
【有名企業に突撃!オタク訪問】DAMアニメ部“中の人”の沼落ち遍歴と、愛情とこだわりが詰まった狐森あにか制作秘話 | DAMアニメ部・狐森あにかスタッフ(前編)
“全人類の後輩”狐森あにかの誕生秘話
──皆さんのお話を聞いていると、本当にアニメや音楽に囲まれた職場なのだと感じます。周りの方を見ていて、「この人たちは心から音楽を愛しているな」「本当にオタクだな」と思うことはありますか?
プティット:私は、DAMアニメ部のみんなに対して、それを一番感じます。みんな本当にいろいろな情報を持っているんですよ。「今期は何を見ている?」と話していると、忙しいはずなのに、「いつ、これだけの作品を見ているんだろう」と思うくらい、たくさん見ています。
ジェイソン:もう生活の一部なんですよ。
プティット:そうなんですよね。本当に好きだからこそ活動しているのだと感じます。そうした愛情が、狐森あにかちゃんの活動にもつながっていると思います。
──狐森あにかちゃんの話題が出たので、ここからは、あにかちゃんについて詳しくうかがいたいと思います。改めて、狐森あにかちゃんは、どのような経緯で誕生したのでしょうか?
ジェイソン:以前の取材でDAMアニメ部メンバーの黒ぶちが少しお話ししたと思いますが、もともとDAMアニメ部には「なかちゃん」というキャラクターがいました。
そこから、新しいキャラクターを広告塔として展開していこうということで、まずはチームを発足しました。ただ、なかちゃんと似たようなスタンスでは意味がないので、まったく異なる方向性にしようと。みんなで試行錯誤した末にたどり着いたのが、狐森あにかちゃんです。
プティット:なかちゃんは、キャラクター設定としては「公式Xの中の人」に近い存在だったんです。そのため、今度は実在する人間をイメージしたキャラクターではなく、アニメファンの方々に愛してもらえるようなキャラクターを作ろう、というテーマで考えていきました。
──だから、人間ではなく、ケモ耳のキャラクターになったんですね。
茶しぶ:そうですね。まずは「人間ではないキャラクターにする」というところから考えました。
ジェイソン:ケモ耳についても、いろいろな候補を出しました。
しろ:会議では、「どのケモ耳が一番かわいいか」というところも話し合いましたよね。
──あにかちゃんのキャラクター設定が固まるまでには、どのくらいの時間がかかったのでしょうか?
ジェイソン:半年くらいかかりました。僕たち自身、ここまで本格的にキャラクターを創るのが初めてだったので、どう進めればいいのかもわからない状態で、手探りで進めていったんです。
プティット:キャラクターの設定には、本当にこだわりました。見た目や服装にも、いろいろな仕掛けが入っているんです。まず和装をベースにして、最近のVTuberさんなどもいろいろ拝見しながら、「どんなデザインがかわいいだろう」「あにかちゃんには何が似合うだろう」と試行錯誤しました。
──イラストレーターは山田桜先生なんですよね。どのように発注されたのでしょう?
【おしごと】
— 山田桜🍣電脳もちもち (@y_1002_4444) August 22, 2025
DAMアニメ部新入部員
狐森あにかちゃんのキャラクターデザイン、イラスト諸々担当いたしました🦊✨ https://t.co/Z9V7R6yiqX
ジェイソン:キーとなるアイテムは、事前にこちらで決めていました。ただ、イラストレーターの先生からいただいたアイデアもかなり多いです。
茶しぶ:音楽の要素をどうデザインに絡めるかなど、先生がたくさんのアイデアを持っていらして。すごく助けていただきました。
プティット:ラフを描いていただくときは、リモートでつないで、その場で直接描いていただいたんですよ。「もう少しこうしてほしい」とお伝えすると、すぐに直してくださって。
ジェイソン:ラフの段階で、すでに完成形に近いくらいのクオリティーでした。「山田桜先生はすごい」と驚きましたね。僕たちが「こういう雰囲気のものがほしい」と伝えると、いつも一番気持ちのいい答えを返してくださるんです。
──第一興商さんらしく、音楽にまつわる要素も入っているんですよね。
プティット:そうですね。カラオケの会社なので、衣装やアイテムのなかに、音楽を感じられるモチーフを散りばめています。持っている扇子にもひと工夫があって。閉じるとマイクになるんです。性格は明るくて天真爛漫ですが、デザインにはDAMアニメ部のこだわりが詰まっています。
──「狐森あにか」という名前は、どのように決まったのでしょうか?
しろ:まず、あにかちゃんがどうしてDAMアニメ部に入部したのかという背景から考えました。4コマ漫画でも描いているのですが、あにかちゃんは森のなかで空腹になって倒れていたところ、なかちゃんと出会います。そこでマシュマロをもらって元気を取り戻し、恩返しをするためにアニメ部に入部する……という物語があるんです。
#あにかちゃん🦊 は
— DAMアニメ部 (@dam_anison) September 19, 2025
どうしてアニメ部に入ったの?💭
知られざる狐森あにかと
なかちゃんの出会いがついに明かされる…‼
🎥https://t.co/2NGxBZdGhm#DAMアニメ部 pic.twitter.com/qQHIack6mm
しろ:狐の姿で森にいたということから“狐森”、そしてアニカラの“あにか”になりました。名字の候補は、本当にたくさん出しました。
茶しぶ:毎週会議をしていたのですが、途中から深夜テンションのようになって、変な方向へ進むこともありました(笑)。
しろ:アニメ部全体の最後の会議で決めたのですが、「狐森あにか」という名前が候補に出たときは、ほかにもいろいろな案があるなかで、みんなが「これだ!」となりました。
──完成したデザインを社内でお披露目したときの反応はいかがでしたか?
