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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

月刊「少年ガンガン」で大好評連載中の幻怪ファンタジー『黄泉のツガイ』。『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の最新作で、シリーズ累計600万部を突破。そんな本作のアニメの放送が2026年4月から放送中です。
“夜と昼を別つ双子”の兄・ユルと妹・アサを中心に、妖怪のような、幽霊のような、“ツガイ”と呼ばれる「ふたつでひとつの対なる存在」を使役するツガイ使いたちの戦いが描かれる、日本を舞台にしたバトルファンタジー漫画です。
本稿では、各話の内容や注目シーン、話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともに振り返っていきます。今回は第12話「番小者と祈祷師」。
先代田寺のもう一人の息子・田寺ケンとの出会いから、両親の行方の手掛かりを僅かに掴んだユルたち。しかし、先代田寺の行方も連絡先も未だわからないまま。そんな中、影森サイドでは次男・アスマが都内のホテルで何者かと密会していました。
※本稿には第12話のネタバレ要素が含まれます。
結界が張られているにもかかわらず侵入者を許してしまった影森家。侵入者たちは実在しないはずの「西門から入った」という証言をしていました。
その検証をすべく、影森ジンは侵入者の1人だった立川マコトを屋敷に呼び、現場検証を行うことに。門のない現場を見た立川は、庭石や樹木の位置から「確かにここにあった」と改めて西門があったと証言し、困惑した様子を見せます。
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— 「黄泉のツガイ」TVアニメ公式 (@tsugai_official) June 22, 2026
黄泉のツガイ
見聞録
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第十二話 番小者と祈祷師
「得意なのは誘拐だね。人さらい」
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しかし、壁をよく観察してみると、そこには微かな二本の線が。そう、ちょうど門ひとつ分くらいの幅の……。
一方、とあるホテルの一室には、影森アスマの姿が。室内にいたのは新郷と呼ばれる男。アスマは伯父さんと呼んでおり、親族関係にあることが推測されます。
しかしながら、伯父と甥らしい穏やかな会話はなく、先日の影森家襲撃の件について新郷は「むざむざ「封」のガキを逃がしやがって…」「何チンタラやってんだ 千載一遇のチャンスに双子の片割れすら捕まえられないってどういうこったよ」とアスマに凄んでいました。
強面の新郷に至近距離で凄まれるアスマですが、彼はいつもの涼しい顔を全く崩しません。にこやかな笑みを湛えたまま「ユルくんとそのツガイが一筋縄ではいかないんですよ」と冷静に返答。
さらに、「アサを懐柔しろ」「たらしこんでモノにしてしまえ」とけしかける伯父に対し、「いい大人が16歳の子に手を出したら犯罪です」とこれまた笑顔のまま至極まっとうな返しをしていました。
ユルとアサを狙う第三の勢力との繋がりを感じさせるアスマですが、わかりやすく双子の力を欲している新郷と違い、アスマはとても冷静かつ発言も常識的。密会していることは確かですが、それほど協力的な姿勢も感じられません。
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— 「黄泉のツガイ」TVアニメ公式 (@tsugai_official) June 23, 2026
黄泉のツガイ
見聞録
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第十二話 番小者と祈祷師
「いい大人が十六歳の子に手を出したら
犯罪です」
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また、新郷の「お前の母親と一緒で使えねぇな!」という発言に、静かに開眼していたのも印象的でした。糸目のキャラクターが開眼するときは“何かある”──これはもう一般常識ですよね。
そのことを感じ取った視聴者も多いようで、「アスマは第3勢力?と繋がってるっぽいけど、完全にそっち側って感じでもなさそう」「アスマは複雑な心境がありそう」と彼がどんな立ち位置なのか考察する感想が散見されます。
ほんのわずかな時間だけ滞在したアスマは、ツガイの一部を密かに部屋に残して去っていきました。アスマが退室した後、トイレから出てきたのは、先日影森家が襲撃された際、庭に潜んでいた刀の男・与謝野イワン。
彼はアスマの残していったツガイの一部に気付き、刀で真っ二つに。そして「身内だと思って油断してると足元すくわれちゃうよ?」と一言。
まさかイワンが用を足しているほど短時間の滞在だったのか、と思う一方で、この発言から彼がアスマの到着に合わせてわざとトイレに身を隠していたような気もします。
未だ真意がうかがい知れない影森アスマと第三勢力との繋がり。これが今後の物語にどう影響してくるのでしょうか。
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— 「黄泉のツガイ」TVアニメ公式 (@tsugai_official) June 23, 2026
黄泉のツガイ
見聞録
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第十二話 番小者と祈祷師
「身内だと思って油断してると
足元すくわれちゃうよ?」
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一方、段野家ではハナが自治体の行方不明者情報ページを利用してユルの母・ナギサの記録を発見。母の旧姓が「金城」であることがわかり、故郷である沖縄にユルとアサの祖母、あるいは祖父がいるとハナは推測します。
場面が影森家に切り替わると、まさに沖縄の祖母からアサの元へ電話がかかってきているところでした。「元気ですよ!」「おばあ様もお変わりないようで!」と穏やかに離すアサ。
