遊び人の同級生に秘密を握られた優等生がされた“酷いこと”とは…!? ドラマCD「酷くしないで」から柿原徹也さん、寺島拓篤さんコメントをお届け!!
「神様の腕の中」(リブレ出版刊)など、人気BLコミックを描くねこ田米蔵先生原作のBLコミック「酷くしないで」が遂にドラマCD化、2008年10月22日に発売されます。
初回特典には、出演キャストの生の声によるテーマトーク・キャストクレジット(音声ボーナストラック)を収録!ジャケットイラストは、ねこ田米蔵先生描き下ろしを予定しているなどファン待望の1枚!
今回、眠傘隆役の柿原徹也さん、真矢秀幸役の寺島拓篤さんにインタビュー。ドラマCDから高校時代の思い出までお聞きしました。
<ドラマCD「酷くしないで」あらすじ>
眠傘は、出来心のカンニングをクラスメートの真矢に見られてしまう。
放課後、真矢に呼び出された眠傘は「ズボンを脱げ」と強要され……。
ガリ勉・眠傘と遊び人・真矢の不器用で、純情な恋をドラマCDとして再現!!
――収録を終えての感想を教えて下さい。
寺島拓篤さん(真矢 秀幸 役):とても楽しく収録させて頂きました。出演している役者さんのほとんどが年の近い方ばかりで、先輩もいらっしゃったんですが、現場は和気あいあいとしていました。勿論、お仕事なのできちんと仕事はしましたが、いいバランスで出来たと思います。
柿原徹也さん(眠傘 隆 役):同じ年代の仲間と芝居が出来て楽しかったです。同年代の仲間が少ない中、拓篤を始めこのメンバーで一緒にやれたというのが楽しかったです。偶然なのか、運命なのかは分かりませんが、一生懸命演じさせて頂きました。
収録の時に、現場にスタッフさんが大勢いらっしゃっていて、特に女性の方が多かったことに驚きましたね~BLCDの収録現場にあんなに大勢の方がいらっしゃるというのが珍しいので、期待されているんだなという気持ちで、一生懸命演じさせて頂きました。とても楽しかったです。
――寺島さんにお聞きしますが、ご自身が演じたキャラクターについていかがでしたか?
寺島さん:僕が演じた真矢ですが、割と演じやすかったですね。主導権を握っているつもりで実は振り回されているという部分が、自分と何となく共通する部分があって、自然と役に入れました。基本的にリラックスしているキャラクターなので、楽に演じることができたかなと思います。
――今回、初めて“攻め”役を演じたそうですがいかがでしたか?“受け”役との違いなどありましたか?
寺島さん:そうなんですよ(笑)。初めて“攻め”役を演じたので、手探り状態でしたね。でも、演じていくうちに自然の流れで“攻め”役が出来たんじゃないかなと自分では思っています。
“受け”役との違いは、肉体的な感覚の違いが一番でしょうか。でも、特に意識はせず、他のキャラクターと比べてどうだとか“受け”とか“攻め”というカテゴリーに捕らわれることなく自然に出来たと思います。
――柿原さんはキャラクターについて、演じてみていかがでしたか?
柿原さん:僕も演じやすいキャラクターだったと思いますね。
眠傘は、自分がイメージしやすい役だったので、キャラクターもすごい掴みやすかったです。眼鏡キャラクターで、大人しそうな風貌の優等生タイプ、勉強が出来て、奨学金をもらっていて、学校の先生から期待されている…にも関わらず、ちょっと強かな面を持っているというのがアクセントになっていると思いました。その辺が、単純によくある優等生タイプというキャラクターではなく、演じ甲斐がありました。
自分の心の中に垣間見える強かな気持ちというものを出しすぎては眠傘ではなくなるし、出さな過ぎても眠傘の小悪魔的な所も出なくなるし、細かいバランスを気をつけました。
眠傘は基本的には素直な子だと思っていますし、言われたことは戸惑いながらも直ぐ「はい、分かりました」というタイプですし。演じる上で僕と拓篤のバランスでよかったんじゃないかと思いますね。
――お2人で実際演じてみていかがでしたか?
