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『テニプリフェスタ2011 in 武道館』取材会&イベントレポ

気合十分のメンバーが挑んだビッグイベント! 『テニスの王子様』アニメ10周年記念プロジェクト第1弾『テニプリフェスタ2011 in 武道館』最終公演直前取材会&イベントレポート!!

 人気作品『テニスの王子様』(原作・許斐 剛/集英社 ジャンプ・コミックス刊)のアニメ10周年記念プロジェクト第1弾として、2011年1月22日(土)・23日(日)の2日間、日本武道館で開催されたイベント『テニプリフェスタ2011 in 武道館』。2011年にアニメ10周年を記念して始動したプロジェクト第1弾の本イベントは、"心・技・体"のサブタイトルをつけ、全公演出演するキャストは勿論、各回それぞれ違ったゲストが登場し、キャラクターソングとトークコーナーで構成されたビッグイベント。

 1月23日(日)、『テニプリフェスタ2011 in 武道館・体』を前に、出演キャストによる取材会が行われ、皆川純子さん(越前リョーマ役)、置鮎龍太郎さん(手塚国光役)、近藤孝行さん(大石秀一郎役)、甲斐田ゆきさん(不二周助役)、津田健次郎さん(乾 貞治役)、高橋広樹さん(菊丸英二役)、川本 成さん(河村 隆役)、小野坂昌也さん(桃城 武役)、喜安浩平さん(海堂 薫役)、諏訪部順一さん(跡部景吾役)、永井幸子さん(幸村精市役)、新垣樽助さん(木手永四郎役)、細谷佳正さん(白石蔵ノ介役)が参加した。

●取材会の様子をご紹介!

 アニメ10周年を迎えての感想を聞かれ、置鮎さんは「一度テレビシリーズが終わってしまったにも関わらず、OVAとして再出発して、『新・テニスの王子様』として原作も続く中、武道館に立てるということはとても感慨深いです。新たな出発だと思って頑張りたいと思います」とコメント。川本さんは「イベントの度に"これでもう会えないかもしれない"と思いつつ、10年が経過したなと思っております。おじいさん、おばあさんになるまで、中学生が出来れば嬉しいなと思います」、甲斐田さんは「10年出来ると思って出会ったわけではないキャラクターたちなので、何が原動力なのかなと思ったら、いろんな意味で人の力だなと。お客様の熱を感じて、また実感しました。これからもテニプリファンの皆さんと力を合わせて、テニプリを愛していきたいなと思います」と話してくれた。近藤さんは「個人的にはあっという間の10年だったと感じています。これからも10年、20年と続いていくかもしれませんので、応援の程、宜しくお願い致します」とメッセージを送ってくれた。

 また、他の青学(せいがく)メンバーも「テニプリと共に10年間歩んできたなと、一つの節目を迎えて感慨深い思いでいっぱいです」(津田さん)、「10年という時間の長さをあまり感じていないです。夢を見ていたかのような今まででした。武道館のステージに立っても、まだ夢を見続けているんじゃないかなという気持ちでいます」(高橋さん)、「10年と言われますけど、僕はアニメが始まったのを昨日のことのように覚えています。アニメが終わってからもOVAやイベントの度に呼ばれて桃城武をやるので、懐かしい作品だなとは思っていないですね。毎日、桃城武をやっているみたいな感じです(笑)。これからも毎日、桃城武を演じていきたいと思います」(小野坂さん)、「色々な人たちに見てもらって支えてもらって、その人たちと一緒に作品を作ってきたから、今ここにいるんだなと思います」(喜安さん)と、思いの丈を語ってくれた。

 OVAから参加となった細谷さんと新垣さんは「僕は10年という歴史の中では半分くらいしか出ていないんですが、自分も見ていた作品なので(参加していることが)信じられない思いでいます」、「皆さんの応援でOVAが出来たので、まずは自分が役者として演じるスタートの時点から皆さんに感謝しています。色々な人に支えられ、力を頂いて武道館に連れてきて頂いたので、ありがたいなと思っています」と、それぞれ話してくれた。

