン』黒ずくめの組織「ベルモット」の情報まとめ|登場回一覧や重要回、シャロン・ヴィンヤード&クリス・ヴィンヤードについても解説

ベルモットの登場回一覧

 

〈TVアニメシリーズ&原作〉

話数 アニメタイトル 原作
第176~178話 「黒の組織との再会」 24巻
第230~231話 「謎めいた乗客」 29巻
第271~272話 「隠して急いで省略」 33、34巻
第279~280話 「迷宮のフーリガン」 34巻
第284~285話 「中華街雨のデジャビュ」 34巻
第286~288話 「工藤新一NYの事件」 34、35巻
第309~311話 「黒の組織との接触」 37、38巻
第338~339話 「4台のポルシェ」 41巻
第340~341話 「トイレに隠した秘密」 41、42巻
第345話 「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」 42巻
第425話 「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」 48、49巻
第465話 「黒の組織の影 真珠の流れ星」 54巻
第491~504話 「赤と黒のクラッシュ」 56~59巻
第581話 「赤く揺れる照準」 67巻
第674話 「探偵たちの夜想曲」(バーボン) 76巻
第701~704話 「漆黒の特急」 78巻
第706話 「謎解きするバーボン」 78巻
第734話 「ジョディの追憶とお花見の罠」 80、81巻
第779~783話 「緋色の序章」「緋色の追求」「緋色の交錯」「緋色の帰還」「緋色の真相」 84、85巻
第813話 「安室に忍びよる影」 TVアニメオリジナル
第866~867話 「裏切りのステージ」 90巻
第1045~1046話 「天罰くだる誕生パーティー」 98、99巻
第1071~1072話 「工藤優作の推理ショー」 99、100巻
第1077~1079話 「黒ずくめの謀略」 100巻
第1164~1167話 「17年前の真相」 104巻

 
〈劇場版〉
第13作『漆黒の追跡者』
第20作『純黒の悪夢』
第26作『黒鉄の魚影』

 

ベルモットの重要回を解説

第176〜178話「黒の組織との再会」(灰原編/コナン編/解決編)(コミック24巻)

クリス・ヴィンヤードの初登場回

コナンと灰原は下校途中にジンの車を発見し、車に盗聴器を仕掛けて黒ずくめの組織の暗殺計画を察知。その計画を阻止すべくコナンは灰原と共に現場の杯戸シティホテルへと急行します。一方、車の中で見つけた1本の髪の毛からシェリーが近くにいると確信したジンは、暗殺実行者であるピスコにシェリーを捕らえるよう指示していました。

コナンたちは各界の著名人が集まる会場へ潜入。しかし暗殺は実行され、その混乱に紛れて灰原が連れ去られてしまいます。風邪気味の灰原はコナンの指示で白乾児(パイカル)を飲み、一時的に元の姿に戻り煙突からなんとか脱出しますが、その先にはジンが待ち伏せていました。

窮地に陥るもコナンの策で切り抜ける灰原。正体がピスコにバレるというピンチにも直面していましたが、暗殺時に致命的なミスをしたピスコは、あの方の命令を受けたジンにより始末されてしまいます。

暗殺現場となった会場には、ハリウッド女優のクリス・ヴィンヤード(=ベルモット)の姿もありました。事件後、クリスは女優業をしばらく休業し、日本でのんびりするつもりだと発言。ちょっと引っかかることがあるとも話しています。

第277話「英語教師VS西の名探偵」(前編)では、暗殺事件の現場にピスコの仲間がいたと考えるコナンが、女優業を休業しているクリスを疑っていました。コナンはクリスの情報を探るため、彼女の復帰を熱望するファンのサイトに潜り込んで探るよう阿笠博士に依頼しています。

 

第286~288話「工藤新一NYの事件」(事件編/推理編/解決編)(コミック34、35巻)

シャロン・ヴィンヤードの初登場回

蘭と赤井の遭遇、新一&蘭とシャロン・ヴィンヤード(=ベルモット)との出会いなど、今後のストーリーに繋がる重要な過去を描く物語。

中華料理店で高熱により倒れた蘭は、雨音の中で1年前を思い出していました。第284~285話「中華街 雨のデジャビュ」から続くエピソードですが、時系列としては第162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」の続きです。

