
【祝20周年】『コードギアス 反逆のルルーシュ』20周年を祝してシリーズの歩みと名(迷)言を振り返る! やっぱり今考えるとおかしいあれこれをなぜ我々は心酔して見ていたのか
今年2026年は『コードギアス 反逆のルルーシュ』の放送開始から20年目。現在では誰もが知るSFロボットアニメですね!
とはいえ、今日までの知名度に達するまでには、なかなかに味わい深い20年が……。
それというのも作品の魅力とは別に、作品内の台詞の数々が別作品内でパロディ化、ネットミーム化することで作品知名度を押し上げてきた一面もあるという経緯です。現在では、YouTubeの公式チャンネルにて、自虐ネタになっているほどですからね。放送当時は、こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
ここでは、そんな『コードギアス』シリーズの歴史を振り返りつつ、その人気の要因のひとつである台詞、主人公ルルーシュの言葉をいくつか取り上げて、改めて眺めていこうと思います。「ギアス」世代の方々の思い出を突付きつつ、台詞は知っているけれど本編は見ていないよという方を、本編視聴へ押していこう、という魂胆なわけですが、それでは行ってみましょう!
『コードギアス』の歩み
まずは、シリーズについて振り返っていきましょう。
シリーズの始まりは、2006年10月よから2007年3月まで〈TV局10局の深夜枠〉で放送された、アニメ『コードギアス 叛逆のルルーシュ』です。そして、2008年4月から9月まで、その続きとなる『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が、今度は〈全国ネットの夕方枠〉で放送されました。
現在で言うなら、1期・2期と数えるところですが、当時のアニメはTV放送が主流、かつ、放送枠の変更というのは制作サイドにとっては大問題です。そこで、小さい子どもたちが2期(R2)からいきなり見始めても内容がわかるようにと、その導入部分を工夫し、タイトルもこのような形になったとのこと。
そして、物語は、この2期(R2)最終25話[FINAL TURN]にて、ルルーシュの死によって大団円を迎えます。
しかし、完結から約9年後、「ネクスト・プロジェクト『復活のルルーシュ』」が始動。TV放送されたストーリーが、「劇場版」3部作(1作目『興道』が2017年10月、2作目『叛道』が2018年2月、3作目『皇道』が2018年5月)として、新規アフレコと共に再構成され上映されます。そして、2019年、その後のストーリーとして、劇場版『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開へと到ります。
こちらは、そのタイトル通り、死んだはずのルルーシュが復活してしまうわけで、現在に到るまでファンの間では ”このストーリーを認めるかどうか” について賛否両論です。また、本作の時系列の過去部分に当たる「劇場版」ですが、こちらは、TV版に沿った内容であるとはいえ、全く同じというわけはなく、こちらも好みの分かれるところかと思います。特に、ヒロイン候補のひとりであるシャーリーに関して、変更が加えられているのが大きいですよね。
また、スピンオフ作品として、時系列をTV版1期と2期の間に置いた、ヨーロッパ方面「E.U.」の出来事、『コードギアス 亡国のアキト』が、2012年からに2016年かけて、5話構成で公開されるというイベントもありました。こちらのストーリーでは、主役のルルーシュとスザクは一瞬だけの登場で、「E.U.」に使い捨ての兵として酷使されるイレヴン(日本人)少年兵の、日向アキトが主人公となっています。
その他、IFストーリーの漫画作品やドラマCD、遊技機、ゲーム、舞台と、多くのメディアで多くの作品が生まれましたが、直近では2024年5月から、4回に分けて劇場公開された『コードギアス 奪還のロゼ』の存在が大きいでしょう。こちらは、「復活」から5年後の世界となっており、主人公はロゼ(実は皇サクヤ、ルルーシュの姪)となっています。現在2026年7月からは、一部TV深夜枠にて放映もされていますので、ご覧になっている方も多いかもしれませんね。
名(迷)言豊富で魅力的な主人公、ルルーシュ
「コードギアス」の物語は、神聖ブリタニア帝国が支配を広げる地球のイレヴン(日本)から始まります。そこでの、レジスタンス「黒の騎士団」による独立闘争、主人公ルルーシュが授かる謎の力 ”ギアス” 、平和で楽しい(!?)学校生活、ルルーシュの家族関係、親友でもあり敵でもあるスザクの過去と、結構複雑です。
しかし、この複雑さをものともしないキャラクター同士の会話の強さが、”わからないところもあるけれど、とにかく次が観たい” と、私たちをぐいぐい引っ張っていくのです。
