
『最強の王様』“チームテシア”声優 座談会|市ノ瀬加那さん×徳留慎乃佑さん×永牟田萌さんが語る、3人の旅路と“再会”への想い
Season1ではテシアの取り巻きの1人だった少女がSeason2では名前が付き、重要キャラに!?
──そして永牟田さんへ。これは宣伝担当の方にぜひ尋ねてくださいと頼まれた質問です。「演じられているキャラはSeason1で名前がありませんでしたが、Season2で名前が付いて、しかも活躍すると聞いた時の感想をお聞かせください」とのことです。いかがですか?
永牟田 萌さん(以下、永牟田):ヴィオという名前が付いた時は純粋に嬉しかったです。Season2の収録がありますとお聞きして、役を確認したら「あっ!? Season1で演じた子だ!」って。そして台本をいただいたら相変わらずフェイリスをよくイジっているシーンがあって、「ちゃんとSeason1と繋がっているんだな」と感じられたのも嬉しかったです。
Season1ではフェイリスの取り巻きの1人として参加させていただきましたが、あんなにトンガっていたフェイリスを、「フェイフェイ」と気軽に呼んでいて。「普通の友達としてフェイリスと接していたところから仲良くなっていったのかな? そこからテシアとも仲良くなっていったのかな?」と見えない物語を想像するのがすごく楽しくて。また台本を見ながら皆さんとお芝居させていただく中で、ある程度距離を置いて見られるのがヴィオなのかなと思いました。
物語の中でもテシアと一緒にフェイフェイ(フェイリスの愛称)をイジったり、テシアもイジってみたりと悪ノリするところもあったり、立ち位置がコロコロ変わるのもヴィオで。みんなの関係性を少し離れた視点で見ることができるからこそ、他のキャラクターの意外な一面を引き出せる部分もあると思いますし、逆にテシアとフェイフェイのキャラクター性に支えられて、ヴィオのキャラクターもでき上がっていったことも感じています。
──3人のパーティのバランサー的な役割をしていますね。主張が合わなそうなテシアとフェイリスをうまくなだめつつ、コントロールしつつみたいな。
永牟田:リーダーはテシアですし、イジられ役の常識人枠はフェイフェイだと思いますが(笑)、バランスを取りながらうまくまとめているのはヴィオかもしれません。
テシアのパーティは3人組にしたいということで、その一人としてヴィオに白羽の矢が立ってご指名されたとお聞きしましたが、ヴィオにはバランサー的な役割を期待されていたのかなとも思いました。
──テシアがこの作品のヒロインなので、彼女のパーティの一員になることでフェイリスもヴィオも一躍注目されることになるわけですよね。
永牟田:私としては「え~っ!?」という感じでした。「嬉しいけど、いいんですか?」みたいな。各所の皆さんに本当にありがとうございますと感謝している次第です(笑)。
市ノ瀬さんから見たフェイリスは緩急のあるキャラ、ヴィオはバランサー的な立場
──市ノ瀬さんから見たフェイリスとヴィオの印象と演じられるお二人のお芝居の感想をお聞かせください。
市ノ瀬:フェイリスは、何といっても「嫌なヤツ」という第一印象から始まっていますが、勝負を挑んですぐに負けてしまったり、そういう緩急がすごくおもしろいキャラクターだなと思っています。憎めない存在というか、最初の印象が悪いだけに、あとはどんどん印象が上がっていくしかないキャラクターだなと思って、登場するのが毎回楽しみになっていきました。
徳留さんの高いトーンのお声で嫌なことを言おうとするところも特徴的で。もし低い声だったら印象が全然違っていたと思いますし、高い声で嫌味を言うところがかわいくて。徳留さんのお芝居とお声で、よりフェイリスの人物像が私の中でなじんでいって、好きになっていきました。
徳留:ありがとうございます!
市ノ瀬:ヴィオはSeason1から取り巻きの一人としていましたが、会話らしい会話もほとんどありませんでした。でもSeason2では、Season1からずっと歩んで、そばにいてくれたような安心感があるキャラクターだなと思いました。もしかしたら3人のチームの中でもバランサー的な立ち位置がそう思わせてくれるのかもしれません。また塩梅が絶妙なんですよね。グイグイ入り過ぎず、引き過ぎず、悪ノリする時もちゃんとノッてくれるので、心地いい存在だなと思っています。
永牟田さんのお声もかわいらしいけど、元気過ぎないところも3人のバランス感と相まって、いいチームだなとすごく感じました。
──今の市ノ瀬さんの発言を聞いた感想はいかがですか?
