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アニメ『春夏秋冬代行者 春の舞』澤田 姫×八代 拓【連載インタビュー第3回】

秋主従は春・夏・冬と比べて「未完成な部分」が魅力的──この先にある、撫子が秋の代行者たる所以が感じられるシーンに注目してほしい『春夏秋冬代行者 春の舞』祝月撫子役・澤田 姫さん×阿左美竜胆役・八代 拓さんインタビュー

電撃文庫/KADOKAWAより刊行されている暁佳奈先生の小説『春夏秋冬代行者』。四季の神々から与えられた特別な力を使い、季節を巡らせる役目を背負った「四季の代行者」とその護衛官、8人の想いが精細な筆致で描かれた作品となっています。

その小説を原作としたTVアニメ『春夏秋冬代行者 春の舞』がTOKYO MXほかにて放送中。

アニメイトタイムズでは、放送に合わせたインタビュー連載を実施中です。第3回は、秋の代行者・祝月撫子(いわいづき なでしこ)を演じる澤田 姫さん、秋の護衛官・阿左美竜胆(あざみ りんどう)を演じる八代 拓さんが登場。

オンエアを観てお二人が感じたことや、春・夏・冬主従とは違う、秋主従ならではの魅力、本格的な登場回となった第7話と、物語が大きく動いた第10話の中で特に印象に残ったシーンなどを伺いました。

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春夏秋冬代行者 春の舞
"四季の代行者"。彼らは四季の神々から与えられた特別な力を使い、各地に季節を巡らせている。しかし春の代行者・花葉雛菊が行方不明になってから十年間、この国の季節は春だけが消え去ったまま。春の護衛官・姫鷹さくらは十年間、主を必死に探し続けていたが、ある日突然雛菊が帰ってきたことで物語は動き出す。雛菊とさくらの、春を届ける旅が始まる。——不条理に奪われた大切な時間を取り戻すため。——恋い焦がれ続けたあの人に想いを伝えるため。——命に代えても守りたい"あなた"のため。これは四季をもたらす現人神とその護衛官の、喪失と再起の物語。何度傷ついても、それでも生きると願うあなたへ贈る、祈りの物語。作品名春夏秋冬代行者春の舞放送形態TVアニメスケジュール2026年3月28日(土)~TOKYOMX・BS11ほかキャスト花葉雛菊:貫井柚佳姫鷹さくら:青山吉能葉桜瑠璃:上坂すみれ葉桜あやめ:馬場蘭子祝月撫子:澤田姫阿左美竜胆:八代拓寒椿狼星:坂田将吾寒月凍蝶:日野聡雪柳紅梅:花澤香菜薺:東山奈央スタッフ原作:暁佳奈(電撃文庫/KADOKAWA刊)原作イラスト:スオウ監督:山本健アニメーションアドバイザー:古橋一浩シリーズ構成:久尾歩キャラクターデザイ...

シーンごとに描かれる感情の一つ一つに強く共感できた作品

──まずは、作品の第一印象や魅力を感じた点をお聞かせください。

祝月撫子役・澤田 姫さん(以下、澤田):オーディションのお話をいただく前から作品のことは知っていました。初めて原作小説を見かけたときに、絵の美しさや、春夏秋冬を題材にしたお話ってあまりなかったなと思って、強く心が惹かれたことを覚えています。

(暁 佳奈)先生の選ばれる言葉がすごく繊細で(場面ごとの)映像や音まで想像できましたし、キャラクターたちの心情もリアルで共感できて、あっという間に読んでしまいました。

そこからオーディションのお話が来て、撫子役でご縁をいただけて。シナリオやキャラクターの絵をいただいたときは「本当にそのままアニメになっている!」と感動しました。アニメだけどアニメじゃないような、実写作品のような空気感も感じたので、それをちゃんと表現したいなと気合が入りましたし、改めてこの作品は、繊細さや、言葉の一つひとつが特に魅力だなと思いました。

──原作小説を読んでいて、特に共感した部分はどういったところだったのでしょうか?

澤田:特定のキャラクター一人というよりは、シーンごとの孤独感や絶望感、「うまくいかないな」といった日々の中で感じること……自分の今までのことだったりを思い出して、シーンごとに共感することが多かった気がします。

例えば、竜胆の「表と裏」じゃないですが、ああいった人間らしさもそのひとつです。誰に対しても同じように接しているつもりでも、どうしても年齢差や関係値などで変わってしまう部分はあって。それはあまり良くないことなのかなと私は思っていたんですが、竜胆を見ていると「必ずしも悪いことではないんだ」と思えたんです。そう見せているだけで裏側にはいろいろあったりするんだなと。そんな風にさまざまなシーンを通して、自分と向き合うこともできる作品だなと思いました。

阿左美竜胆役・八代 拓さん(以下、八代):僕はオーディションのときに原作を読ませていただきました。澤田さんが仰っていたように、キャラクターたちが抱える感情が、自分の過去や現在のどこかしらに刺さるような感覚がありました。

孤独感だったり、閉塞感だったり、いろいろなものがあると思いますが、そこに見事に刺さるように描かれていて。本当に先生は人間というものをよく見ていらっしゃる方なんだろうなと。そして自分の中に生まれた感情にも、ものすごく向き合ってこられた方なのかなと思いました。「面白い」という一言だけで済ませてしまうのが失礼なくらい、魅力的なものが詰まっていて、とにかく「出たいな~!」と思いました。

──オンエアを観て感じた、本作の映像面や音楽面での魅力はどんなところでしょうか?

澤田:とにかく綺麗で、作品の持つ繊細さが映像や音楽にも表れているなと思いました。冬の寒さや春の温かさなど、匂いや気温まで伝わってくる立体的な映像になっていて、本当に美しかったです。

八代:改めて「アニメっていいよな」と思うような、映像表現としてものすごく美しい瞬間がたくさん詰まっている作品だなと思いました。背景のこだわりもそうですし、キャラクターの表情もすごいなと。

澤田:シーンによって目の描写が変わりますよね。

八代:分かる! キャラクターの目以外を隠しても感情が読み取れるくらいで。

澤田:撫子ちゃんが賊にさらわれた後の竜胆のシーンとかも、目だけで痛いくらい感情が伝わってきて。表現が細かいです。

八代:一方で、シーンによってはキュートさ、ポップさもあったりして。いろいろな表情があって面白いですし、キャラクターの人となりが話数を重ねるごとにどんどん見えてくるのは、絵の力も大きいだろうなと思います。

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