
夏アニメ『うちの弟どもがすみません』第4話放送後:八代拓(成田洛役)インタビュー|"成田家のバランサー"洛はどう生まれた? 八代拓が読み解くキャラクター像
母親の再婚で、成田家に引っ越してきた糸が、いきなり4人兄弟の姉に! 無愛想だけど家族想いの長男・源。冷静沈着で爽やかな次男・洛。引きこもりでなかなか姿を見せない三男・柊。いつも元気で甘え上手な末っ子・類。新米長女と個性豊かな弟4人とのにぎやかな毎日が織りなす、スイートホームラブコメ、TVアニメ『うちの弟どもがすみません』。
アニメイトタイムズでは、毎話後にインタビュー連載を掲載中。 第4話後は成田洛役の八代拓さんに洛というキャラクターや成田家の魅力、今後の見どころについて語ってもらった。
洛は自分とそう遠くない、わかる部分が多いキャラクター
──まず、原作の印象をお聞かせください。
成田洛役 八代拓さん(以下、八代):少女漫画だと認識せずに読んでいたというのは、放送前の鼎談でも話させていただいたんですけど、そのくらい恋愛以外の要素が多かったんですよね。
それはきょうだい愛だったり家族愛だったり友達愛だったりするんですけど、いろんな愛があったので、面白いストーリーを読んでいるな…という感じだったんです(笑)。だからある意味、読む人を問わない、誰にでも共感や発見がある作品だと思いました。
──洛を受ける場合は、洛目線で読むのですか?
八代:僕は最初に読むときは物語をただ読んで、その後に受ける役について考えていく形が多いです。
──オーディションの思い出はありますか?
八代:掛け合いでのオーディションだったので、いろんな役者さんと掛け合いをしたんですけど、洛をやったあとに「源もやっていただいてもいいですか?」と言われ、ちょっとだけ源もやったんです。ただ意外過ぎて「マジか!」と思いました。
嬉しい反面、そのときはドキドキしたのを覚えているんですけど、そういうときってだいたい、あとに言われたほうで受かることが多いじゃないですか。だから「え?」と。
──ははは(笑)。確かにそうですよね。
八代:追加で受ける前の役で決まることってあまりないんだけどなと思いました(笑)。それは自分にとっても初めての経験だったんですけど、本当に丁寧に、誰にどの役を演じてもらうかを考えてくださっていたんだろうなと思います。ただ、源をやってみたとは言え、自分では洛のほうが合っていると思っていたので、言われたときに「マジか!」と思ったんです。
──成田家の次男で、「常に冷静沈着で爽やかな頭脳派。まわりのことをよく見ている成田家のバランサー」と紹介されている洛ですが、演じてみていかがでしたか?
八代:自分のパーソナルなところから、そんなに遠くないなと思いながら演じていました。カロリーを使って近づけていかなくてもわかる部分が多かったんです。特に集団でいるときの距離の測り方ですよね。
洛って1対1だと意外としゃべるんですけど、集団でいるときはスーッと下がって見ていることが多くて、集団でのこのポジション取りは、ちょっと自分と似ているなと思いました。周りをよく見ているというか、周りがしたいことであったり、周りが欲していることをよく見ている感じなんですよね。
──八代さんも、少し引きつつ誰のコメントでも拾ってくれる印象がありますよね。
八代:いやいやいや、全然拾えてはないですけどね。ただ、何でしょうね、先輩とかが言ったこととかには、しがみついていきたい!くらいの気持ちでいます(笑)。
──そういうところもですけど、全体の空気を良くしたいという考えがあるのかな?と思っていました。
八代:それに関してはたぶん「そのほうが自分が楽」というだけなんだと思います。周りの空気を良くしたいとか、みんなに良い思いをしてほしいとか、そういうきれいな理由とかでは全然なく、単純にそうであったほうが自分が楽だからなのかなと、自分では思っています。
──洛だと、そこでちょっと自分の楽しみを入れていますよね。
八代:洛はそうだと思いますし、演じる上でもそこは意識していました。源に対しての茶化すような発言とか、糸に対しても急かすようなアドバイスをしたりするんですけど、茶化すだけだと、ただただイヤな奴になるし、逆に真剣にアドバイスをしているのだったら、的外れなアドバイスをしている頭の悪い人になってしまう。なのでそこに本人が楽しんでいるというのを入れることは、すごく意識していました。
──ちなみに、次男ポジションってどんなものだと思いますか?
八代:僕には3つ上の姉がいます。兄はいないから想像になっちゃうんですけど、成田家においての次男で言うと、上が源で、下が柊と類というより、(父の)勲さんが働いていて家にいない環境というのが大きかったと思います。そのぶん源がしっかりしなければいけなかったので。なので源に対しては尊敬もあるし、実際頼りにしているんです。
柊は外に出られず、類は逆に元気いっぱいで、家族の中だけでもいろんなタイプがいるし、それを真ん中から見られる立場だと考えると、自分の居場所とか自分が何者かを考えるより、周りが何者かを考えるほうが楽だという結論になったのかなと思いました。
──環境が、彼をあのポジションにさせたというか。
八代:もっとわがままに、自分が言いたいことを言う次男もいるんでしょうけど、成田家だから、こういう立ち位置になっていったのかなと思います。
──ちなみに役作りで、本山哲音響監督からの指示はありましたか?
八代:具体的なことはあまり言われなかったんですけど、覚えているのは第1話のときに、全体でもうちょっと温度感を上げましょうというディレクションをいただきました。役者陣が作ってきた、第1話のテスト段階で出来上がった空気というのが、わりと現実寄りだったというか。
色みでいうと、少し薄い、水多めの色だとしたら、そこから濃い、原色に近い色みにしていったような感じはありました。ただ、キャラクターに関しては、わりと思うままにやらせていただいた感じです。