しろ:「かわいい!」という反応でした。
茶しぶ:DAMアニメ部以外の、普段あまりアニメや漫画を見ない方からも、「かわいいね」と言ってもらえました。
ジェイソン:もう、「かわいい」以外は聞いていないくらいです(笑)。
──昨年の「アニサマ けやきひろば カラオケステージ」で、あにかちゃんの声を井上ほの花さんが担当されることも発表しましたね。声優をつけることは当初から決まっていたんですか?
ジェイソン:声優さんをつけることは、最初から予定していました。
プティット:声がつき、モーションもつくことで、展開できる幅が大きく広がるんですよね。動画のコンテンツにも登場できますし、そこは最初から重要だと考えていました。
茶しぶ:あにかちゃんの元気で天真爛漫なイメージに合う声優さんを探すために、いろいろな事務所のサイトなどを拝見しました。そのなかで、井上さんの声が一番イメージに合っているという話になったんです。
弊社には、声優さんにアニソンを歌っていただく「あにそんボーカル」というコンテンツがあるのですが、井上さんには以前ご出演いただいたことがありました。事務所の方ともお話ししやすい関係ができていたので、「ぜひ、DAMアニメ部の新しいキャラクターを担当していただきたい」とオファーしました。
──あにかちゃんは成人している設定なんですよね。具体的な年齢も決まっているのでしょうか?
ジェイソン:「お酒は飲めたほうがいいよね」という話はしました(笑)。カラオケの会社ですし、社員でもあるので、新卒くらいの年齢感をイメージしています。なのであにかちゃんの年齢はご想像にお任せします(笑)。
──身長は「155センチ、耳込み」とプロフィールにありますが、そのあたりもこだわって決めたのでしょうか?
茶しぶ:なかちゃんの身長が153センチなんです。あにかちゃんは耳込みで155センチなので、少しだけ大きいという設定ですね。
──好きなアニメのジャンルが「ファンタジー、日常系」となっていますが、これはどなたかの好みを反映したのでしょうか?
茶しぶ:あにかちゃん自身が少しファンタジー的な存在なので、ファンタジー作品を見て「自分と似ている」と感じるようなところがあったら面白いよね、と。親近感を持てるジャンルとして設定しました。
──プロフィールの一つひとつに、きちんと理由があるんですね。皆さんにとって、あにかちゃんはどのような存在ですか? それとも同期や新入社員、後輩のような感覚なのでしょうか。
ジェイソン:もう、娘ですね。外へ送り出すときは、「頑張れ!」という気持ちになります。完全に親目線ですね。
しろ:ほかのどんなキャラクターを見ても、「この子が一番かわいい」と思います。
──愛情がすごいですね! あにかちゃんには「愛すべき全人類の後輩」というキャッチコピーがありますが、これはどのように決まったのでしょうか?
しろ:みんなで話し合って決まったんですよね。
茶しぶ:どうせなら、規模が大きいほうがいいよね、という話になって(笑)。
ジェイソン:少しポンコツなところもあるキャラクターなので、キャッチコピーにも、ちょっとおバカな感じがあったほうがいいんじゃないかと考えたんです。自分たちもそのキャラクターになりきって、いろいろなフレーズを出していった結果、「愛すべき全人類の後輩」になりました。
──目標として掲げている「DAMアニメ部全国制覇」にも、そのスケールの大きさが表れています。デビューから間もなく1年を迎えますが、この1年のあにかちゃんの活躍を、皆さんはどのように振り返っていますか?
プティット:声優を井上ほの花さんが担当されることを発表してから、アニメ関連のイベントにも積極的に出演して、まずは多くの方に知っていただくことを目標に活動してきました。ちょうど昨年は弊社の「LIVE DAM WAO!」という新機種も発売されたので、新機種とあにかちゃんの両方を一緒に知っていただこうと、さまざまな販促グッズも作りました。
──こちらに並んでいるグッズも、そのときに作られたものなんですね。
プティット:そうです。イベント会場にいらした方が「あにかちゃん」と名前を覚えてくださったり、井上ほの花さんのファンの方が、井上さんをきっかけにあにかちゃんを知ってくださったりして。いろいろな入口から知っていただけていることが、すごくうれしいです。
茶しぶ:でも、今日お話をしていて、まだデビューから1年も経っていないんだなあと……不思議な気持ちになりました。
ジェイソン:もう2、3年くらい一緒に活動しているような感覚があります。あにかちゃんは、キャラクターを創って終わりではなく、完成したあとに、どのような活動をしていくのかという展開も見据えてのスケジュールを組んでいたんです。かなり大掛かりなプロジェクトになりましたね。
プティット:とにかく「あにかちゃんを知ってもらう」ということが第一優先だったので、さまざまなイベントの企画に絡めていきました。
──この1年、SNSでもあにかちゃんが活躍しています。ここまでのスピード感は、最初から想定されていたのでしょうか?
プティット:このスピード感までは想像していませんでした。昨年は「東武鉄道 presents ANIMAX MUSIX 2025 YOKOHAMA supported by Lemino」のオフィシャルマネージャーを務めさせていただくなど、ありがたいことに、さまざまなご縁があって活動の場が一気に広がりましたね。
前編はここまで!
後編ではあにかちゃんを“生きたキャラクター”にする工夫や今後の展開についてお聞きしていますので、お見逃しなく!































