
『最強の王様』“チームテシア”声優 座談会|市ノ瀬加那さん×徳留慎乃佑さん×永牟田萌さんが語る、3人の旅路と“再会”への想い
印象的だった2話での3人VS巨大イノシシ。フェイリスとヴィオの間に恋心は芽生える!?
──3人が旅してきた中で、印象的なシーンや好きなエピソードがあれば教えてください。
市ノ瀬:3人がアーサーについて会話するシーンが好きです。テシアとアーサーはお互いに再会したいと思っているのに、なかなか手がかりが入ってこなくて。3人のありのままの姿が垣間見えるところも素っぽくていいなと思いました。
徳留:あの時のテシアの素の「えっ!?」が良かったですね。大好きです。(Season2 第2話)
永牟田:あそこで少しやきもち焼いているところもかわいいです。
市ノ瀬:少し口がとがっちゃって。テシアはアーサーのことになると、途端に乙女になってしまうので(笑)。
徳留:フェイリスが「やれやれ」と言っているシーンはなんだかんだいいつつも振り回されているところが好きでした。馬車に乗るシーンなど「はいはい」とウンザリしているように見せながらも、言うことを聞いてあげるところに3人の関係性が見える気がします。
永牟田:ギャグシーンは全部かわいくて好きです。描かれてこなかった3人の関係性が一番見えたのが第2話のイノシシと戦うシーンかなと思っています。アーサーとの想い出もあって、前のめりになるテシアに、フェイフェイとヴィオは「やれやれ」、「しょうがない。行くか」と言いながら、加わっていくところに信頼関係の強さを感じました。きっと今までいろいろな戦いやピンチを3人で乗り越えてきたんだろうなという背景が想像できました。
あと戦いの中で好きなシーンもあって、フェイフェイがヴィオを助けてくれた時、たぶん違う人だったらキュンとしたシチュエーションだったと思うのに……。
徳留:そのはずなんです!
永牟田:1ミリもそういう感情が湧かなくて。
徳留:助ける人、間違えた~!
永牟田:ちょっとツンデレみたいな感じで、「フェイリスじゃなかったらな」と言っていたけど、まったくキュンとした様子はなくて(笑)。
徳留:きっとフェイリスじゃなかったらディレクションも違っていたでしょうね。
──恋が芽生える気配はなかった?
永牟田:はい(即答)。
徳留:普通に嫌がっている!(笑)
市ノ瀬:やっぱり何も芽生えないようですね(笑)。
アーサーを藤原夏海さんが演じることで強さと慕われる理由に説得力。収録に取り組む姿勢にも感心
──主人公のアーサーの印象と演じられている藤原夏海さんのお芝居の感想をお聞かせください。
市ノ瀬:なっちゃんの少年声がすごく好きで、ちょっと子供っぽさが残るけど、「これから大人になっていくんだな」と思わせる絶妙な少年感で演じていて。強さもあるけど、未成熟ならではの勢いや無鉄砲なところもある部分を巧みに演じているなと感じています。改めて、なっちゃんの声がシンプルに好きだなと再確認しました(笑)。
──転生前のグレイの声がモノローグで入るので、そのギャップもおもしろいですね。
市ノ瀬:古川(慎)さんの声とのバランスも楽しいです。
徳留:藤原さんの声には「あっ、アーサーだな」という説得感や安心感があるなと思っています。その通る声とお芝居で、物語を引っ張ってくださるし、チーム全体を持ち上げてくださっていると感じています。藤原さんが演じることで、気が付くとアーサーの周りに人が集まることや、仲間が増えていくことにも納得できます。
市ノ瀬:アーサーは裏表がないから信用できるし、人も寄ってくるんでしょうね。そんな親しみや信頼が持てる声ですね。
──本当に藤原さんの声が好きなんですね。テシアのアーサーへの想いが熱く感じられる理由がわかった気がします(笑)。永牟田さんはアーサーをどう感じていますか?
永牟田:Season1の第8話の両親と再会するシーンが忘れられなくて。テストの時の藤原さんは感情を入れてお芝居されていましたが、「もっと淡々とやってください」というディレクションが入って、本番ではその通りにやられていました。でもテストでのお芝居が本当にすごくて、思わず涙ぐんでしまいそうになりました。アーサーがどれだけ会いたい気持ちを我慢して頑張ってきたのかという時間や想いにあふれていて。でもそれを経た上で淡々と語っていることで、更に発言やシーンに重みが増したように思いました。描かれていない部分まで想いをはせられて、一つひとつのシーンに取り組まれているところに「すごいな」と純粋に感動できました。お声の素晴らしさはもちろんですが、アーサーへの気持ちとどこまで表現したらいいのかまで含めて、本当にすごい方だなと。
──アーサーはSeason2ではジャスミンと旅をしていますが、市ノ瀬さん的にはアーサーが他の女性と旅をしているのをどんな感情で見ているのでしょうか? ちょっとモヤモヤするところもあるのでは?
