最先鋭にして最進化系の歌姫たちの祭典が今年も開催!――「Live 5pb. 2009 in 五反田ゆうぽうと」ダイジェストレポート!
5pb.Recordsが定期的に開催しているイベント「Live 5pb.」。その2009年バージョンが、11月8日に五反田ゆうぽうとを舞台に、1年ぶりに開催になった。この日出演したのはAsriel、アフィリア・サーガ・イースト、彩音、Ayumu、いとうかなこ、今井麻美、Kicco、Cyua(from BETTA FLASH)、榊原ゆい、志倉千代丸、DG-10(今井麻美、長谷川明子、又吉 愛)、nao、野川さくら、長谷川明子、Velforest.、ファンタズム、宮崎羽衣、桃井はるこ、後藤沙緒里、花澤香菜と、そうそうたる面々。さっそくこの日の模様、ダイジェストながらお伝えしましょう。
●満員の観客に彩られ、今年もイベントが幕開け!!
満員の観客と色とりどりなサイリウムの光に包まれた、五反田ゆうぽうとホール。司会に間島淳司と井ノ上奈々を迎え、この日のイベントは二部構成で開催になった。ライブは、司会の2人がアーティストを招き入れる形で進行。MCの時間には、背景のスクリーンに映し出された 「Live 5pb.!今日はご来場頂き、あり」
の文字から好きな言葉をひと言選び、その文字に隠されたお題を語るというコーナーも設置。
●華やかでキュンと胸ときめかせるポップな歌が次々登場!!
第一部のトップを飾ったのは、ギターの志倉千代丸とともに登場した、いとうかなこ。「Find The Blue」を通し、その力強い歌声を朗々と会場中へ響かせ、冒頭から熱狂の宴を作りあげていった。余談だが、その後のMCタイムで、志倉千代丸社長のトークが止まらず、最初から時間が押し押しで進行するという予測できたハプニングが登場していたことも、一応お伝えしておこう。ホント、しゃべりすぎです(笑)。
TVアニメ『にゃんこい』OP曲「にゃんだふる!」のジャケットで披露している、フワフワッとした長い猫の尻尾の付いたピンクのウエイトレス服姿で登場したのが、榊原ゆい。彼女は「Deja vu」「にゃんだふる!」「マジカルジェネレーション」と、ポップでキュートにカラフルにと弾け飛んだ楽曲を次々歌い、会場中へ華やかなサイリウムの花を咲かせていった。
同じく、この日はポップモードでせまったのが、宮崎羽衣。「PHOSPHOR」「ルピナス~幸せの風」と、アップテイストながらも明るく開放的な楽曲を用い、会場中の人たちの心をキュンキュンときめかせたくれた。
●ミュージカル風からダークサイドな姿まで……
一転、激しいダンスビート・ナンバーで観客たちの心をFEVERさせたのが、「×××(トリプルエックス)」「LEVEL∞(インフィニティー)」を歌った長谷川明子。
Cyua(from BETTA FLASH)は、和な要素活かした民族音楽的ハードビート・ナンバー「光の空のクオリア」を歌い、会場中を幻惑的な世界へ導き、その場を熱く高揚させてくれた。
「メリディンの祈り」「放課後_ロマンス」を通し、まるで乙女たちのミュージカル・ステージを観ている気分にさせてくれた、アフィリア・サーガ・イーストの舞台。
「It's a fine day」「Day by Day」「Strawberry~甘く切ない涙~」を歌い、高揚・ポップ・キュンと甘い表情と、多彩な色を描きあげたのが今井麻美。思いきり明るく弾けとんだステージからは、普段着と着飾った姿と、彼女らしい2つの面を観た気分だった。
第一部の最後を飾ったのが、彩音。ここでは『11eyes』関連楽曲「Endless Tears...」「Arrival of Tears」を熱唱。彼女の中に潜むダークサイドな面のみを凝縮して味わえたのも、このイベントならではな姿だ。
●そしてトークコーナーでは……
トークのときに登場した、お題のコーナーでは、今井麻美が「ペット」の文字を観て狂喜しながらも、「わたしのルーズさのあまり、亡くなる姿を観たくないから飼えない」と答えたり。「政治経済」に対し、彩音が「みなさんが作品を買ってくださることが、経済効果にも発展していくこと」と、お礼と宣伝を兼ねたような発言も飛び出していた。
●凛々しい姿からキュンキュンとした表情まで……
短い休憩を挟み、第二部は「オカルティクスの魔女」を歌ったAyumuのステージからスタート。貴公子然とした姿のもと、凛々しく楽曲を歌いあげてゆく姿には、観てて惚れ惚れしてしまった。
続くKiccoはTVアニメ『タユタマ』シリーズのナンバー「The fine every day」「情熱のウォブル」「瞬間スプライン」を立て続けに歌唱。昂る会場の熱気。彼女も、胸をキュンとときめかせる根明なポップナンバーを、弾けたビートに乗せ、ステップ踏むよう軽やかに届けてくれた。
ふたたび、いとうかなこがステージへ。ここでは、魂を高揚させるXbox 360ソフト『STEINS;GATE』のOP歌「スカイクラッドの観測者」を、抑揚を持ったパワフルな歌声を用い、会場中へ響かせていった。
●ゲーム『STEINS;GATE』コーナーが登場!!
