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阿部敦さんら、スクエニ新作アーケードゲーム内覧会に出演

己の運命をガンに賭けろ! 阿部敦さん、金元寿子さん、植田佳奈さんが新作アーケードゲーム『ガンスリンガー ストラトス』に出演

 スクウェア・エニックスは1月11日、業務用関係者向けに「クウェア・エニックスオリジナル新作アーケードタイトル 御取引き先様向け特別内覧会」を開催。会場にて、新作アーケードタイトル『ガンスリンガー ストラトス(GUNSLINGER STRATOS)』が2012年夏稼働予定であることを明らかにした。

 内覧会では、新作プロモーションの公開、ゲームシステム、筐体披露、声優陣のトークショーなどが行われた。まずは、スクウェア・エニックス代表取締役・和田洋一氏が登壇し、『ロードオブヴァーミリオン』や『ジャイロジェッター』など、自社で提供するアーケードゲームを振り返り、今作に懸ける熱量ある想いを語った。その後、プロデューサー・門井伸樹氏が「アーケードゲームの歴史を変える」をキーワードとした新作アーケードタイトルの正式名称、オンラインマルチ対戦型ダブルガンアクションゲーム『ガンスリンガー ストラトス』を発表。それに併せて、最新プロモーションムービーおよび筐体が披露された。

続いて行われたのは、株式会社バイキングのディレクター・尾畑心一朗氏による詳細システムのプレゼン。「銃を撃ち合うのが最高に気持ちいいアーケードゲーム」を目指し、スピード感、迫力をダイレクトに伝える仕様を説明した。

そんな本作では、「ダブルガンデバイス」と呼ばれる二挺拳銃型のコントローラーを使用して、4人対4人の最大8人によるバトルが展開。ただ撃つだけでなく、ダブルガンを両手に構える「ダブルガンスタイル」、二挺の銃を横に合体させる「サイドスタイル」、縦に合体させる「タンデムスタイル」3種のスタイルを使い分けて戦うため、戦略性に溢れたものとなっている。

気になるゲームモードについては、ネットワークを介して全国の強豪と戦う対戦はもちろんのこと、ひとりで遊ぶCPU戦、3~4人でも遊べる協力ミッションまで用意される予定だ。加えて、業務用ビデオゲーム筺体向けダウンロードコンテンツシステム「NESICA」を用いたモバイルサイトとの連動によってゲーム内ポイントによるキャラクターカスタマイズ要素についても明らかにされている。


本作は、それぞれ違う歴史をたどったふたつの日本が並行世界として存在する2115年の世界から物語がはじまる。お互い生き残るためには自らか一方の世界を滅ぼすしかないという過酷な設定のもと、もうひとつの世界が誕生するキッカケとなった100年前(2015年) の日本にタイムマシンで戻り、そこでふたつの世界のキャラクターたちが死闘を繰り広げていく。キャラクターたちが駆けるフィールドについては、渋谷や道頓堀など、日本全国各地の知名度の高い首都がラインナップされており、上記以外にもまだまだ用意されているとのことなのでかなり期待できそうだ。

さらに、世界観原案担当である、株式会社ニトロプラス所属・アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』でおなじみの虚淵玄氏によるスペシャルメッセージにて、本作の世界で繰り広げられる世界観、キャラクターの関係性について明かされた。また、メッセージ内では、キャラクターデザインを担当する島崎麻里さん、ワダアルコさん、コヤマシゲトさんへの思いをボイスメッセージと衝撃的なスライドとともに会場に響かせた。


 その後、風澄 徹役・阿部敦さん、片桐 鏡華役・金元寿子さん、竜胆 しづね役・植田佳奈さんが登壇し、プロデューサー・門井氏と本作に対する一問一答が行われた。トーク内では、それぞれの担当したキャラクターへの思い入れ、出演しての感想を談笑まじえつつそれぞれの思いを明かした。その模様をお伝えしよう。

――ゲームが好きな3名だと思いますが、今回この企画を聞いていかがでしたか?

阿部敦さん(以下、阿部) :僕はガンシューティングをゲームセンターでプレイしていますが、最初にこの企画を耳にした時は、このゲームを素直にガンシューティングだとは思わなかったです。キャラクターデザインもしっかりしていて、対戦格闘ゲームやアクションゲームなのかと最初は思いました。ガンシューティングというジャンルの中で、三人称視点でキャラクターを操作するというのはなかなかないですからね。ですから、どんな操作性になるのだろうかと、とても興味をそそられましたね。

金元寿子さん(以下、金元) :私もシューティングゲームが好きなんですけど、ただ敵と戦うだけでなく、世界観とキャラクターの関係性がとても楽しみなゲームだと思いました。

植田佳奈さん(以下、植田) :ゲームセンターでシューティングゲームを良く遊ぶんですけども、今回このお話をいただいたときに『コール オブ デューティー』という作品にも携わらせていただいて、「わぁー銃関係が続くな」と、かなり心躍りました(笑)。最近は自分でもやりたいと思うほど銃は好きですね。


――みなさんそれぞれキャラクターを演じてみて、収録の際などキャラづくりの面で苦労された点などはございましたか?