祖母も娘の行方を心配しながら「何よりアサちゃんに会いたいよ」とまだ見ぬ孫への想いを口にしていました。終始和やかなまま通話は終了し、これは両親捜索の手掛かりか──そう思った視聴者をアサの一言が大きく裏切ります。
「おばあ様いつもと同じでした」「一言一句変わらず いつもと同じでした」
直後に映し出された祖母は、先ほどアサにかけた言葉を1人で繰り返しており、そのうなじからは糸のようなものが伸びています。その先には人面を持つ悍ましい姿の蜘蛛が2体。祖母も既に双子を狙う何者かによって操られているようです。
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— 「黄泉のツガイ」TVアニメ公式 (@tsugai_official) June 24, 2026
黄泉のツガイ
見聞録
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第十二話 番小者と祈祷師
「一言一句変わらず、いつもと同じでした」
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当然、そんなことは知らないユルたち。しかし、影森家がナギサの親族を保護していないことから、祖母たちの状況をなんとなく察し、母の親族から両親の行方を追うのは危険かつ不可能と判断。
やはり頼みの綱となるのは先代田寺である田寺ロウエイ。デラはその行方を探るべく「祈祷師」と呼ばれる人物に会いに行くのでした。
デラが向かったのは怪しげな雑居ビル。祈祷師と呼ばれる男は、村の子供たちに「祈祷」と称して予防接種を行っている人物のようです。彼は東村が襲撃されたことを知らなかったようで、デラから詳細を聞き驚愕していました。
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— 「黄泉のツガイ」TVアニメ公式 (@tsugai_official) June 25, 2026
黄泉のツガイ
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第十二話 番小者と祈祷師
「メインディッシュって後から出てくるじゃん」
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しかし、「ユルは!?連れて行かれた!?」「ユルまで他の者に渡さないでよ絶対」と一番にユルのことを気にしており、下界に住む祈祷師もまた双子の力を利用しようとしている東村の人間なのだと感じます。
デラはユルの保護を理由に、先代田寺の行方を祈祷師に訊ね、デラ同様何も知らないという祈祷師は東村界隈にも聞いてくれることに。気安く話している両者ですが、祈祷師はしれっとユルを匿っている場所を聞き出そうとし、それをさらっと躱すデラ。お互いに腹の内を探り合っているようでした。
そしてここで、祈禱師が与謝野イワンと接触していることも発覚。夜道に突然姿を現し、一瞬で間合いを詰められ、気付いたら路上で気絶していたと言います。特に怪我もなかったので気にしていなかったようですが、危害が加えられなかったなら余計に不可解ですが……。
このイワンの行動の理由はすぐに判明することになります。ユルの保護で村に行けないデラの代わりに東村を訊ねた祈祷師。村の子ども・アザミの予防接種を終え、村の大人たちと話をしていたところ、突然胸から刀身が現れ、彼の着物を切り裂き、中から与謝野イワンが出現。
イワンが出てきた祈祷師の身体は、胸から腹にかけてくり抜かれたように空洞になっており、それにもかかわらず祈祷師は全く出血も痛みもない様子で生きています。
イワンは涼しい顔のまま、村の大人たちを持っていた刀で真っ二つに斬り捨て、派手な血しぶきが舞ったところで本話は幕を閉じました。
影森家の襲撃の傷が癒えないまま、再び襲撃を受ける東村。この襲撃の意図は一体なんなのか。7月からの第2クールの放送が待ち遠しいです。
イワンは東村に潜入するために祈祷師に接触したのでしょう。おそらくツガイの能力だと思われますが、どのようにして空間を転移してきたのか気になります。
また、祈祷師が「(ユルを殺すには)人質を取るくらいしないとね」と発言したタイミングで、「だよな」とそれに賛同するような言葉と共にイワンは現れました。このことから、人質を求めて東村に入ってきたのだと考えられます。
故郷の村に懐疑的になりつつはあるものの、未だ情はある様子のユル。見知った村人を人質に取られてしまったらどうするのでしょうか……。
ここから第三勢力に加え、東村の過激派も活発化し、物語はさらに加速。第2クールも見逃せない展開が続きます!
| 作品名 | 黄泉のツガイ |
|---|---|
| スケジュール | 2026年4月4日(土)~ TOKYO MX・BS11ほか |
| あらすじ | スクウェア・エニックス×アニプレックス×ボンズ再び! 「鋼の錬金術師」荒川弘が描く幻怪ファンタジーが待望のTVアニメ化決定! 国内外から今なお熱い支持を得る名作「鋼の錬金術師」の荒川弘が描く最新作にして、月刊「少年ガンガン」にて大好評連載中のシリーズ累計400万部を突破する本作が、待望のTVアニメ化決定! 謎と怪奇が交錯する新感覚ツガイバトル。 息もつかせぬ幻怪ファンタジーが、今動き始める。 |
| キャスト | ユル:小野賢章 アサ:宮本侑芽 デラ:中村悠一 ガブちゃん:久野美咲 右:小山力也 左:本田貴子 ハナ:島袋美由利 ジン:諏訪部順一 ガブリエル ほか:村瀬歩 ミネ:内田夕夜 ナギサ:大西沙織 ダンジ:逢坂良太 ヤマハ:有馬瑞香 オシラサマ:早見沙織 影森アスマ:石田彰 与謝野イワン:三木眞一郎 |
| スタッフ | 原作:荒川弘(掲載 月刊「少年ガンガン」スクウェア・エニックス刊) 監督:安藤真裕 シリーズ構成:高木登 キャラクターデザイン/総作画監督:新井伸浩 ツガイデザイン:杉浦幸次 伊藤嘉之 美術監督:大西達朗 美術設定:多田周平 小木斉之 色彩設計:後藤ゆかり 撮影監督:張盈穎 3D監督:佐々木瑞生 編集:髙橋歩 音楽:末廣健一郎 音響監督:若林和弘 音響効果:緒方康恭 プロダクション・スーパーバイズ:ボンズ アニメーション制作:ボンズフィルム |
| 主題歌 | OP:「飛ぶ時」Vaundy ED:「飛ぼうよ」yama |
| 電子書籍 | 『黄泉のツガイ』電子書籍(コミック) |
