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『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第六章上映会 公式レポート

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』ヤマトーク付き上映会の公式レポートが到着! 麻宮騎亜氏(イメージドローイング)、福井晴敏総監督、ヤマトナオミチ監督らが登壇

7月21日(火)に新宿ピカデリーにて開催された、劇場版アニメ『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』ヤマトーク付き上映会のオフィシャルレポートが到着!

イベントには、麻宮騎亜氏(イメージドローイング)、福井晴敏総監督、ヤマトナオミチ監督、岡秀樹氏(脚本)、中村繪里子さん(進行/桐生美影役)が登壇。

ティザービジュアルの作業工程や、イメージドローイングの裏側、お台場の実物大ユニコーンガンダム立像とのコラボビジュアルの制作エピソードなどが明かされました。

<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』ヤマトーク付き上映会 公式レポート

ステージ上には、麻宮が手がけた第一章から第七章までのティザービジュアルのポスターがズラリと勢ぞろい。その迫力に、司会の中村も「圧巻です……」としばし目を奪われていた。

くしくもこの日は、第六章の劇中でヤマトが新宿ピカデリーの上空に登場した日と同じ、7月21日だったということで、「今日に合わせて聖地巡りをされた方もいらっしゃると思いますが、熱中症は大丈夫でしたか?」と会場に語りかけた福井総監督。「実は1年の中で一番好きな日なんです。なぜなら夏休みが始まる日だから」と笑顔を見せつつも、「今は海の日があるから変わってしまいましたが、昔は学校の夏休みのはじまりといえば7月21日からでした。やはりヤマトが来るという晴れ晴れしい日を選ぶならば、この日がいい、という思いでその日に合わせました」と明かした。

この日のヤマトークのゲストは、本作でイメージドローイングなどを手がける漫画家・イラストレーターの麻宮騎亜が登場。「僕自身、最終章(第七章)のティザービジュアルも終えたので『3199』の仕事はオールアップ。もしかしたら今日が最後の仕事かもしれない」と語る麻宮。「この先、何が起こるか分かりませんよ」と茶化す福井総監督に対して、「まあヤマトの仕事だったらやりますけどね」とヤマト愛を漏らすひと幕もあった。

そんなティザービジュアルの作業工程については「全部、福井さんからの、こんな感じで、といった指示をもとに描いています」と明かした麻宮。すかさず福井総監督が「でも俺が思う15倍くらい豊かなものが毎回あがってきますからね」と返すなど、全幅の信頼を寄せている様子だった。

この日は、麻宮自身が手がけたイメージドローイングの裏側について解き明かす機会となった。まずは記念すべき第一章のティザービジュアルについて。福井総監督からの指示は「原作のポスターを踏襲したビジュアル」だったというが、そこには麻宮ならではのこだわりが隠されていた。

「実はヤマトの第一艦橋と、その下の第三艦橋がちょっとずれているんですよ」と明かす麻宮。「本当なら主幹エレベーター から縦一直線でないといけないんですけど、実は原作の『ヤマトよ永遠に』のポスターをよく見ると、ずれているんですよ。それに合わせた、というのが僕の密かな楽しみでした」とコメント。さらに「実はこのポスター、庵野(秀明)さんからもめちゃめちゃいいよと褒められたんですよね」と誇らしげに付け加え、会場を沸かせた。

また本編ではメカはフルCGで描かれているが、麻宮のイラストはすべて手描き。シャーペンで清書したイラストをスキャンした後にPhotoshopで処理するという行程を経ているのだとか。岡も「肉筆が残るのってすごいことですからね。あと50年もたてば全記録展もできますよ」と感心した様子で付け加えた。

そして福井総監督も、このビジュアルが上がってきた時の衝撃を次のように振り返る。「最初は断られると思ったんです。3D的には整合性がとれていない絵ですし、この(下からの)アングルから見たら第一艦橋は絶対に見えないはずですから。僕らも昨今のCGでの作業に慣れちゃってるんですけど、そうはいっても『嘘をついてでも描いてほしい』ということで。そしてそんな要求に応えられるのはまさに麻宮さんしかいないと思っていましたが、一発でこれが上がってきたんで。本当に嬉しかったですね」と笑顔を見せた。

そして2点目に選ばれたのは「反撃」のキャッチコピーが印象的な第二章のティザービジュアル。麻宮にとって、この絵には特別な思い入れがあったという。「実はちょうどこの頃、僕は白内障の手術を終えた時で。目を使えない時期が数カ月あったんですけど、その後ではじめてヤマトを描いたのがこのポスターだったんです。だから個人的にも『反撃。』という思いもあったし。あと実はこのポスターには最初、ものすごいミスがあって。第一艦橋の窓が4つしかなかったんです。誰も気付かなかったんですが、アステロイド(小惑星)の修正をしている時にこのミスに気付いて。慌てて窓を1つ描き足して修正したんです」と明かし、会場を驚かせた。

さらにこの日は、劇中に登場する、お台場の実物大ユニコーンガンダム立像とのコラボビジュアルのエピソードも。「これはちゃんとお台場に取材に行きましたからね」と笑う麻宮。現在、展示されている立像は8月末のフィナーレに向けた、新たなデカール装飾を施した姿となっているため、「こちらはマーキングが入ったバージョンとなっております」と説明する一幕もあった。