飛行機で名推理を披露した後、無事ロスに到着した新一と蘭は、有希子に連れられてミュージカル鑑賞のためニューヨークへ。そこで新一と蘭はシャロンと対面します。

上演中に殺人事件が発生し、新一は「闇の男爵夫人(ナイトバロニス)」の通り名で知られる有希子を介して推理を進めていました。事件解決後には、廃ビル街で新一を待つ蘭がFBI捜査官の赤井秀一と遭遇。赤井はこのエリアから今すぐ立ち去るよう蘭に忠告しています。

そして、新一と蘭は銃を持つ銀髪の通り魔(=ベルモット)に遭遇し、2人は危うく転落しそうになったその通り魔に手を差し伸べます。心を打たれたベルモットは、新一と蘭に特別な想いを抱くように。蘭はしばらくの間、この一連の出来事の記憶をなくしていました。

 

第309〜311話「黒の組織との接触」(交渉編/追跡編/決死編)(コミック37、38巻)

板倉の日記に記された組織の手がかり

システムエンジニア・板倉 卓の日記を手に入れたコナンは、黒ずくめの組織と接触する手掛かりを掴みます。彼が組織から脅しを受けて謎のソフトの開発を進めていたこと、取引日時が間近であることを知り、コナンは阿笠博士とともに群馬にある板倉の別荘へ。

ウォッカからの電話で板倉のフリをしたコナンは、取引の時間を上手く誘導することに成功。コナンは取引場所でウォッカに罠を仕掛けますが、ジンにその罠を見抜かれて作戦は失敗に終わります。

板倉の日記には、「女王のようなしゃべり方をする高飛車な女」との電話のやりとりも記されており、後にこの女の正体がベルモットであったと判明します。

 

第345話「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」(コミック42巻)

コナン&ジョディとベルモットの直接対決、シャロン=クリスであると暴かれる

コナンと灰原の正体がベルモットに知られる危機的状況で、コナンとジョディがベルモットと直接対決。

これまで怪しげな雰囲気を纏っていた赤井とジョディですが、本エピソードでFBIの存在が表面化。新出医師がベルモットの変装であったこと、シャロン=クリスである事実も暴かれました。

新一のもとへvermouthという差出人から招待状が届き、これがシェリーを狙うベルモットの策略だと勘づいたコナンは、新一に変装してパーティーに潜り込むよう平次に依頼。自身は灰原に変装してベルモットを迎え撃つ作戦を立てます。

ジョディとコナンがベルモットと直接対決するなか、ベルモットの魔の手が本物の灰原に迫っていました。しかし、身を挺して灰原を守ろうとする蘭が離れないため、ベルモットは手出しできなくなってしまいます。

そこへ組織のスナイパー・カルバドスを撃退した赤井が姿を現し、赤井に撃たれたベルモットは、眠らせたコナンを連れて車に乗り込みます。彼女は運転しながらミラー越しでガソリンタンクを撃ち抜くという見事な腕前で切り抜けて逃亡。

ベルモットはコナンを眠らせて去りますが、ベルモットがあの方にメールを送信したことで、コナンはボスの携帯電話のプッシュ音を入手することに成功しました。

一方で、ベルモットはジンに“工藤新一”を知っているかと聞かれていますが、知らないと返答し、彼こそ「シルバーブレット」になれるかもしれないと想いを馳せています。

 

第425話「ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間」(コミック48、49巻)

コナン、FBI、黒ずくめの組織が接触

コナン、FBI、黒ずくめの組織が接触する重要回。キール、キャンティー、コルンが初登場。小五郎にストーカー調査を依頼したアナウンサーの水無怜奈が、組織の一員のキールであると判明します。

キールはジンたちと合流し、DJという人物の暗殺計画の話をしていました。ジンいわく、今回ベルモットの参加はあの方の命令。しかし、キャンティはカルバドスを見殺したベルモットが参加することに激昂していました。

キールの靴の裏にある盗聴器で組織の暗殺計画を知ったコナンは、これを阻止するためFBIと協力。ターゲットが土門康輝であると推理し、組織の1つ目の作戦を妨害。2つ目の作戦ではベルモットが毒島桐子に変装して現場へと向かいます。