みんな大好き『土の味』
最も名(迷)言あふれる回といえば、2期(R2)17話[TURN17]『土の味』でしょう。ここは、ルルーシュがナナリーを取り戻すために、敵方であるスザクに協力を願い出るシーンなのですが、その発言が色々間違っているんですよね。もう笑うしかない場面です。
TV放送当時は、視聴者がルルーシュに肩入れして見ていたので、間違いに気づかなかったのでしょうか? 少なくとも筆者の身近では、当時これを笑うという現象は起きていなかったと記憶しています。インターネット、特にスマホが身近な物になるにつれ、「この台詞おかしくない?」とミーム化していったように思うのです。
それでは、『土の味』から、特に味わい深いものをどうぞ。
スザク「…………。よく来られたな」
ルルーシュ「状況によって、31のルートが設定してある」
以下は全てルルーシュ。
「俺は今、生まれて初めて人に頭を下げている」
「過去には戻れない、やり直すことはできないんだ」
抜き出すと、やはり相手にお願いをする台詞ではない……。とはいえ、これはいじわるく抜き出したからであって、もちろんちゃんと見れば、ルルーシュの言いたいことはわかります。スザクの不憫さもわかり、ルルーシュの気持ちもわかる視聴者としては、胸を熱くして2人のやりとりを見守るのですが、結局ここでは、手を取り合うことはできません。
言葉が足りずに気持ちがすれちがうところから、話がすごいスピードで展開していくのが、作品の魔力的な魅力なのですよね。
コードギアスチャンネル CODEGEASS Channelより「今更謝るぐらいならユフィを生き返らせろ!今すぐだ!」/「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」TURN17 名場面クリップ
ちなみに、劇場版『皇道』では、制作サイドが “さすがにここのルルーシュは、スザクに撃たれても文句は言えない状況” ということを噛み締め、「31のルート」はカットの上、「生まれて初めて人に頭を下げている」→「もはや俺には恥も外聞もない」に変更としています。
「全ては過去」「過去ぉ!?」
お次は、1期25話『ゼロ』から。
ルルーシュはついうっかりで、スザクが愛する女性ユーフェミアに日本人虐殺をさせ、彼女を射殺。その後のルルーシュとスザクとのやりとりです。
ルルーシュ「全ては過去!終わったことだ」
スザク「過去ぉ!?」
この場面、ルルーシュが、スザクに一時休戦と同盟を申し出ているんですけどね。スザクを逆上させてしまったルルーシュです。
このシーンは、「過去ぉ!?」のスザク役・櫻井孝宏さんの言い方が何度見ても絶妙です。公式の同時視聴会でも、多くのコメントで盛り上がっていました。
コードギアスチャンネル CODEGEASS Channelより 視聴者コメントと振り返る!「コードギアス 反逆のルルーシュ」STAGE25『ゼ ロ』
この後2人はお互いに銃を向け合い、「スザク!!」「ルルーシュ!!」と2人同時にその引き金を引き銃声が響きます。
そして、なんと、このシーンで1期は終了。今なら「ここで終わり!?」と大ブーイングになりそうです。当時、2期を首を長くして待った方は、多かったと思います。
やはりコードギアス大好き
今はTV放送当時と違って、視聴中の感想や意見を気軽に共有できる時代。色々問題はありつつも、こういう所はいい時代になったなと思います。アニメの感想が堂々と言えて、たくさんの人の感想も見れて、こうしてファンの気持ちは続いていくのでしょう。
それにしても、失言多めの主人公がこんなに魅力的なことってあるでしょうか。ルルーシュとスザクに始まった、このギアスシリーズのますますの発展・展開を願いつつ、やはり圧倒的にルルーシュが魅力的すぎる! と思ってしまうのでした。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』作品情報
あらすじ
超大国ブリタニア帝国に占領された日本=エリア11。そこに生きる二人の少年、ルルーシュとスザク。
「ギアス」の力を手に入れ、世界を壊そうとするルルーシュ。
ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、世界に理想と真実を求めるスザク。
二人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがす大きなうねりとなっていく……。
キャスト
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST


























