
ED主題歌「心星」を歌う際に大事にした“一つひとつの言葉を大切に届けること”──TVアニメ『鬼の花嫁』連載インタビュー第5回 EDアーティスト 山崎育三郎
シリーズ累計750万部を突破し、待望のTVアニメ化を果たした和風あやかしシンデレラストーリー『鬼の花嫁』。
本作は、人間と“あやかし”が共に暮らす日本を舞台に、家庭に居場所をなくしていた女子高生・東雲柚子と、あやかしの頂点に立つ鬼の次期当主・鬼龍院玲夜の運命の恋を描く物語です。
優れた能力と美しい容姿を持つあやかしたちは、社会の中核を担い、絶大な権力を誇る存在。そんな彼らが本能で見つけ出す、たったひとりの運命の相手が「花嫁」です。
妖狐の花嫁である妹・花梨と比べられ続け、家庭の中で傷ついてきた柚子。ついに心が折れかけたその日、彼女の前に現れたのは玲夜でした。
「見つけた、俺の花嫁」
その出逢いをきっかけに、柚子の運命は大きく動き始めます。
スタッフ・キャスト陣にリレー形式でお話を伺っていく本連載。第5回にご登場いただくのは、エンディングテーマを担当する山崎育三郎さんです。
エンディングテーマ「心星」に関するお話しを中心に、本作の印象や注目してほしいポイントなど、たっぷりと語っていただきました。
前回のインタビューはこちら
「心星」に込めたこだわり
──今回、TVアニメ『鬼の花嫁』でのアニメタイアップ楽曲制作に関わることが決まった時のお気持ちを教えてください。
山崎育三郎さん(以下、山崎):アニメ作品の世界を音楽で彩る機会をいただけたことを、とても光栄に思いました。作品にはそれぞれ大切な世界観や、ファンの皆さんが抱いている想いがあります。
その一部になれる喜びと同時に、その世界にふさわしい楽曲を届けたいという責任も感じました。「心星」が作品をご覧になる皆さんの心に寄り添える一曲になれば嬉しいです。
──『鬼の花嫁』という作品の印象は?
山崎:和の幻想的な世界観の中に、人を想う気持ちや運命、愛といった普遍的なテーマが丁寧に描かれている作品だと感じました。
柚子はさまざまな困難を経験しながらも前を向こうとする強さを持った女性で、玲夜は大きな愛情で彼女を包み込む存在。その二人が少しずつ心を通わせていく姿がとても印象的でした。
──本作のエンディングテーマ「心星」の歌唱にあたり、こだわった点や意識したことなどあれば教えてください。
山崎:派手に感情を表現するというより、一つひとつの言葉を大切に届けることを意識しました。作品の余韻を感じながら、そっと背中を押せるような温かさや包容力を声に込めたいと思いながら歌いました。
──「心星」の歌詞でお気に入りのフレーズがあれば教えてください。
山崎:「君との或る普通の一日が明日も明後日も続きますように」というフレーズです。
なんでもない日々の中で、大切な存在が自分の人生を照らす光になります。この楽曲全体を象徴するフレーズでもあり、とても好きな印象深い言葉だと思っています。
──山崎育三郎さんはミュージカルや俳優業など幅広くご活躍されていますが、アニメのタイアップならではの面白さ、または難しさがあれば教えてください。
山崎:アニメには映像やキャラクター、物語と音楽が一体となって作品を作り上げる魅力があります。楽曲単体として成立するだけではなく、その作品だからこそ生まれる感情を音楽でどう広げられるかを考えるのが面白さでもあり、難しさでもあります。
作品をご覧になったあとに曲を聴くと物語がよみがえり、逆に曲を聴いて作品を思い出していただけるような存在になれたら嬉しいですね。
──本作は柚子と玲夜の「出逢い」から運命が動き出す物語です。ご自身のこれまでを振り返って、「この出逢いが自分を変えた」と感じる人や作品との出会いがあれば教えてください。
山崎:僕にとっては、ミュージカルとの出会いです。子どもの頃に舞台を観て、「歌で物語を届ける」という表現に強く惹かれました。シャイで人前が苦手だった僕が、役を通して歌うことで、開放的になれる瞬間がありました。
ミュージカルとの出会いが今の自分につながっています。人生は人との出会いだけでなく、作品との出会いにも大きく影響されるものだと実感しています。
──この曲を聴くリスナー、アニメ『鬼の花嫁』をご覧になっている方に特に注目してほしいポイントを教えてください。
山崎:『鬼の花嫁』の世界に寄り添いながらも、誰かを大切に思う気持ちや希望を感じてもらえる楽曲になっています。作品と一緒に楽しんでいただくことで、より深く「心星」の意味を感じていただけると思います。ぜひ物語とともに、何度も聴いていただけたら嬉しいです。
オープニングテーマ:ClariS「ヒトコト」(SACRA MUSIC)
◆配信:https://ClariS.lnk.to/Hitokoto
◆ノンクレジットオープニング映像:
エンディングテーマ:山崎育三郎「心星」(Sony Music Labels Inc.)
◆配信: https://smar.lnk.to/iDiY4S
◆ノンクレジットエンディング映像:
『鬼の花嫁』作品情報
2026年7月4日(土)24:30~よりTOKYO MX/BS11ほか全国12局にて順次放送中!
dアニメストア・ABEMA・U-NEXT・アニメ放題にて地上波同時・最速配信!
その他プラットフォームでも順次配信開始
あらすじ
優れた能力と容姿を持つ“あやかし”は日本の中核を担っていた。
そんな絶大な権力を持つ“あやかし”は本能で運命の「花嫁」を見つけることができ、その「花嫁」に選ばれることは女性の憧れであり、名誉なことだった。
平凡な高校生・東雲柚子は、妖狐の花嫁である妹・花梨と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた。
ついに心が破れた日、柚子は偶然、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会う。
「見つけた、俺の花嫁」
彼の名は鬼龍院玲夜、“あやかし”の頂点に立つ鬼だった。
──この出会いから、柚子の運命が大きく動きだす。
キャスト
(C)クレハ・富樫じゅん・スターツ出版/「鬼の花嫁」製作委員会





























