
【最速レビュー】『ヒロアカ』の堀越耕平先生の新作読切『笑わないでよ しじまさん』が面白すぎて早くも連載してほしいレベル! 読んでない人は早く今週のジャンプを買いに行って!
『ヒロアカ』こと『僕のヒーローアカデミア』を2024年まで連載していた堀越耕平先生が、2年ぶりに新作漫画を今週の週刊少年ジャンプで掲載しました。その名を『笑わないでよ しじまさん』。最近よくある日常系か〜? と思って読んでみたのですが……こ、こいつぁとんでもない作品ですよ……!
毎週週刊少年ジャンプを買っている筆者なのですが、久しぶりにブルルッと鳥肌が立つレベルの作品に出会いました。これはみなさんにおすすめせねばと思い、筆を取っています。
今回は多少ネタバレを含みになりますが、作品の根幹には触れずに作品の魅力をお伝えしようと思います。
はっきり言いますが、こんなレビューを読む前に今すぐ今週のジャンプを買いに行ってください。これ、間違いなく名作ですよ!
【お知らせ】📣
— 僕のヒーローアカデミア公式 (@myheroacademia) August 9, 2026
堀越耕平先生の新作読切📕
『笑わないでよ しじまさん』
が本日発売の週刊少年ジャンプ37・38合併特大号に掲載されています‼️ pic.twitter.com/PO2HLePt2k
ほのぼの学園モノラブコメと思ったら……
舞台は約290万人の政令指定都市「このしろ市」(だいたい大阪市くらいの規模)。主人公は高校二年生の男子・安曇(あずみ)。安曇は進路に悩む高校生のひとりらしく、友人たちと今後の人生について語り合いますが、いまいち自分の進むべき道を決めあぐねていました。
「自分がどう生きていきたいのか全くわからん」
これまで行き当たりばったりで生きてきた安曇。そんな安曇を笑うのは同級生の女の子・黙(しじま)さん。黙さんはとにかく明るくて、彼女の笑顔を見るだけで「尊い……!」となる生徒や通行人も多数いるほど。
この青春あふれる二人のかけあいがとにかく良くて、金髪ピアスで活発マイルドヤンキー風な安曇と、ガチャ歯がチャームポイントな笑顔が迸る真面目そうな黙さんのコントラストが微笑ましいんです。キャラの作り方が堀越先生らしさがあって、「先生が作るキャラってこうだよな!」と楽しめるのも良いポイント。
こりゃラブコメですねぇと筆者が汚い微笑みを見せていたら、安曇はなんだか怪訝な表情を見せます。
黙さんは安曇と仲が良さそうなのに、真面目な話をしようとその笑顔で煙に巻くところがあるのです。今回も安曇が黙さんに進路を聞いたところ、「安曇くんには言わない!」と笑顔を向けられてしまいます。
仲がいいけど何かしらの心の壁がある展開。いいですよねぇ。想像どおり、安曇は黙さんに好意があるようなのですが、「告白をしたらその笑顔ですら向けてくれなくなるのでは?」と考えています。切ないねぇ……。
まだ8ページしか読んでないのに、かなり感情移入しちゃってたよと思った矢先、8ページの最後のコマにこのラブコメ展開に似合わないものが写ります。
それは、黙さんにカバンにつけられていた鈎状の何か。これまでのコマの雰囲気とは打って変わって、禍々しい雰囲気があります。
そして、次のページ。
過ぎ去った黙さんの後を追いかける巨大な化物の姿が……!
あまりの衝撃に安曇も「うわ!?」と大きな声をあげます。しかし、黙さんも含め周囲の人々にはそれが見えていない様子。
これは一体……どんな漫画なんだ?
ここから物語が加速していく
まだ冒頭の10ページだけでとてつもなく引き込まれていましました。やはり堀越先生の漫画は面白すぎます。
この先は一気に物語が加速していき、巨大な怪物の正体、このしろ市に隠された謎、黙さんが笑う理由、などなど様々なものが明らかになっています。
いわゆるセカイ系な雰囲気もあって、ボーイミーツガールと世界に隠された謎に立ち向かう少年少女系が好きな方は楽しめる作品になっていると思います。
何より、堀越先生の絵が凄まじすぎます。『ヒロアカ』でもその圧倒的な画力を見せてくれていましたが、今回の『笑わないでよ しじまさん』でもその画力がいかんなく発揮されています。可愛いシーン、かっこいいシーン、怖いシーン、全部が見どころです。
そして、冒頭の何気ないシーンの数々が物語の根幹につながっているというトリックも鳥肌ものです。ストーリーも面白くて、画作りも巧みで、本当に漫画が上手すぎる!
近年稀に見る名作に間違いありません。みんな、ジャンプが無くなる前に買いに行ってきたほうがいいよ!!!


