寺島さん:「お~カッキーかぁ」と思いました(笑)
柿原さん:「これは来たね~」と思いました(笑)とうとう拓篤が…と思いました。拓篤は、何回か“攻め”役をやったことがあるのだと僕は思っていたので、収録現場に行ったら「初めてなんだよね~」って。拓篤のためにも失敗は出来ないなと思いました。
デビュー戦は、勝利投手にしてあげたいなって(笑)やっぱり負け星はつけたくないというのがあるので、拓篤のために頑張りました!とにかくいい作品にしたいという気持ちが強かったですね。俺が相手でよかったね、拓篤!!(笑)
寺島さん:本当によかったよ!(笑)とにかく全体通してやりやすかったですね。
――本作の舞台が「高校」ということで、お2人の高校時代の思い出を教えて下さい。
寺島さん:そうですね…高校3年生の時、始めて授業をさぼるということをしました。「よし、さぼろう」と思って(苦笑)学校の本屋の前で立ち読みしていましたね。何がきっかけということもなかったのですが、さぼってみました。
柿原さん:僕は、高校3年生の時までドイツにいたので、日本の学校とは違うシステムの中、高校生活を送りました。
日本語をもっと勉強しなきゃと思って日本の学校に通った経験はあるのですが、僕はギャップを感じました。日本人の授業を受ける姿勢や学校の先生の授業の仕方など、う~ん…と思いました。
黒板に書くだけの先生、それを書き写すだけの生徒を見て、これって学校じゃないって思いました。何よりもビックリしたのは、居眠りしていても怒られないということです。先生にもよると思いますけど、大体の先生がそのままですからね。ドイツにいた時に読んだ日本の漫画の中で、居眠りのシーンがあって、「そんなの不良学校だけだよ~」と思っていたんですが、普通にあって驚きました(苦笑)。ドイツの学校では居眠りしたら退学なんですよ?
寺島さん:え、退学!?そんなに厳しいの?俺、無理だよ(笑)
柿原さん:「厳しい」というか当たり前じゃない?あと、宿題3回忘れたら退学だからね。
寺島さん:え~俺、3日でアウトだよ(苦笑)
柿原さん:(笑)「何のために学校に来ているのか?」ということです。学校は、生きていくノウハウ、ルールを身に着ける場所ですからね。でも俺も真面目に授業を受けるのが馬鹿らしくなって、居眠りしちゃった(笑)
寺島さん:おい!お前もか!!(笑)
柿原さん:居眠りって気持ちいいね~(笑)1回寝ちゃうともう駄目だね。次の日、寝るのが当たり前になっちゃう。「この授業は、寝る授業」ってなっちゃうね。
寺島さん:1回、居眠りすると続けてやっちゃうよね。
――(笑)では、最後に、ドラマCDを楽しみしているファンの皆様へメッセージをお願いします。
寺島さん:僕の初“攻め”役、柿原相手のあのシーン……何も考えずにとりあえずまず聞いてみて下さい。いい作品に仕上がっていると思いますので、宜しくお願い致します。
柿原さん:原作を読んでいない方でもドラマCDを楽しめると思います。
タイトルに「酷くしないで」とありますが、初“攻め”の拓篤に僕が演じる眠傘君は色々な意味で“酷いこと”をされておりますし、逆に眠傘君は眠傘君で、真矢君に意外に酷いことをしております(苦笑)。彰というキャラクターも、僕たち2人に酷いことをしています。「酷くしないでよ!」という気持ちが伝わればと思いますので、是非、期待してお聞き下さい。
CD■ドラマCD「酷くしないで」
2008年10月22日発売予定 2,940円(税込)
アニメイトオリジナル特典:ポストカード(ジャケットイラスト柄予定)
ジャケットイラスト:ねこ田米蔵描き下ろし(予定)
初回特典:テーマトーク・キャストクレジット(音声ボーナストラック)
<キャスト>
眠傘 隆:柿原徹也
真矢秀幸:寺島拓篤
彰:羽多野渉
先生:平川大輔 ほか