徳留:この取材の録音データを後でください。ほめていただいている部分だけでいいので(笑)。
永牟田:私もお願いします(笑)。落ち込んだ時に聞いて頑張ろうかなと思います。
市ノ瀬:そんなに!?(笑) でもそう言っていただいて嬉しいです。
──では逆に徳留さんと永牟田さんから見たテシアの印象と市ノ瀬さんのお芝居の感想をお聞かせください。
市ノ瀬:ドキドキ(笑)。
徳留:Season1での関係性もあったので、一緒のパーティに入ることでどうなるのかなと思っていましたが、テシアがリーダーとしてそこにいてくれたので自分もすっと入れました。演じる前から原作を読ませていただいていましたが、市ノ瀬さんの演じられるテシアはイメージそのままでした。まるで現場にテシア本人がいるような。かわいらしさに加えて、コミカルな部分やおてんばなところ、乙女っぽいところを持っていますが、コロコロ表情や感情が変わるのにぎこちなさがなく、自然なんですよね。掛け合いさせていただくときも、後ろで見ているときも、「市ノ瀬さん、すごいな」と感動しています。
おてんばでコミカルなシーンを演じたり、時には叩かれたりするところもおもしろく感じられましたし、市ノ瀬さんとの掛け合いで自分も自然にフェイリスになれて、とてもありがたかったです。
──思春期の女の子特有のかわいさとキュートさ、おちゃめさが、市ノ瀬さんが演じるテシアにはありますよね。
徳留:そうなんです! きれいなお声で少女感もありつつも、キリッとしたシーンではかっこ良さもあって、そのギャップも素敵だなと思っていました。
市ノ瀬:ありがとうございます
永牟田:テシアの魅力は徳留さんが語ってくれましたので、私は市ノ瀬さんのすごさについて。
市ノ瀬:(笑)。
永牟田:テシアのセリフは文字上で見るとあざとく感じるものも中にはありますが、市ノ瀬さんが演じられると、自然にかわいらしく、王女らしい気品も感じられるんですよね。でもおてんばで、という、ちょうど良いところを演じられているところがすごいなと思っています。表情感もしっかり伝わるし、Season2になって、芯の強さやたくましさがより見えるようになって。そのメリハリが自然にハッキリしているからこそ、見ていてテシアの魅力を感じるし、お話にもすっと入っていきやすいキャラクターになっているところが素晴らしいと思います。
──テシアはキラキラしたまぶしさや凛とした強さが見えて、まさに「THEヒロイン」ですよね。
永牟田:いろいろな部分を持ち合わせているのに、しっかりキャラクターとして成立しているのは市ノ瀬さんだからこそだと思います。
市ノ瀬:ありがとうございます。なんか照れますね(笑)。
3人でマイク前に立つと「めっちゃ楽しい!」。フェイリスの「やれやれ」、実はまんざらでもない!?
──そもそもこの3人のパーティは強いんですか?
市ノ瀬:う~ん……チーム感で言えば、まとまりつつあるけど、まだ連携に改善の余地があるという感じで。でも個々の能力的には高いし、どんどん成長していると思います。あんなに大きなイノシシを倒せるくらいですから結構強いと思うし、まだまだ伸びしろがあるのではないでしょうか?
──3人のエピソードはいろいろありましたが、アニメオリジナルのエピソードもありましたね。
永牟田:楽しかったですね。
市ノ瀬:うん。楽しかった! 3人一緒にマイク前に立っている時、「めっちゃ楽しい!」と思いながらやっていました。「この掛け合いがずっと続けばいいな。心地いいな」といつも感じていました。
徳留:フェイリスとして「やれやれ」とか言いつつも、内心は「楽しい!」と思っていました(笑)。この先、Season3、Season4とずっと3人で旅したいなと願っています。
永牟田:戦いのパートもありますが、ギャグシーンも多くて。でもテシアちゃんがしっかり中心にいてくれるからやりにくさやブレることがないんですよね。市ノ瀬さんがアフレコ前に「徳留さん! ここはちょっとリアクションを入れたらおもしろそうですよね」と声をかけてくださって。皆さんにより楽しんでいただけるように、みんなで相談しながらやれたこともいい想い出です。
──3人一緒のシーンはそろって収録できたのですか?
市ノ瀬:基本的にはすべて一緒に収録できました。
──アドリブも結構入れたのでしょうか?
市ノ瀬:盛り盛りに入れるという感じではありませんが、要所要所でちょくちょく入れました。
永牟田:ディレクションがすごく的確で、「ここはこういう理由でいりません」とか「ここはこういう理由で必要です」と丁寧に説明してくださるので、やりやすかったです。
徳留:テシアの「えぐえぐ」はアドリブじゃなかったでしたっけ?
永牟田:台本に(泣き)みたいのは書いてあった気がする。
徳留:そうそう! 「すごくかわいい!」って思ったのを覚えています。
市ノ瀬:Season2の第2話でテシアちゃんが泣いたシーンなんですけど。
徳留:テシアちゃんの泣き顔がかわいかったので、皆さん、もう一度見直してください。











































