押井監督いわく『アサルトガールズ』は「中身がない映画」!?

押井監督8年ぶりの実写作品は「女優を美しく描いた“ゆるい”映画」──『アサルトガールズ』完成披露試写会に押井監督&黒木メイサさんが登場で衝(笑)撃トークが大展開!

 押井守監督が8年ぶりに手がけた長編実写作品となる映画『アサルトガールズ』の完成披露試写会が、11月30日に新橋・スペースFS汐留で行われた。会場には押井監督のほか、メインキャストの黒木メイサさんが登場。撮影での“ジェネレーションギャップ秘話”などのトークも展開され、独特の“押井節”でのアピールを、黒木さんがフォロー(?)するシーンなどもあり、来場した観客も大きく盛り上がっていた。

 登場早々、「この映画には中身なんてありません。ひたすら女優を美しく撮る。実写の監督として正しい撮り方をした」と語る監督に、「監督は期待するなと言ってますが、どう観るかは個人の自由なので期待して観ていただいてOKです(笑)」と、フォロー(?)を入れる黒木さん。来場した観客には毎度の“押井流”アピールも、黒木さんには衝撃的だった様子で、場内は早速大きく盛り上がる。

 「とにかく黒木さんは足が長いので、どう描こうかと(笑)」と、黒木さんの魅力を語る押井監督。「架空の世界のキャラを演じるのは難しいので、ボディスーツを着てライフルを構えた瞬間に感じたままを、演じて欲しいと思った」とのこと。

 『アサルトガールズ』は、01年に押井監督が完成させた『アヴァロン』の延長上にある作品。『アヴァロン』という仮想空間の、核戦争後の荒野をモチーフにした<デザート22>を舞台に、それぞれの武器を手にモンスター・スナクジラを狙うプレイヤーたちを描いている。

 「“早く撮影終えて温泉入ろうぜ”という感じだった」と撮影の様子を語る押井監督だが、「黒木さんはうちの娘より若いので、どうコミュニケーションを撮ろうか」悩んだという。「冗談を言ったがうけなかった」そうで、ジェネレーションギャップを感じたとか。

 「最初は冗談と本気の区別がつかなくて、つくようになった頃には撮影が終わってました」と話す黒木さん。撮影ではほとんど1人で、試写を観て他のキャストと並んでいる映像に驚いたという。「伊豆大島でのロケ地が“異空間”で、それに助けられました。衣装も気持ちが切り替わりました」と、撮影を振り返る。黒木さんは今回格闘アクションにも挑戦しているが、これは黒木さん自らの希望によるものだという。「難しかったが、大きな男性を倒すのは気持ちよかった」と、出来栄えに自信をみせていた。

 試写会のステージでは、撮影で使用したアサルト銃を押井監督が構え撮影に応じるシーンも。この銃は押井監督の私物。60年代にNATOで使用されたFALというヨーロッパ製の銃のモデルだという。「ヨーロッパの銃は女性が持って画になる」という監督。実物同様16kg近い重量があるそうだが、「重いものを持たせると、姿勢が美しくなり女優が美しく見える」という。監督のこだわりが詰まった映像に期待が集まる。また主題歌はKOTOKO、音楽は川井憲次氏が担当する。音楽面も注目だ。

 『アサルトガールズ』は2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。物語、出演者など詳細は公式サイトでチェック!

>>映画『アサルトガールズ』公式サイト

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