
【今週の『キングダム』の話題は?】飛信隊の作戦は失敗か? 絶望の中の河了貂は立ち上がってとある作戦に出る!「生の選択」〈883話〉
『キングダム』は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、紀元前中国 戦国時代の大河ロマン。作者は原泰久先生で、今年は連載20周年のメモリアルイヤーです。さらに、17日から始まった映画『キングダム 魂の決戦』が、初日3日間だけで99万3千人の動員・約15億8400万円の興行収入と、すごいことになっています。
そんな『キングダム』ですが、ここでは7月23日(木)発売の「週刊ヤングジャンプ(2026.8.6 No.34特大号)」に掲載の、『キングダム』最新883話「生の選択」のあらすじを振り返っていきます。加えて、SNSでの反響もご紹介いたしますので、感想を語り合っているつもりで一緒に読んでいきましょう!
※本記事には最新話のネタバレが含まれます。コミックス派やアニメ派、映画派の方はブラウザバックをお願いします。また、「ヤングジャンプ」をこれから読むという方も同じくです。
河了貂が顔を上げる
現在、「秦趙(しんちょう)大戦」の真っ最中。信(しん)が率いる飛信隊(ひしんたい)は、戦列を抜いて遥かに前進、趙の王都 邯鄲(かんたん)に手を伸ばしたまでは良かったのですが、趙 李牧(りぼく)軍に囲まれピンチです。ここに、楽華隊(がくかたい)が駆けつけ、信と蒙恬(もうてん)が合流。前話までで、2人のいる群だけは、趙軍の包囲から抜けることができましたが……。
今話は、信のアップの表情からスタート。襲ってくる趙軍をなぎたおし、逃げ道を進む信ですが、その表情は苦しそうです。まあそうですよね。かなりの兵を置いてきていますもの。しかも、見捨てられた群の中、副長の渕さんなどは、自分たちが犠牲になってもいいから隊長の信を逃がすように動いてくれているのです。
「武器を捨てろ」
飛信隊の軍師 河了貂は、趙軍に包囲されたところから、思考停止で涙を流すばかりでした。指示が出せないばかりか、うなだれるのみで、読者からも心配されていましたね。
そんな河了貂、ここで復活!? 顔を起こし、指示を出します。旗を掲げて! 信は脱出した! と叫んだのです。そして、何と、
これ以上の抵抗は不要! 武器を捨てて投降しろ
これは、敵が李牧だからこそ存在する、生き延びる可能性です。当時の“ふつうは” 働き手として連れ去られるか殺されるかでしょう。河了貂、正義の人 李牧の情に訴える賭け出ましたね。
結果はというと、李牧の指示は彼女の期待どおりです。しかし、兵士たちの全員が、戦意をコントロールできるはずはなく、武器を置いた者がただただ殺される群も……。賭けは半分成功で半分失敗といったところでしょうか。
蒙恬の作戦は失敗ということに
飛信隊は、泣く泣く仲間を切り捨てて幹部だけが脱出。しかも、楽華からも相当な犠牲を出して、この有様です。蒙恬の作戦で、飛信隊・楽華隊・羌瘣(きょうかい)軍の3軍合同での“戦線突破プラス邯鄲殲滅作戦”は、結果としては多くの秦兵が失われただけになってしまいました。つまり、作戦は失敗です。
読者としても、「邯鄲まで手を出さないところで踏みとどまっていれば」、もしくは「あとちょっとで趙の陥落だったのに」など、くやしいやら悲しいやら。SNSでも、「もうちょっと何とかならなかったのか」「話数を費やしてきた作戦だけに残念」「少年漫画でこんな大きな失敗を描くとは思わなかった」などの声が上がっていました。
李牧“王”
その頃、邯鄲城内では、秦軍の敗北を喜ぶ住民たちの声が高らかです。王様より将軍の李牧を讃える声が多いようで、なかには「李牧“王” 万歳」との声も。李牧が王というのは、まあ、いや、気持ちはわかりますが、本物の王様に聞かれたらマズイのでは?
嬉しそうな人々の顔の中、姚賈(ようか)の固まった表情。「李牧“王”」と謳う住民を制しもせず、何かを思考中。果たして何を考えているのでしょうか?
姚賈は、韓非子(かんぴし、中華を代表する法家)のエピソードのときにクローズアップされた、いわばスパイです。現在は李斯(りし、秦の法家)の手先として趙に潜入していると思われます。とはいえ、二重スパイの可能性もゼロではないので、よくわからない人物ですね。
蒙恬役 志尊淳さんへのインタビュー有り
今週の「ヤンジャン」には、映画『キングダム 魂の決戦』で蒙恬役を演じられた志尊淳さんへのインタビュー記事が掲載されています。
内容は、オファーを受けたときの状況と、人気キャラクターを演じることへの不安など。確かに蒙恬は、原作・アニメの段階で、既に男女問わず大人気ですからね。誰がキャスティングされても、一定の文句は出るような役だと思います。
志尊さんは、こうした人気キャラゆえの難しさや不安を、役の理解を通してはねのけ現場を楽しむことができたようです。役者としてのプロの矜持が伝わってきます。確かに、映像の中、その楽しげな身軽さは、誰の目をも引くものでした。馬術も格好よかったですよね。
今回はここまでです。
イベント「キンキンキングダム」もお忘れなく。8月4日から11日まで、SHIBUYA TSUTAYA 1Fで開催です!



