 永井さんは「こんなにも長く皆様に愛されている『テニスの王子様』に関わることが出来て、またこれからもどんどん盛り上がっていく予感のする作品の一員であることを誇りに思っています」、諏訪部さんは「テニプリと共に歩んできた時間は、過ぎてしまえばあっという間でしたが、本当に沢山のことを学んだり、得られたりしたとても大切な宝物となりました。今日、武道館にご来場下さった皆さんも同じように思っていてくれたら嬉しいですね。10年という大きな節目を迎え、新たなステージへの扉が開いた『テニスの王子様』。まだまだこの作品と一緒に走っていきたいと思います」と、真剣な表情で語った。

 最後に皆川さんは、「10年というと長いようなんですけど、どこも色褪せていなくて、いつもリアルタイムで動き続けてこられたからこそ、いい意味で懐かしさがなくて、新鮮な作品としてお届け出来ていることを嬉しく思っています。許斐先生がいたから生まれた作品で、許斐先生が"みんなのテニプリだよ"と言ってくれたことによって、こうやって広がっていった作品だと思うので、まずは先生に感謝したいと思います。そして、応援してくれる皆さん、共演者の皆さん、スタッフの皆さんに改めて感謝したいと思います。こんな素敵な作品の主人公でいられること、みんなが支えてくれること、こんな幸せなことはないと思っています」と、感謝の気持ちを込めた熱い思いを語ってくれた。

 また、取材会の後に控える最終公演に向けての意気込みを聞かれると、「頑張るぞ!」「青学(せいがく)、ファイトオー!」「燃え尽きるぞ!」「全力で頑張ります!」など、全員が気合の入ったメッセージを送ってくれた。そんな熱い思いを抱えた出演者たちが参加する最終公演の様子もレポート!


●「Love Festival」で一気に盛り上がる!

 イベントの1曲目は、本イベント公式応援ソング「Love Festival」から。サビでは各校を応援するかけ声があり、それに合わせて全員で振付をしたり、拍手をしたりとスタートから一気に盛り上がる。ラストのサビでは、原作者・許斐 剛先生が登場!「約束を果たしに帰ってきました!テニプリはどんどん加速します。応援してね!」と、歌と共にファンにとっては嬉しいメッセージを送ってくれた。そんな勢いのまま、キャラクターソングのライブへ突入。トップバッターは、越前リョーマによる「LIFE GOES ON」。続けて各校部長たちの歌が続き、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

 テニプリのキャラソンと言えばユニット曲も沢山あり、最初に登場したユニットは茄子(不二周助&河村隆)で「一富士、二タカ、三茄子」。おそろいの衣装を着て、息ぴったりの振付とハモリを聞かせてくれた。また、テニプリ主題歌メドレーもあり、スクリーンにはアニメの映像が映し出される中、青酢、STONES、キャップと瓶、トング隊、GIGS、by断ち切り隊、海志漢とユニットが次々に登場。それぞれが歴代の主題歌を披露し、映像と歌の両方で楽しませてくれた。


●テニプリ新ユニットが誕生!

 イベントの中盤には、榊太郎役の小杉十郎太さんが登場。それまでの"中学生らしい"会場の雰囲気を一気にアダルティなムードに変え、「勝者のセオリー」を披露してくれた。また、許斐先生とリョーマのデュエット「フェスティバルは突然に」では、歌の途中で許斐先生が「リョーマ…皆川じゅんじゅん、10年間ありがとう。リョーマは君じゃなきゃ出来なかったよ」と感謝の気持ちを告げると、皆川さんは感動のあまり涙。「頑張って!」という声援に励まされ、最後まで歌いきった。バレキスオールスターズによる「バレンタイン・キッス~歴代スペシャル~」では、これまで同曲を歌ったキャストが登場。大歓声の中、キュートな振付と歌を聞かせてくれた。

 最後のトークコーナーでは、「新ユニット選抜じゃんけん大会」の敗者復活戦が行われた。各校から代表者1名を選んで、5人の新ユニットを結成するという企画だったのだが,許斐先生のサプライズにより、最終的には10人を選抜することに。ファンが見守る中、「心」「技」「体」で決まっていた不二周助役の甲斐田ゆきさん、鳳 長太郎役の浪川大輔さん、ジャッカル桑原役の檜山修之さん、甲斐裕次郎役の中村太亮さん、金色小春役の内藤 玲さんに、勝ち残った菊丸英二役の高橋広樹さん、海堂 薫役の喜安浩平さん、跡部景吾役の諏訪部順一さん、切原赤也役の森久保祥太郎さん、白石蔵ノ助役の細谷佳正さんの10人が加わり、新ユニットが誕生した。


●許斐先生の爆弾発言&サプライズ!!