キールが口にした「私達の功績は日の目を見る事はないけど…失敗はすぐに知れ渡ってしまうんだから…」というCIAの常套句を不審に思ったのか、ベルモットはキールに呼びかけ、「貴方まさか…コレじゃないでしょうね?」とノックの疑いを持つ素振りを見せていました。

その後、任務に赴くキールがFBIに追われて事故で意識不明の重体となり、FBIは密かに彼女を拘束。一方でキールの靴の裏の盗聴器に気づいたジンは、小五郎に疑いをかけて抹殺しようとしますが、ベルモットはそれを阻止しようとしていました。すると、先読みして待ち伏せていた赤井がジンの指先にある小さな盗聴器を撃ち抜き、ジンの左目下や体にも命中させます。

これにより盗聴器を仕掛けたのはFBIであると組織側に思わせることに成功。ただし、それでもジンは小五郎への疑念を残しています。

第465話「黒の組織の影」(真珠の流れ星)では、ベルモットがキールの事故現場にいた少年に接触していたことが明かされました。

 

第491~504話「赤と黒のクラッシュ」(発端/血縁/絶叫/冥土/昏睡/侵入/覚醒/攪乱/偽装/遺言/嫌疑/潔白/決死/殉職)(コミック56~59巻)

あの方から直々の命令

FBIと組織の対決を描いた長編シリーズで、赤井の生死に関わる超重要エピソード。

キールが入院する杯戸中央病院に組織の構成員が潜伏していると判明し、コナンの機転で楠田陸道と名乗る入院患者がその構成員であると割り出します。しかし、赤井に追いつめられた楠田が拳銃で自殺したのを機にキールの病室を組織に突き止められ、FBIは組織の策略に翻弄されることに。ついにキールを病院から連れ出す作戦を決行します。

FBIは3台の車に分乗して敵を撹乱し、それぞれウォッカ、キャンティ、コルンが追跡。ベルモットはあの方から直々の命を受けて赤井の車をマークしていました。キールはその道中で組織に奪還されてしまいます。

これはジンの深読みする性格を利用したコナンと赤井の策であり、キールが実はCIA諜報員であること、キールの身柄をわざと組織に奪還させたことを明かしました。キールには組織に戻って動向を探るよう要求し、それをのむ条件として彼女は弟の本堂瑛祐に証人保護プログラムを受け入れさせることを要請したのです。

こうして組織に戻ったキールですが、ジンは赤井から簡単に奪還できたことに疑念を抱き、あの方の命令だとして疑わしきキールに赤井を抹殺するよう指示。キールから呼び出された赤井は単身来葉峠へと赴き、彼女はやむを得ず銃で赤井の胸と頭を撃ち抜きます。

赤井の死で悲しみにくれるジョディの姿を確認しながら、ベルモットは「2発なんていらないわ…シルバーブレットは…1発あれば十分よ…」と心で密かに呟きました。

 

第578~581話「危機呼ぶ赤い前兆(オーメン)」「黒き13の暗示(サジェスト)」「迫る黒の刻限(タイムリミット)」「赤く揺れる照準(ターゲット)」(コミック67巻)

「ボスは慎重居士…石橋を叩き過ぎて壊しちゃうタイプだから」

第563~564話「探偵団VS強盗団」(コミック65巻)でジョディが遭遇した赤井に似た男が、再び姿を現します。組織は赤井らしき男の目撃情報を受け、ジンは警戒して再びキールに疑いをかけていました。組織は赤井に似た男の暗殺を試み、ジンたちは車で待ち構えていましたが、ベルモットの知らせにより中止に。

あの方の許しは受けているのかというジンに、ベルモットは「ボスは慎重居士…石橋を叩き過ぎて壊しちゃうタイプだから」と返答。組織の一員であるバーボンが、秘密裏に動き始めていることも示唆されています。

 

第701~704話「漆黒の特急(ミステリートレイン)」(発車/隧道/交差/終点)(コミック78巻)

ベルツリー急行でシェリー暗殺を謀る

シェリーがベルツリー急行に乗り込むとの情報を得たジンたちは、この機に乗じてシェリーの暗殺を計画。どうしても灰原を抹殺したいベルモットはコナンとの約束を反故にし、バーボンとともに列車に乗り込みます。

本エピソードでは、ついに「安室 透=バーボン」であることが明らかに。シェリーを狙うバーボンとベルモットに、コナンは頼もしい協力者たちの力を借りて灰原を守るべく立ち向かいます。