ここで、発売になったばかりの『STEINS;GATE』に出演している今井麻美、花澤香菜、桃井はるこ、後藤沙緒里の4人がステージへ登場。間島&井ノ上コンビの司会のもと、演じたキャラクターやゲームの魅力を語ってくれた。ここでは、今井麻美と花澤香菜の『STEINS;GATE』ラジオ番組パーソナリティを担当していた2人が、かなり炸裂したトークを繰り広げていた……とだけ、お伝えしておこう(笑)。
そのトークを受け、ステージに姿を表したのが、ギターに志倉千代丸をしたがえた、FES(榊原ゆい)率いるファンタズムだ。先に『STEINS;GATE』のED曲「運命のファルファッラ」を持ってくる構成はさすがだ。続く「磔のミサ」を通し、瞬時にして会場中を熱気と熱狂の渦へ巻き込んでいったファンタズム。その存在感には、毒めいた華があった。
●電波やテクノ・ソングでゴーゴゴー!!
元fripSideのnaoが最初に奏でたのは、勇壮な高揚歌「from univers」。でも続いて奏でたキュンキュン心ときめかせる電波系ソング「ヒロイズムな愛故に」を歌いながら、思いきりはしゃいでゆく姿を観て“らしいよね”とも思ってしまった。
MCでは、かなり螺子の擦れたトークをしながらも、歌い始めたとたん、「Next Relation」「蒼黒のスピカ」を通し、壮麗かつドラマチック&メロディアスな風景を描き、シンフォニックロックな世界を印象付けてくれたのが、Velforest.だった。
一転、会場中をテクノワールドへ導いたのが、VCO(今井麻美)、VCF(長谷川明子)、VCA(又吉愛)の3人から成るDG-10。まるで、某テクノアイドルグループのような振りをしながら、「シンセサイザーに恋して」「ハイスクールララバイ」を観客たちのハートへ接続し、電脳ポップな世界へ導いてくれた彼女たち。このリアル・バーチャル?!な雰囲気には、思いきり魅了されてしまった人たちも続出だった。
●そして終盤の盛り上がりな宴へ……
終盤を彩ったのは野川さくら。「PARTY PLAY」「塞塵のパンドラ」と、空に駆け上るよう心地好く感情を上げてゆく楽曲を通し、会場中へ晴れやかな風景を描いてくれた。
本編最後を飾ったのは、Asriel。「Sequentia」「氷の月夜」「Metamorphose」の3曲を通し描きあげた、シンフォニック美ゴシックな幻想耽美ワールド。会場中の観客たちも華麗なる熱狂の宴へ思いきり身を投じ、興奮の拳を振り上げていった。
お題のコーナーでは、大阪の堂島ロールなど「お菓子」トークに華が咲いた野川さくらや、「クリスマス」のお題に対し、徹底してネガティブな発言をしていったVelforest.など、個々人の人柄を味わえたのも、嬉しいみどころだった。
●アンコールでの熱狂のお祭り騒ぎは……
アンコールでは、志倉千代丸もギターで参加。彩音が「コンプレックス・イマージュ」「GRAVITY ERROR」を通し、華やかな花をステージ上から咲き放っていけば、いとうかなこは「F.D.D.」でパワフルな歌声を通し、感情中を熱狂の坩堝へ引きずり込んでいった。最後に登場したmomo-iが歌った「悠遠のアミュレット」では、誰もが残った力を振り絞りながら、サイリウムや手を振りかざし、お祭り騒ぎのファイナルに華を添えていった。
最後に出演者全員による挨拶も含め、5時間以上に渡り、無我夢中で興奮し続けゆくお祭りを作り上げた、この日のイベントだった。(敬称略)
<SET LIST>
いとうかなこ
「Find The Blue」
榊原ゆい
「Deja vu」
「にゃんだふる!」
「マジカルジェネレーション」
宮崎羽衣
「PHOSPHOR」
「ルピナス~幸せの風」
長谷川明子
「×××」
「LEVEL∞」
Cyua(from BETTA FLASH)
「光の空のクオリア」
アフィリア・サーガ・イースト
「メリディンの祈り」
「放課後_ロマンス」
今井麻美
「It's a fine day」
「Day by Day」
「Strawberry~甘く切ない涙~」
彩音
「Endless Tears」
「Arrival of Tears」
Ayumu
「オカルティクスの魔女」
Kicco
「The fine every day」
「情熱のウォブル」
「瞬間スプライン」
いとうかなこ
「スカイクラッドの観測者」
ファンタズム
「運命のファルファッラ」
「磔のミサ」
nao
「ヒロイズムな愛故に」
Velforest.
「Next Relation」
「蒼黒のスピカ」
DG-10(今井麻美、長谷川明子、又吉 愛)
「シンセサイザーに恋して」
「ハイスクールララバイ」
野川さくら
「PARTY PLAY」
「塞塵のパンドラ」
Asriel
「Sequentia」
「氷の月夜」
「Metamorphose」
彩音
「コンプレックス・イマージュ」
「GRAVITY ERROR」
いとうかなこ
「F.D.D」
momo-i
「悠遠のアミュレット」
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