 イベントも終盤へ。各校それぞれのテーマソングを熱唱、青学(せいがく)の「DEPARTURES」で締めくくられると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。そんな中、青学(せいがく)メンバーが10年を改めて振り返る。話しながら、甲斐田さんや皆川さんは感極まって涙。また、川本さんのギター生演奏を中心に「あの場所まで~10years~」を歌うと、歌詞に共感してか、遂にメンバー全員が号泣。涙と共に歌うメンバーの元に、出演キャストが全員登場し、最後は揃って同曲を歌いあげた。そして、ラストナンバー「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」を大合唱し、最後を迎えた。

 しかし、ファンのアンコールに応え、再度キャストが登場。特別ゲストにHIRO-Xも登場し、アニメ第1期のOP「future」を披露。Wアンコールでは「We Love TENIPURI~武道館バージョン~」を会場一体となって歌う。歌の最後には10周年を記念して、皆川さんの「10回、ジャンプするよ!」を合図に全員でジャンプ!更に、トリプルアンコールでは再度、「Love Festival」を歌い、最後には許斐先生から「次は東京ドームで会いましょう!」と爆弾発言も飛び出した。遂にイベントは終幕…と思いきや、全プログラムが終わっても観客は帰らず、BGM「テニプリっていいな」に合わせて大合唱を始めた。そんなファンの思いに応えて、許斐先生が改めて登場し、一緒に歌うというサプライズが!「約束は果たすためにあると思っています。また会いましょう!」と先生らしいメッセージを残し、アンコール曲を含めて計49曲が披露された3時間半に及ぶイベントは、ようやくゴールへとたどり着いた。

 既報の通り、本イベントのDVD化が決定しており、初回限定版・通常版が5月27日(金)同時発売される予定。また、アニメ10周年プロジェクト第2弾として映画化決定も正式発表、今秋公開予定とのことだ。新たなスタートを切った、テニプリの歴史を見逃すな!

<取材・文:奥村寿代>

<『テニプリフェスタ 2011 in 武道館』>
2011年1月22日:『テニプリフェスタ 2011 in 武道館・心』
2011年1月23日:『テニプリフェスタ 2011 in 武道館・技』
2011年1月23日:『テニプリフェスタ 2011 in 武道館・体』


<イベント出演全キャスト>
■青春学園中等部
越前リョーマ:皆川純子
手塚国光:置鮎龍太郎
大石秀一郎:近藤孝行
不二周助:甲斐田ゆき
乾 貞治:津田健次郎
菊丸英二:高橋広樹
河村 隆:川本 成
桃城 武:小野坂昌也
海堂 薫:喜安浩平

■氷帝学園中等部
跡部景吾:諏訪部順一
忍足侑士:木内秀信
宍戸 亮:楠田敏之
樺地崇弘:鶴岡 聡
日吉 若:岩崎征実
鳳 長太郎:浪川大輔
榊 太郎:小杉十郎太

■立海大付属中学校
幸村精市:永井幸子
真田弦一郎:楠 大典
柳 蓮二:竹本英史
仁王雅治:増田裕生
柳生比呂士:津田英佑
丸井ブン太:高橋直純
ジャッカル桑原:檜山修之
切原赤也:森久保祥太郎

■比嘉中学校
木手永四郎:新垣樽助
甲斐裕次郎:中村太亮
平古場 凛:吉野裕行
知念 寛:末吉司弥
田仁志 慧:上田燿司

■四天宝寺中学校
白石蔵ノ介:細谷佳正
千歳千里:大須賀 純
金色小春:内藤 玲
一氏ユウジ:熊渕 卓
石田 銀:高塚正也
遠山金太郎:杉本ゆう

■不動峰中学校
橘 桔平:川原慶久
神尾アキラ:鈴木千尋
伊武深司:森山栄治

■聖ルドルフ学院中学校
不二裕太:冨田 真
柳沢慎也:森 訓久

■山吹中学校
亜久津 仁:佐々木 望
壇 太一:小林由美子

■六角中学校
葵 剣太郎:豊永利行
佐伯虎次郎:織田優成

■銀華中学校
福士ミチル:岸尾だいすけ

>>『テニプリフェスタ2011 in 武道館』オフィシャルHP

(C)許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト
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