これまで目撃されてきた「赤井に似た男」の正体がバーボンの変装であったと明かされますが、今回の「赤井に似た男」はベルモットの変装。灰原はそのただならぬ気配に怯えていました。さらにベルモットは、灰原の仲間を想う気持ちを利用して追い詰めていきます。

また、親友同士であるシャロンと有希子の再会と対峙も見せ場のひとつ。有希子は板倉 卓のソフトやAPTX4869など核心をつく話題を持ち出しており、今回自分たちがベルモットを出し抜いたら、今度こそ灰原から手を引くよう要求しています。

このベルツリー急行には仕事の下見のために怪盗キッドも乗車しており、キッドの変装を見抜いたコナンは、見逃す交換条件として協力を依頼。キッドはシェリーに変装してバーボンと対面し、最後は間一髪で列車を脱出してベルモットの仕掛けた爆弾の爆発から逃れています。

 

第734話「ジョディの追憶とお花見の罠」(コミック80、81巻)

バーボンとベルモットが変装してジョディに接近

少年探偵団や阿笠博士と神社に来ていたコナンは、ジョディと情報共有していました。そこへ以前ジョディたちが巻き込まれた銀行強盗事件で一緒に人質になっていたという男が現れます。その時に居合わせた火傷の男(赤井に似た男)を2、3日前に見たという彼は、神社で起きた殺人事件の容疑者の一人に。

男は事件解決後に妻とともに去りますが、その夫婦の正体はバーボンとベルモットであったことが明かされます。赤井の生死について再び探りを入れ始めていたバーボンは、有力な情報を得たことをベルモットに伝えました。

 

第779~783話「緋色の序章」「緋色の追求」「緋色の交錯」「緋色の帰還」「緋色の真相」(コミック84、85巻)

 

バーボンが握るベルモットの秘密

FBIと黒ずくめの組織が死亡を断定していた赤井秀一の重要な真相を描く「緋色」シリーズ。赤井と安室の緊迫した直接対決が展開し、来葉峠の赤井をめぐる謎、さらにバーボンの正体も判明します。

ジョディの友人が殺されかける事件が発生。調査に加わった安室のFBIへの対抗心を示す姿を見たコナンは、「ゼロ」という言葉に反応していたことからも安室の正体が公安警察ではないかと考察していました。

事件解決後、FBI捜査官のキャメルはバーボンとジョディに変装したベルモットの罠にはまり、楠田陸道が車内で拳銃自殺したことを喋ってしまいます。この事実から、安室は赤井が生きていると推理し、沖矢 昴が赤井の変装であると確信して工藤邸を訪問。同じ頃、ジョディとキャメルは、赤井の事件の手掛かりを求めて来葉峠へ車で向かっており、謎の追っ手に追い詰められていました。

安室が「沖矢=赤井」を前提に死の偽装トリックを推理しながら沖矢に強引に詰め寄っていたその時、絶体絶命のジョディたちの後部座席から突如として赤井の声が。赤井の生還にジョディとキャメルが歓喜するなか、彼は拳銃で後続車のタイヤを撃って安室の仲間の追撃を阻止。赤井は彼らの携帯を通じて、安室が公安警察の降谷 零であることを看破します。

今回バーボンはベルモットとあの方の関係について触れており、「組織のメンバーが知ったら驚くでしょうね…まさかあなたがボスの…」と口にすると、ベルモットはすかさず銃口向けて牽制していました。

 

第866~867話「裏切りのステージ」(コミック90巻)

 

ベルモットが榎本 梓に変装

赤井と安室の因縁に大きく関わる、スコッチの死の真相が明かされる重要エピソード。

ロックミュージシャンの波土禄道の新曲タイトルが「ASACA」だと聞いたコナンと沖矢(=赤井)は、その曲を探るためリハーサル見学へ。すると、バーボンこと安室と榎本 梓に扮したベルモットも、その曲を調べる目的で姿を現します。安室に何故来たのかと尋ねられたベルモットは、コナンと蘭に危害を加えないという約束を守ってくれるか不安だったからと答えています。

