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- 藤崎萌恵
- 大阪府在住のライター。小説、漫画、アニメ、映画など“好き”を追い続ける。

青山剛昌先生が描く推理漫画『名探偵コナン』は、週刊少年サンデーにて1994年より連載中。黒ずくめの組織によって体が幼児化した高校生探偵・工藤新一が、正体を隠して「江戸川コナン」と名乗り、組織の動向を探りながら数々の事件を解決に導く大人気作品です。
数多くの警察官が登場する本作で、ひときわ渋さが光る大阪府警。服部平蔵は平次の父親、遠山銀司郎は和葉の父親で、洞察力や推理の切れ味も抜群。そして彼らを慕う大滝悟郎は、平次の捜査にも協力的な強い味方です。
本稿では、大阪府警の情報をまとめてご紹介。所属する警察官の一覧や階級、注目回などを一挙に解説します。
※本稿は『名探偵コナン』のネタバレを含みます。
『名探偵コナン』の作中では多くの警察官が登場し、その警察組織は「警察庁」と「都道府県警察」に大別されます。警察庁は国の行政機関であり、国家公安委員会が管理。一方、都道府県警察は各都道府県の下に置かれた公安委員会が管理する組織です。
大阪では高校生探偵・服部平次が独自に捜査を進める一方で、「大阪府警」の面々も存在感を放ち、ベテランの強みと推理が冴え渡ります。
警察官には役職とは別に階級が存在し、警察庁長官を除く警察官の階級は9階級に区分されています。大阪府警本部長・服部平蔵は警視監、大阪府警刑事部部長・遠山銀司郎は警視長。平蔵は大阪府警を指揮し、銀司郎は右腕として平蔵の意図を汲みつつ彼を支えています。
所属:大阪府警本部長
階級:警視監
CV:小山武宏さん→山路和弘さん
西の高校生探偵・服部平次の父親で、平次を凌ぐ推理力を持つ警視監。鋭い洞察力と鮮やかな陣頭指揮で、大阪府警をまとめあげる実力者。普段は寡黙かつ冷静沈着ですが、激昂すると片目が見開きます。犯罪者たちに恐れられる一方で、愛妻家の一面も。遠山銀司郎とは幼なじみで親友。剣の腕も一流で、その才能は息子へと受け継がれています。
所属:大阪府警刑事部部長
階級:警視長
CV:佐古正人さん→小川真司さん→てらそままさきさん
遠山和葉の父親で、服部平蔵(平次の父)とは幼馴染で親友。階級は警視長。平蔵の右腕として、優秀で信頼のおける人物です。娘の和葉をかわいがっており、平次との関係を気にかけている様子も。人望が厚く慕われやすい性格で、部下の大滝警部から「遠山のおやっさん」と呼ばれています。
所属:大阪府警刑事部捜査一課強行犯捜査係
階級:警部
CV:若本規夫さん
人情派の刑事。平次をかわいがっており、「平ちゃん」「大滝ハン」と呼び合う仲です。頼られると断れない性格から、信頼を寄せる平次に情報を流すことも。上司の服部平蔵や遠山銀司郎を尊敬し慕っており、2人からの信頼も厚い存在。元高校球児でポジションは捕手。
所属:大阪府警東尻署捜査一課
CV:一条和矢さん
眼鏡をかけた気さくな刑事で、大阪府警東尻署捜査一課に所属していました。26歳。平次と旧知の仲。父の死の真相を暴くため刑事になり、追い詰めた指名手配犯が偶然にも父の死に関わっていたことから、他の関係者も次々と殺害。犯行を暴かれて拳銃自殺を試みますが、平次の説得に心を動かされて踏みとどまります。
人捜しの依頼で長門邸に招かれたコナンたちは、長門家主・道三の誕生祝いに参加。小五郎を紹介したのは、道三の旧友である服部平蔵でした。平蔵は息子の平次に捜査を託します。
平蔵と銀司郎はとある連続殺人事件を追っていました。平次は新一が刺殺される夢を見て気になり、コナンたちを大阪へと招待。大阪府警の刑事・坂田祐介が運転手を務め、平次の趣向で一同はパトカーで大阪の街を観光します。
