
夏アニメ『うちの弟どもがすみません』第3話放送後:増田俊樹(成田源役)インタビュー|「類を超えられる人はいないと思った」キャスト陣の印象と源の役作り
母親の再婚で、成田家に引っ越してきた糸が、いきなり4人兄弟の姉に! 無愛想だけど家族想いの長男・源。冷静沈着で爽やかな次男・洛。引きこもりでなかなか姿を見せない三男・柊。いつも元気で甘え上手な末っ子・類。新米長女と個性豊かな弟4人とのにぎやかな毎日が織りなす、スイートホームラブコメ、TVアニメ『うちの弟どもがすみません』。
アニメイトタイムでは、毎話後にインタビュー連載を掲載中。
第3話後となる今回は成田源役の増田俊樹さんにきょうだい全員で臨んだオーディションの裏話をはじめ、源というキャラクターの役作り、糸や類を演じるキャスト陣の印象、そして「家族」を軸に描かれる本作ならではの魅力について語ってもらった。
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キャラクターとのマッチ感が強烈だった糸と類
──オーディションは、珍しい形式だったそうですね。
成田源役 増田俊樹さん(以下、増田):珍しいかどうかは難しいのですが、1人で受ける形式が多い中、今回はきょうだいが揃った状態での掛け合いオーディションだったんです。
そのとき思ったのは、僕は僕なりの成田源を持っていくしかないということで、掛け合う中で生まなければいけないものもあるんでしょうけど、僕が受けたグループでは、自分が浮いているなという感触しかなかったんです。やりたいこととか、積み上げてきたベクトルが違うなぁという印象があったので、これは落ちたなという気持ちで帰ったのは覚えています。
──自分の出したい源を出しつつ、相手の芝居も受けて返さなければいけないものもあるから、難しさもありますね。
増田:そうですね。でも、それも含めてご縁なので。オーディション形式を完全に無視して自分のやりたいことをやるのか、その場でさらに生まれるものにフォーカスを当てるのか。前者が合格する場合もあれば、後者のパターンも全然あるので、僕たちにはわからないんです。だから毎回、最善を尽くすだけなんですよね。
──では、合格の通知が届いたときはどんな気持ちでしたか?
増田:びっくりしましたね。
──そして、このメンバーになりました。
増田:これまであまりご一緒したことがなかった方が多かったので、きっとこういう感じになるんだろうなというのは、キャスト一覧を見たときは浮かばなかったです。収録が始まるかなり前にキャスト表を見ていたので、これはアフレコが始まってからだなと思っていました。
そこから僕らにできる準備って原作を読むくらいで、それはすでに読んでいたので、あとは待機するしかないという気持ちでしたね。
──実際に収録が始まり、掛け合ってみていかがでしたか?
増田:女性陣の2人は掛け合うという意味では初めてだったので、糸(CV.大空直美)にせよ類(CV.寺澤百花)にせよ、すごく印象が強く、キャラクターとのマッチを強烈に感じたのを覚えています。類なんかは、マッチしているかどうなのかという感じで、自分たちの枠の中にある類ではなかったんですよね(笑)。
寺澤さんが持ってきた類に関しては、「この類を超えられる人って、今の業界にはいないんじゃないか」と思うくらい飛び抜けたキャラクターメイクをしていたので、すごい役者さんがいらっしゃるなと思いました。
──源、洛(CV.八代拓)、柊(CV.小野賢章)が、ナチュラル寄りな雰囲気だったので、余計に類のキャラクター性が際立っていましたね。源と類は絡みもあるので、面白いなと感じながらの掛け合いだったのですか?
増田:最初はそうでした。驚きましたけど、類は愛嬌もある末っ子なので、源としては、毎話毎話かわいいなと思いながらも、叱らなければいけないところや見ておかなければいけないところは、兄としてアンテナを張っているような感じでした。
──4人兄弟の末っ子ってかわいいから、次男と三男との接し方とも違いがあるのかな?と思いました。
増田:まあ生意気の意味合いが違うというのもあるし、年が離れていると喧嘩してもしょうがないという部分があるので。
あと類に関しては、源は親の代わりのような感じで接してきたところがあるので、責任みたいなものを感じる対象なのかなと思いました。だから末っ子というより、年の離れた弟という感じですね。
──源に関しては、どのように役作りをしていったのでしょうか? 監督やスタッフさんから言われたことなどはありますか?
増田:役作りはもう前過ぎて覚えていないんですけど、「声をもう少し大きく出して、抑揚を付けてほしい」というオーダーがあったんですよね。でも僕なりに源というキャラクターを考えたときに、そのオーダーにどのくらい乗っかったらいいのかは考えたんですよね。結局、僕がトップでそれを出してしまうと、そこから類や糸はさらに抑揚というか、ケレン味を出さなければいけなくなってしまう。
この段階では、誰がどのくらいやってくるのかも見えていなかったので、僕としては、「まぁ、やってみるか」くらいのテンション感で、自分が用意していった下地に、声はデシベルとして大きめに、抑揚を付けられるところは付けていこうみたいな感じで、ディレクションに応えていきました。
──その上で、きょうだいのバランスが取れていった感じだったのですか?
増田:そうですね。やっぱり洛がバランサーでもあるので、そこがいい塩梅で効いていたと思うし、糸と源に関しては、バランスが取れているかどうかはちょっとわからないけど、2人の関係性は原作でもしっかり描かれているので、僕らはそれに乗っかるだけでしたね。そういう意味で、糸がしっかりブレずに糸らしく居てくれたから、僕も無理なく源ができていたんじゃないかなと感じています。
