波土が首を吊った状態で発見されて捜査が行われるなか、安室の脳裏にスコッチの最期の姿が蘇ると同時に、赤井もまた当時を思い起こしていました。

また、蘭は梓から「エンジェル」と呼ばれた違和感から、梓が別人であることを指摘。これに対してベルモットは、「言ったはずよ蘭ちゃん…それ以上こちら側に踏み込んではダメ…貴方は私の…宝物だから…」と返し、「そう…この世でたった2つのね…」と微笑んでいました。

 

第1045~1046話「天罰くだる誕生パーティー」(コミック98、99巻)

 

ベルモットがメアリーにAPTX4869を投与

夫の赤井務武から連絡が途絶えて十数年。ある時から彼が目撃されるようになり、メアリーは娘の世良真純を連れてイギリスに滞在。待ち合わせ場所で待つメアリーのもとに務武が姿を現しますが、それは“千の顔を持つ魔女”ベルモットによる変装でした。

3年前から務武の姿で定期的にうろついていたというベルモット。変装してメアリーをおびきだしたのは、MI6に赤井務武として潜入するのに、突然姿を消した妻の存在がネックだったから。

敵に囲まれたメアリーはベルモットに口移しでAPTX4869を飲まされ、苦しみながらそのまま川に落下。なんとか命は助かったものの薬の効果で体が縮んでしまい、ホテルで待つ真純のもとへと戻り事情を説明します。

テニスプレイヤーのミネルバ・グラスが出場するウィンブルドン決勝戦の録画を観ていたメアリーと世良は、会場に潜り込んでいた江戸川コナンの姿がアップになった瞬間釘付けに。

2人は昔海水浴で遭遇した少年時代の“工藤新一”がコナンとそっくりであったことに思い至り、複数の要因から「江戸川コナン=工藤新一」であると推察します。

 

第1071~1072話「工藤優作の推理ショー」(コミック99、100巻)

 

ベルモットが工藤優作を探る

警視庁の中森警部に助言して怪盗キッドの冤罪を晴らした工藤優作は、目暮警部から連続密室殺人事件のアドバイザーを依頼されていました。

その事件の密室トリックをTVの生放送番組で解き明かすことになっていましたが、優作はイタリアンレストランで食べたものが原因で食あたりになったとして寝込んでしまい、同じく有希子もダウン。

そこへ“工藤優作に変装している怪盗キッド”という設定でベルモットが工藤邸に現れるのですが、これにコナンはすっかり騙されてキッドだと思い込んでいました。ベルモットの目的は、ラムからの命令で今後組織の脅威となりそうな人物として工藤優作を探ること。

誰かに監視されていることに勘づいていた優作と有希子は、「我々は隙だらけで脅威にはならないと見せかけるための芝居をし、ベルモットはあえてそれに乗ったのか「あれならいつでも殺せる」と報告しました。

 

第1077~1079話「黒ずくめの謀略」(狩り/上陸/正体)(コミック100巻)

 

FBIvs黒ずくめの組織の攻防

日本に滞在中の複数のFBI捜査官が黒ずくめの組織に殺害され、FBI捜査官たちは工藤邸に集結。コナンは組織に暗号を解読されたと推理し、FBIはそれを逆手にとって組織に罠を仕掛けることに。その暗号メールをベルモットが傍受しますが、ラムはそれが罠であると見抜いて組織は再び捜査官を襲撃します。

組織に追われる身となったFBIのキャメル捜査官は車ごと海に転落し、泳いで海猿島に上陸。沖矢に変装した赤井はコナンを連れてキャメル救出のために現地へ向かいます。

一方、組織のメンバーたちもキャメル捜索のために海猿島へ。キール奪還の際の爆発で組織に死んだと思われているキャメルをめぐり、FBIと組織の攻防は緊迫したものに。キールは万が一の場合キャメルの顔を狙い撃つと、赤井に一報を入れています。

是が非でもキャメルの顔を確認したい組織は、容赦なく追い詰めていきますが、赤井とコナンの作戦でなんとか切り抜けることに成功。赤井は1300ヤード先のジンが投げた手榴弾を撃ち抜くという神業も披露しました。本エピソードのラストでは、ラムの正体が明かされています。

 

劇場版第13作『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(2009年)


 

ベルモットがコナンに情報提供

全国各地で連続殺人事件が発生し、警視庁、神奈川県警、静岡県警、埼玉県警、群馬県警、長野県警の刑事たちが集結。劇場版オリジナルキャラクターとして、黒ずくめの組織のアイリッシュが登場します。

