
『天幕のジャードゥーガル』関根明良さん&齋藤潤さんインタビュー|可愛らしくもシビアな歴史ドラマを生き抜く、シタラとムハンマドの魅力
13世紀のモンゴル帝国を舞台に、捕虜となった少女・シタラが自らの知識と知恵を武器に過酷な運命を切り開いていく漫画『天幕のジャードゥーガル』。緻密な歴史考証と魅力的なキャラクターたちが織りなすドラマが、ついにTVアニメとして2026年7月4日より放送・配信スタートしました。
本作の放送開始を記念して、主人公・シタラ役の関根明良さんと、彼女に大きな影響を与えるムハンマド役の齋藤潤さんにインタビューを実施。
可愛らしくもシビアな原作の魅力から、苦労を重ねたという第1話のアフレコ裏話、そして「学び」をテーマにした本作にちなんで、お二人が今「勉強してみたいこと」までたっぷりと語っていただきました。
可愛らしくもシビアな世界で、したたかに生きるシタラと知性あふれるムハンマド
――原作やシナリオをご覧になった際の印象をお聞かせください。また、本作の魅力だと感じたポイントはどこでしょうか?
シタラ役・関根明良さん(以下、関根):原作の表紙を見た時はオーディション内容でシビアなシーンがあることは知りつつもかわいらしい歴史ものなのかなと思い読み進めました。
しかし、読み進めると可愛らしいさもある一方で、ストーリーとしてはとてもシビアで驚きの連続でした。史実に基づいている部分もあり、胸が苦しくなるシーンもありますが、合間に挟まれるコミカルなシーンにほんわかしたりと、いろいろな感情にゆさぶられる作品だと思いました。
ムハンマド役・齋藤潤さん(以下、齋藤):僕もここまで規模感の大きい作品に触れたのは初めてでした。モンゴルについてこれまで知識がなかったので、1ページめくるごとに新しい文化や生活様式などの情報が入ってきて、すべてが新鮮でしたね。何より、学んでいく力を身につけていくシタラがすごく可愛くてかっこいいんです。映像化されて声が入ったらどうなるんだろうと、すごくワクワクしました。
――関根さん演じるシタラの印象や魅力的なポイントについてお互いにお聞かせください。
関根:シタラは、登場した頃は感情豊かで表情もコロコロ変わる子です。第1話の冒頭は一生懸命に逃げているところから始まるのですが、動きも子供らしく可愛らしい印象でした。しかし、様々な経験をしていくうちに表情が硬くなり、表裏で見せる一面が変わっていき、短略を武器に戦っていく姿は、とてもワクワクする……と言うと彼女に申し訳ないのですが、そういった部分が魅力的ですし、見守りたいな女の子だなと思います。
齋藤:最初はやっぱり可愛らしさが強いと思うんですけど、ムハンマドと出会って成長していくにつれて、したたかな、でも可愛らしさもある。魅力溢れるキャラクターだと思います。各話ごとに成長していくスピードが本当にすごくて、「かっこいいな」と感じました。
――では齋藤さん演じるムハンマドはいかがでしょうか?
関根:ムハンマド坊っちゃんは、まだ子どもなのに賢さや知性が滲み出ていますよね。話し方も聡明で優しげで、そこがとても魅力的だと思います。ただ、からかわれてちょっと拗ねたりいじけたりする一面もあり、「そうだよね、まだ子どもだものね」と微笑ましくなりますね。いつも大人っぽい坊っちゃんの年相応な姿が、私は一番お気に入りです。
齋藤:本当ですか?(笑) 僕も台本を読んでいて、年相応な感じが出ていて「あ、こんな顔もするんだ、可愛いな」と思いました。それはきっと、関根さんのお芝居の引き出しのおかげもあるのかもしれません。
関根:ありがとうございます。
齋藤:ムハンマドは、シタラと立場が違うのにそれを気にせず、自然な優しさで接する温かい人ですよね。好奇心旺盛で知ることに対して貪欲なので、僕自身も彼を見ていて「もっと学びたい・学んでいいんだ」という気持ちにさせられました。原作からもアニメからも、彼から学ぶことはとても多かったです。
関根:ちょうど大人と子どもの狭間で、まっすぐ前に向かっていく姿はとても応援したくなります。あの背中にはやっぱり憧れてしまいますね。

