市ノ瀬:私個人としては「そっちはそっちで頑張って」くらいに思っていますけど、テシアとしては会いたい気持ちが募っていますし、寂しさはありますね。いつか会えることを目標に今は頑張っている途中ですし、逆にそれがテシアの原動力になっているのかなと思います。
──アーサーの正妻感がある、余裕の発言ですね。「どうせ最後は私のところに帰ってくるんでしょ?」みたいな。
市ノ瀬:そうですね。Season3があれば、そうなるんじゃないかなと(笑)。
徳留:僕らもテシアとアーサーのその先が見たいです。
永牟田:Season3をぜひ!
市ノ瀬さんのお気に入りキャラはグレイ!
──ご自身が演じるキャラクター以外のお気に入りキャラを教えてください。
市ノ瀬:古川さんが演じられているグレイが好きです。古川さんは私たちとは違う別室で収録されているので、生で王様のお声を拝聴したことが一度もないのが残念で。アーサーに転生する前のグレイは戦乱の世で波乱万丈の人生を歩んできているので、声に深みがあるんですよね。発する言葉の一つひとつの経験や重みがあって。
古川さんのお声があると作品がすごく締まるし、そこになっちゃんの声が加わることで、人間味が増した温かいアーサーになるし、お二人共まったく違う声なのに、同じ人格なんだなと違和感なく受け取れるのは不思議な感覚ですし、納得できます。古川さんといつか一緒に収録できたらいいなと願っています。
──アーサーのモノローグとして、グレイが冷静に分析している声が入ると少しおもしろく感じるところもあるのがいいですね。
市ノ瀬:確かにグレイがまじめであるがゆえに、変なところまで真剣に考えてしまうところはありますね(笑)。お父さんのレイノルズやお母さんのアリスからの愛情に最初は戸惑っていましたが、転生前は戦うことのみに生きてきたので、きっと愛情を受けたことがなかったんでしょうね。でも両親の愛情に戸惑っている時の不器用な感じは愛らしいなと思ったし、人間味を感じられて。家族の愛に育まれていく様子を見たり、大切な人たちを守りたいという気持ちが徐々に出てきたことで、更に好きになりました。
徳留:Season1の第12話で初登場したルーカスが好きです。フェイリスと近いところがあって少し親近感がありつつ、憎めないんですよね。千葉(翔也)さんのお芝居がおもしろくて、「あの感じをどうやったら出せるのかな」と後ろからじっくり観察していました(笑)。
アーサーとルーカスとイライジャ(CV.佐藤元)の掛け合いもおもしろくて。プライドが高いけど冷たくあしらわれて。でもめげないところが大好きです。
──あのイケメンのルックスでコミカルな面があるのがいいですね。
徳留:そうなんです! 普通は、高貴な雰囲気があると近寄りがたくなりますが、ルーカスはイジられても全然不思議に感じられないのがいいなって。
永牟田:好きなキャラクターはたくさんいますが、最終的にはやっぱりテシアとフェイフェイが好きです。
徳留:あっ……僕もやっぱり好きなキャラはテシアとヴィオで(笑)。
──ヴィオがバランサーだからといって、永牟田さんもバランスを取るような発言はしなくていいんですよ(笑)。
永牟田:これは本当にウソではなくて(笑)。ヴィオはテシアとフェイフェイのことが好きと言葉や態度で気持ちを表したことは一度もありませんが、実はめっちゃ大好きだと思うんです。二人とずっと一緒に過ごしてきて、たくさん見ているし、時には力を合わせて戦ったり、フェイフェイをイジったり、悪ふざけしたり。二人に対して信頼感や安心感を感じているし、演じながらヴィオは本当に二人のことが大好きなんだなと愛情を感じています。なので私もテシアとフェイフェイが大好きになりましたし、テシアのおてんばなところや……。
市ノ瀬:(笑)。
永牟田:テシアにイジられているフェイフェイを観ていると「大きくなってもこんなにイジられて。みんなに受け入れてもらえるようになったのね」と親のように温かく見守っている私がいます(笑)。
徳留:お母さん~!(笑)
永牟田:ヴィオと私の気持ちがリンクして演じられたこともあって、二人が大好きです。











