小五郎も警察の捜査会議に参加しており、組織のメンバーが会議に潜入していたことに気づいたコナンは独自に調査開始。

ベルモットの話によると、組織がこの事件を追っているのは、組織のNOCリストが入ったメモリーカードを回収するため。ベルモットはアイリッシュを変装させて、自身も捜査会議に潜入していました。コナンはベルモットが自分と灰原の正体を知りながら何故か組織に報告していないことから、ベルモットの情報を信じることに。

一方でアイリッシュは、江戸川コナン=工藤新一の事実を暴いていました。しかし、ジンに裏切られ、キャンティによりメモリーカードもろとも狙撃されたアイリッシュは、その銃撃からコナンを守ろうとして死亡。彼は父のように慕っていたピスコを殺害したジンを憎んでいました。

ベルモットはジンたち組織のメンバーを撃退したコナンを、「さすがシルバーブレット、やるじゃない」と称えています。

 

劇場版第20作『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(2016年)


 

キュラソー奪還へと動く

黒ずくめの組織、FBI、公安警察が集結する記念すべき第20作目。バーボンこと公安の降谷 零、キールことCIAの水無怜奈、今作のオリジナルキャラクターである風見裕也が劇場版初登場。

ラムの側近であるキュラソーは、オッドアイで情報収集のスペシャリスト。極めて高い身体能力の持ち主です。優れた特殊能力で組織にとって都合の悪い事実を記憶してしまい、使い方を間違えたら大きな脅威になるとしてベルモットに始末されそうになっていたところ、ラムから「君の特殊能力を私のためだけに使え」と指令を受けて腹心に。

キュラソーは警察庁へ侵入してNOCリストを記憶しますが、降谷と赤井とのカーチェイスの末に車ごと転落して記憶喪失に。ベルモットはキュラソーを連れて帰るべく動いていましたが、異変を察知して奪還へ向けて計画を変更します。

キュラソーから送られたメールでNOCと判明した各国のメンバーが抹殺されるなか、NOCの疑いで拘束されたバーボンとキールはジンの尋問により窮地に。

ジンがバーボンとキールを本気で始末しようとすると、ベルモットは戸惑う様子を見せていました。そこへ赤井が救出に入りバーボンは脱出。さらにコナンの機転で「バーボンとキールは関係なかった」とキュラソーを装ってメールを送ったため、ラムはバーボンとキールの処刑を中断するよう指示します。

少年探偵団と出会って親しくなったキュラソーは、その後記憶を取り戻し、命をかけて彼らを守り抜きました。

 

劇場版第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年)


 

老若認証システムを警戒

世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、老若認証システムにより「灰原=シェリー」の秘密が黒ずくめの組織にバレてしまう絶体絶命のストーリーが展開。劇場版オリジナルキャラクターとして、ジンと確執のある組織のメンバー・ピンガが登場します。

老若認証を改ざんして過去の防犯カメラの記録から自分たちの痕跡を消す、それが今回のボスの命令。しかし、ベルモットは「開けてはならない玉手箱かも」と警戒し、あの方の命を受けて老若認証は欠陥システムであるかのように偽装工作。どうやらあの方にとって不都合なものだったようで、組織は老若認証を破壊してしまいます。

コナンと降谷はベルモットの行動の真意を読み切れずにいましたが、ベルモットは「助けたワケ? それを探るのが貴方の仕事でしょ? シルバーブレット君」と微笑んでいました。

本作ではラムが登場し、最近あの方の姿を見ていないという事実が判明。そのためラムは老若認証システムを使ってあの方の所在を突き止めようと考えていたようです。

物語冒頭では、灰原がフサエブランドの新作限定ブローチの販売整理券を老婦人に譲っていましたが、ラストシーンでその老婦人がベルモットの変装であったことが判明。彼女の着物の帯には、例のフサエブランドのブローチが光っていました。

 

ベルモットの声優は小山茉美さん

ベルモットを演じているのは声優の小山茉美(こやままみ)さん。1月17日生まれ、愛知県出身。『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ役をはじめ、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ役など、人気作品のキャラクターを演じています。

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この記事をかいた人

藤崎萌恵
大阪府在住のライター。小説、漫画、アニメ、映画など“好き”を追い続ける。
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