10月放映開始のTVアニメ『ペルソナ４』キャスト陣に直撃！──浪川さん、森久保さん、堀江さん、小清水さんが作品について語ってくれました！

　2008年7月にPS2用ソフトとして発売され、今なお絶大な人気を誇る『ペルソナ４』がTVアニメ化され、10月よりMBS・TBS・CBCにて放映開始されることが決定した。

　『ペルソナ４』はペルソナシリーズの4作目として発売されたもので、田舎町に転校してきた主人公（ゲームでは名前なし・アニメでは鳴上 悠 ／c.v.浪川大輔）が奇怪な事件に巻き込まれ、仲間たちと共に事件を解決していくストーリーとなっている。本作で重要となるのは"ペルソナ"という能力。これは心の中の「もう一人の自分」が具現化した特殊能力のことだ。キャラクターたちはその能力を駆使しながら謎を解いていくこととなる。これまで小説や漫画、ドラマCD化など多数のメディアミックス展開が行われてきた『ペルソナ４』だが、今回遂にTVアニメ化が決定した。

　8月某日、都内のスタジオでアニメ第7話の収録が行われたあと、鳴上 悠役の浪川大輔さん、花村陽介役の森久保祥太郎さん、里中千枝役の堀江由衣さん、天城雪子役の小清水亜美さんに取材。キャスト陣の声から『ペルソナ４』にせまった――


──まずはご自身の役柄と演じられた印象を教えてください。

浪川：ゲームではプレイヤーキャラクターだったので名前がありませんでしたが、アニメで初めて名前が付きました。感情をあまり表に出さず、リアクションも薄いですが、非常にまっすぐで、嘘のない男です。

森久保：花村くんも少し前にこの町へ転校してきたんですが、持ち前の陽気さと人懐っこさで、新しく引っ越してきた悠ともすぐに仲良くなります。にぎやかなムードメーカーで、非常に情に厚く、人間味あふれるキャラクターです。

堀江：千枝は元気で明るく、花村くんと一緒ににぎやかな役回りをしています。とにかく元気な女の子です。

小清水：雪子は旅館の跡取り娘で、学校ではアイドル的な存在です。ストーリーが進んでいくと色々な顔が見えてきますが、序盤では話しかけにくい美人という役どころです。


──第7話までアフレコが進みましたが、印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

浪川：関 智一さんが演じている巽完ニというキャラクターがいるんですが、そのキャラクターが印象的でした。ペルソナの世界観が一気に変わるくらいの新しいペルソナが見られる回になっています。

森久保：僕は第1話を見た時に、すごくおしゃれだなと思いました。あとは音楽が入っていてそれもおしゃれだったし、4人の掛け合いもドタバタしていておもしろく、おしゃれであって笑える1話になっていたと思います。


──ゲームとの違いや印象の変化はありましたか？

浪川：悠はゲームではしゃべっていなかったので、全然違いますね！キャラクターも思ったよりストレートでした。ただのクールなキャラクターではないですね。

堀江：ゲームの時は動きを想像しながらの収録でしたが、アニメの収録では千枝ちゃんが実際に動いているところを見ることができて、印象が変わったというよりは単純にうれしかったです。

小清水：ゲームからアニメになってより迫力があるなと思うのは戦闘シーンですね。あとは音楽の面でも 、ゲームファンの方はぐっと盛り上がるんじゃないかと思います。

森久保：ゲームは収録が一人ずつでしたが、アニメはみんなで収録できるのでそこが違いますね。一緒に演じられるだけで、空気が変わります。


──『ペルソナ４』では友達同士の関係性も大きなテーマとなっていますが、キャラクターの中で友達や親友になりたいキャラクターは誰ですか？

浪川：ここにいないメンバーでいうならば、完二かな。でも一番いいなと思うのは菜々子ですね。

森久保：うん、気が使えるいい子だね！

浪川：本当にいい子だなぁって思います。僕、寂しいんですかね？(笑)優しさに飢えています！

森久保：完二もいいですね。暴れん坊のイメージがありますが、彼には"正義"があってすごくいいやつなんです。頼りがいもあるし礼儀もありますから。

堀江：私はやっぱり雪子がいいです！

小清水：（堀江さんの発言を受けて）私もやっぱり千枝がいい！


──最後に放映を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

浪川：ゲームから約3年経ちました。ゲームを楽しんでくださった方にも、アニメから『ペルソナ４』を知ってくださる方にも、スタイリッシュなかっこいいアニメになると思います。会話劇も非常に面白い仕上がりになっておりますので、ぜひ最後まで半年間お付き合いいただければと思います。2012年も、ペルソナ！(笑)

堀江：ゲームの収録の時からこの『ペルソナ４』という作品や千枝という役柄が大好きで、こうしてアニメでまた演じることができてうれしく思っています。アニメから見る方でも世界観などが分かるようになっていますので、ぜひ最初から最後まで楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

小清水：ゲームを収録していた時にも色々なセリフを演じましたが、それはごく一部で、その他にも音声になっていないセリフがたくさんあったんです。それをアニメで演じることができて、とっても楽しいです。これをみなさんに見ていただくのはドキドキしますが、原作ファンの方はもちろん、ゲームをやっていない方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。

森久保：僕自身もアニメ化されることを待ち望んでいました。演じながらも「仲間っていいな」と思える作品です。また、「自分を好きになる」という深いテーマもあり、見ていて「明日もがんばろう」と思える作品だと思います。精一杯演じますので、みなさんも楽しんでいただければ幸いです。

浪川：本当にみんなで盛り上げていけるよう一丸となっていますので、よろしくお願い致します！（取材・文：福島 槙子）

＜放送情報＞
◆MBS：10月6日より 毎週木曜25時30分～
◆TBS： 10月7日より 毎週金曜25時55分～
◆CBC：10月12日より 毎週水曜26時00分～
※放送日時は都合により予告なく変更になる場合がございます。


TVアニメ『ペルソナ４』オフィシャルサイト