そんななか、パトカーのボンネットに遺体が落下。財布を貫いてナイフで刺すという手口から、大阪府警が追う連続殺人事件の続きとして捜査開始。平次が突き止めた犯人は、彼がよく知る坂田でした。
指名手配犯・沼淵己一郎が父の死に関わっていたことを知り、真相を聞いた坂田は関係者たちを次々と殺害。坂田は連続殺人の罪を沼淵に全て着せて、自殺に見せかけて殺害する算段だったといいます。
追い詰められた坂田は拳銃自殺を試みますが、平次は新一の言葉通りに「推理で犯人を追い詰めて死なせたらあかん」という信念を貫き、体を張って彼の自殺を阻止。腹に弾丸を受けながらも警察官としての誇りを説き、襲いかかる炎から坂田をかついで生還します。
事件関係者から坂田が殴られそうになると、銀司郎は「今はまだ私の部下です…手ェ出さんといてくれますか?」と告げました。
近畿剣道大会に改方学園剣道部の大将として出場する平次。大阪に向かっているコナンが到着する前に殺人事件を解決しようと、試合を放ったらかしにして捜査に没頭し、真剣で斬りかかってきた犯人を返り討ちにします。
一方で、京都泉心高校の沖田総司の強さを目の当たりにした和葉は、平次を試合に連れ戻そうと奔走。しかし、平次は試合に間に合わず、改方学園は敗戦してしまいます。
服部家にて皆でてっちりをご馳走になった後、平蔵に車で送ってもらう銀司郎は、平次と和葉の関係を話題にしつつ、13年前の大阪城の事件について言及していました。
翌日、和葉がコナンたちに大阪案内をするなかで焼身事件が発生。13年前から大阪府警が追っている事件と関係がありそうだとして、和葉は銀司郎を電話で呼びます。平次に憎まれ口を叩いて誤魔化した和葉ですが、父親を呼んだのは捜査をする平次のためでした。
銀司郎は現場で聞き覚えのある声に反応し、すぐさま平蔵に連絡。次の焼身事件が発生して平次が証拠品を探していると、平蔵は平次を殴り飛ばし、捜査の邪魔だと厳しく突き放します。
今回の事件では、平蔵が平次の性格を利用し、犯人グループを捕まえるための囮に。平次が窃盗団に囲まれる窮地に平蔵は銀司郎らとともに現れ、「神妙にして、縛に就けや‼」と凄みをきかせて窃盗団を一網打尽にしました。大阪府警本部長自ら犯人捕獲に乗り出し、13年に及んだ事件は電光石火のごとく解決したというわけです。
2020年1月に4週連続で放送されたアニメオリジナルエピソード。大阪府警の大滝悟郎、服部平蔵、遠山銀司郎に加えて、京都府警の警部・綾小路文麿も参戦。
大阪にある日売テレビで新社屋完成記念映画「大怪獣ゴメラvs仮面ヤイバー」の制作発表会が開催され、コナンは小五郎と蘭、少年探偵団らとともに出席。そこには平次や和葉の姿も。しかし、製作発表中にプロデューサーが巨大な怪獣の下敷きになって死亡します。
大阪府警の大滝警部らが殺人事件として捜査を進める一方で、京都で不審な交通事故があり、綾小路が捜査を行なっていたところ、殺害されたプロデューサーとの繋がりが浮上して大阪へ。大阪府警と京都府警で合同捜査本部を立ち上げることになり、綾小路は大滝に協力は惜しまないと語り両者は団結します。
服部平蔵、遠山銀次郎、大滝悟郎が劇場版で初登場したのは、第10作『探偵たちの鎮魂歌』。以降、第14作『天空の難破船』、第17作『絶海の探偵』、第21作『から紅の恋歌』でも活躍しています。
CV:勝生真沙子さん
平次の母親。凜とした和服美人で、夫や息子と同じく剣道が得意。振るわれた刀を扇で受け止めたことも。平次の成長を追ったビデオをコレクションしています。劇場版第21作『名探偵コナン から紅の恋歌』では、元かるた女王(クイーン)であることが判明しました。旧姓は池波。42歳。
(※コミック106巻のネタバレあり)
和葉の母親。『名探偵コナン』コミック106巻で初登場。かつては大阪府警銃器対策部隊に所属していました。42歳。服部静華とは同級生。