
【『ヤニねこ』第2話『ニャーの後輩たちにゃ』レビュー】これアニメでやってよかったの!? 何度も禁煙を成功させている私が「ヤクねこ」とのやり取りを振り返ります!
清く正しく美しく。そんな美徳が街に反響する令和の世に立ちのぼる希望の煙『ヤニねこ』。2026年7月に放送が始まったTVアニメはまたたく間に話題を呼び、さらに多くのファンの心に火を点けています。
金も生活力も、そしてろくでもない獣人・ヤニねこが大暴れする本作。第1話を見た方の中には、もしかしたらヤニカスが醸す特有の根源的恐怖を感じられた方が多かったかもしれません。一度でもヤニに脳みそを支配されたことのある方の元には、面白さと怖さの両方が手を繋いでやってきたのではないでしょうか。
しかし今回放送された第2話『ニャーの後輩たちにゃ』は怖さの種類が違いました。エピソードタイトルのとおりヤニねこの後輩が登場するのですが、彼女たちは“カス”というか、なんというか……。
とにかく第2話もツッコミどころが多すぎて、どこをどうしたらいいのかわからなかったので、みなさんを代表して何度も禁煙を成功させている私が振り返り&解説しながら物語を振り返っていきます! 一人だと不安なのでみなさま、どうかお付き合いください……!
※喫煙などを推奨する記事ではありません。
※個人的見解が大いに含まれています。
しゃーなし吸ってる感じある
第1話から引き続き、すこーしだけヤニの付着によって黄ばんだヤニねこの部屋から始まった第2話。どうやら手持ちのタバコが切れてしまったようです。
亡霊のように部屋を這い回るヤニねこ。そんな彼女のもとにイマジナリーな存在が降ってきました。それはニコチンに脳を支配された獣人を救う存在「タバコの妖精」と名乗りました。
ヤニを過剰摂取しているヤニねこに対し「適量健全に楽しむもの」と諭す妖精ですが、タバコが心臓を動かす糧となっている彼女は当然ブチギレ。とても怖いです。
適量を楽しんでいる者とは思えないリアクションを見せたヤニねこに対し妖精は「対ニコチン受容体体操」を伝授してくれました。
受容体とは、簡単に言うと身体の外からの刺激を受け取るための構造・細胞のこと。タバコはもちろん、我々が体調を崩したときなどに飲む「薬」なども、この受容体と深い結びつきがあるようです。
映し出されたのは高品質なクレイアニメ調の音頭。妖精は自らのケツをふりふり、民謡っぽい音楽にのせてニコチンに抗う姿勢を見せてくれます。しかしヤニカスの眼の前で吸い口をぶらつかせてしまったら、半ば意思とは関係なく口に咥えてしまうものでして。
しかし妖精はヤニが切れたヤニねこのイマジナリーなお友だち。回覧板を持ってきた大家は一人でぶつくさ手をわきわきさせているヤニねこを発見し肝を冷やしますが、正しいリアクションだと思います。
どうしてヤニねこはタバコを追い求めてしまうのか。それはきっと行動原理の反転にあります。生きるために吸うのです。決して吸うために生きているわけではないんですね。喉が乾いたら水を飲まなきゃいけないのと同じです。
別に吸いたいと思っているわけではないけれど、身体的に吸わなきゃいけないような気がしてたまに義務感で吸ってるときすらあります(筆者談)。きっと彼女もそういう状態なんでしょう。同じような喫煙者が隣にいたら、優しく見守ってください。
さて、いくら受容体を活発にさせても成分は身体に入りません。ここから命尽きるまで体操を繰り返すのか……と思った矢先、ぼろぼろのカーテンの隙間から一筋の煙が見えました。
その煙は、お隣さんでありヤニねこの後輩・ヤクねこの一服によって発生したもの。ひと吸いすると目をぐるぐるさせて官能的な鳴き声を漏らすヤクねこ。彼女もまた、一服の瞬間が大好きなようですね。
そんなヤク(ねこ)に早速一本分けてもらいにいくヤニねこ。顔が怖いです。
しかしヤクはタバコを持っていないと言います。それならその手に持っているものは何なのでしょう。強引に奪い取って吸ったヤニねこも「まっずい」と言うし痛々しい空咳まで出ています。
初めてタバコを吸った人が咳き込んでしまうのは、煙に含まれる成分や熱によって喉がビックリしてしまうことによる防衛反応。喫煙を続けているとだんだんと慣れてくるものなのです。
ヤニねこの場合は慣れているとかそんな次元ではありません。日々吸っているものもタールが10mgの重めなタバコですから、吸って咳き込むのはせいぜい風邪のときぐらいなハズ。ということは、今吸ったそれはタバコではない可能性が高い。
キャラクター名から推察もできますが、ヤクはタバコだと言っています。特殊なタバコなのかな。「吸ったあとに息を止める」という特殊な吸い方までレクチャーしてくれましたが、視聴者の我々が実践することは未来永劫ありません。アイスはそのままで美味いしさ。
しゃーなし打ってる感じなのかな
今年も「狂獣病予防接種薬」摂取の時期がやってきました。書類を受け取ったヤニねこ曰く「センブリみてえな味」とのことですので、相当苦い薬のようです。
しかし水道が止められているヤニねこは薬を飲むことができません。お金がなさすぎます。
仕方がないのでヤクねこに水をもらいにいくと、ヤクが薬を摂取していました。私は獣人ではないので知らなかったのですが、予防薬には注射タイプもあるんですね。これならセンブリみてえな味を恐れることもありません。役所に申請すればいいのかな。
ちなみにテレホンカードにもちゃんとした使用用途があるようです。色々ちょうど良いんですって。
話は少し変わりますが、ヤクねこのキャラクター紹介には「言えない過去を持つ罪深きねこ」という一文があります。ヤニねこも「また変な薬を」と言いました。怖いですね。
もう足を洗ったらしいのでこれ以上なにも言うまい。せめてタバコ吸えよって思いました。吸うなよ。
レベリオ:『ハリー・◯ッター』の呪文。見えないものを暴き出す。






