さらに、麻宮が実際に本作で手がけた絵コンテも披露された。「だいたいがシナリオを読んで、頭の中のイメージをそのまま描いているだけなんですよ。本編スタッフとしてガッツリやる場合はシナリオを直したりすることもあるんですが、ゲストとして絵コンテに呼ばれたときはシナリオのままでいこうと自分で決めているんです」と語る麻宮に、岡も「僕も福井さんもアニメで育った世代なので、シナリオを書いているときに自分の頭の中で、こんな風なカメラワークになるのかな、といったイメージがあるんですよ。今週は完結編のテイストだろうなとか、今週は復活篇よりかな、といった感じで考えながら書いているんですけど、実際に麻宮さんの手を経ると想像と全然違うものが出てきて、現代アニメに一気に踏み込んだなという感じがあって。これはうれしかったですね」としみじみ。

さらにヤマト監督も「絵コンテはどこを選択するのか、ということを話し合いながら進めていきます。だからできるだけやっていただいたものを使いたいと思いながらも、尺に合わせて削らないといけないところが出てくると、本当に心苦しい」と麻宮の絵コンテならではの贅沢な現場の悩みを吐露するひと幕もあった。

続いて話題はプラモデル「1/1000 アリゾナ級宇宙戦艦アリゾナ」のパッケージイラストについて。「王道のアングルで」というオーダーに対し、あえてスタジオぬえの宮武一貴、加藤直之らが描いてきた往年の重厚なイラストをオマージュしたラフ案を提示し、採用された経緯が語られ、興味津々に耳を傾ける観客。そんな中、麻宮から、会場を沸かせる衝撃の告白が飛び出した。「実は1年くらい前に『戦艦の主砲を描く時は定規を使った方がいい』と気づいたんです」とぶちまけた麻宮に会場は大笑い。今年で画業40周年になるという麻宮だが、「アニメーター時代から定規が大嫌いで。ずっとフリーハンドで描いていたんですよ。あともうひとつ発見したことがあって。戦艦の主砲って、1個作ったら、それをコピペすればいいんですよ」とたたみかけて会場を笑わせた。

そしてイベントの終盤、スクリーンに「重大発表」の文字が躍り、会場のボルテージは最高潮に達した。麻宮騎亜が手がけてきた宇宙戦艦ヤマト関連のイラストを収録した画集『コンプリートワークス・アートアーカイヴ 「海神 -WADATSUMI-」』の製作決定が告知されると、会場は大盛り上がり。「まさかヤマトだけの単独画集が出せるなんて思っていなかった」と語る麻宮は、「僕のヤマトでやった仕事、原画とか、ラフトかレイアウトとか、可能な限り全部を一冊に詰め込んで、まとめる画集になります。発売はいつになるのか分からないのですが、豪華な感じでつくれないかと検討しています」と明かすと、「今日は皆さんに一番に画集を出します、ということが言えて本当に良かった。気を付けて帰って、Xに感想を投稿するまでが今日のイベントです!」とファンへメッセージを送った。

そして福井総監督も「今日は残念ながら上空にはヤマトは来なかったようですが、でもこの会場には来ていた感じでいます。第七章もスタッフ一同、全力で制作しておりますので、引き続き応援をよろしくお願いします」とイベントを締めくくった。

イベント概要

■日時
7月21日(火) 20:55~21:40 ※上映後舞台挨拶

■場所
新宿ピカデリー シアター1 (東京都新宿区新宿3丁目15番15号) 
  
■登壇者
麻宮騎亜(イメージドローイング)、福井晴敏(総監督)、ヤマトナオミチ(監督)、岡秀樹(脚本)、中村繪里子(進行/桐生美影役)

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』作品情報

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮

あらすじ

時空結節点を越えて、宇宙戦艦ヤマトが辿り着いた世界。そこは未来ではなく、2026年の東京だった――。あのガミラスとの戦いの、はるか以前。遊星爆弾の痕跡もない、かつての地球。この時代にヤマトがガミラス星へと向かえば、未来を変えられる。デザリアムが為そうとする「歴史改変」。それと同じ誘惑が、土門竜介の眼前にあった。人類がデザリアム化する未来も、戦争の歴史も、消えるかもしれない。宇宙戦艦ヤマトと自分たちも、消える。それでも――平和は残る。悲劇を変えたいと願う想い。赤い瞳のサーシャが見つめるなかで、ヤマトは黒く変貌していく。その航跡の先に待つものは――。

キャスト

古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
サーシャ:潘めぐみ
デスラー:山寺宏一
真田志郎:大塚芳忠
島大介:鈴村健一
土門竜介:畠中祐
揚羽武:上村祐翔
北野誠也:鳥海浩輔
南部康造:松本忍
藤堂信乃:塩田朋子
神崎恵:林原めぐみ
藤堂早紀:高垣彩陽
芹沢虎鉄:玄田哲章
藤堂平九郎:小島敏彦
アルフォン:古川慎
イジドール:堀江瞬
ランベル:江口拓也
サーダ:井上麻里奈
スカルダート:内田直哉

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
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