阿部:ふたつの世界が並行して存在しているという世界観を最初に聞いた時は驚きました。対戦していても、もうひとりの自分と戦うという設定で、台詞も対自分への掛け合いがあり、とても新鮮でしたね。あと、お尻を撃たれたときの台詞とかもあったりするので、いろんなところを狙い撃つと、いろんなことになるのかなと感じました。

金元:私が担当した片桐鏡華ちゃんという子は、とても明るくて元気な子です。でも、ギャルギャルしくならないようにという指示をいただいたので、落ち着きのある一面も出せるように演じました! 台詞のバリエーションがあるということでしたが、同じアクションをしたとしても、やられた相手のキャラクターによって発する台詞が変わってくるというのは、プレイしていてひとつの楽しみになるのではないかなと思いました。

植田:私の担当した竜胆しづねは、見た目がとても可愛らしいんですが二面性のあるキャラクターです。ウキウキキャピキャピ可愛らしくしているところと、ガラッと変わったときにここまでやっていいのかというほど表現に差を出してみたので、その辺も楽しんでいただけると思います。

風澄 徹&片桐 鏡華。風澄徹は白を基調としたい色彩、跳躍した際に映えるデザインを目指し、片桐 鏡華は回復役ということもあり、ナースをイメージとしている。キャラクターデザイン:島崎麻里さん(代表作『BAYONRTTA』、『大神』キャラクターデザイン)

風澄 徹&片桐 鏡華。風澄徹は白を基調としたい色彩、跳躍した際に映えるデザインを目指し、片桐 鏡華は回復役ということもあり、ナースをイメージとしている。キャラクターデザイン:島崎麻里さん(代表作『BAYONRTTA』、『大神』キャラクターデザイン)

竜胆 しづね。大きめの袖、裸エプロン風の上半身を特徴としてデザインされた。キャラクターデザイン:ワダアルコさん(代表作『Fate/EXTRA』、『Fate/EXTRA CCC』キャラクターデザイン)

竜胆 しづね。大きめの袖、裸エプロン風の上半身を特徴としてデザインされた。キャラクターデザイン:ワダアルコさん(代表作『Fate/EXTRA』、『Fate/EXTRA CCC』キャラクターデザイン)

羅漢堂 旭。コンセプトは「ガトリング番長」。重火器と番長の融合を目指したとのこと。 キャラクターデザイン:コヤマシゲト(代表作『HEROMAN』、『エヴァンゲリヲン新劇場版』キャラクターデザイン、デザインワークス等)

羅漢堂 旭。コンセプトは「ガトリング番長」。重火器と番長の融合を目指したとのこと。 キャラクターデザイン:コヤマシゲト(代表作『HEROMAN』、『エヴァンゲリヲン新劇場版』キャラクターデザイン、デザインワークス等)

――では最後に、ユーザーの皆さまへメッセージをお願いします。

阿部:今回、主人公という大役をいただいた身としても、個人的にゲームセンターに足を運んでいる身としても、ユーザーとしてとても楽しみなゲームです。会場にひっそりまぎれながらPVを見てしまうほど楽しみにしていますので、ゲームセンターで僕を見かけた際は、どうかお手柔らかに(笑)。ゲームセンターで会いましょう!

金本:私もさっき映像を見ていて、街が壊れていく様に爽快感を感じましたし、動きがとてもかっこいいなと思いました! あまりやったことがない方でもキャラクターから入ったり、この街知ってるというところから始めても、やりやすく楽しめる作品だと思います。ぜひ皆さんに体験してほしいです。

植田:先ほどゲームの説明を聞いていてかなりやりこみ要素の強い印象を受けました。アーケードでやりこむゲームは、ひとりで黙々とやるイメージが強かったと思うんですけども、このゲームはキャラクター4人でパーティーを組んで4人対4人で戦えてとても楽しそうですね。SNSのようにコミュニケーションをとれるようになるのかなと思ったりします。友達と声をかけあって盛り上がっていけるゲームだと思いますので、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。私もプレイするのが楽しみです!


最後に重大発表を宣言すべく登壇したのは、和田洋一氏。「とことん熱くなって、大興奮の中で盛りあがっていただくためのコッテコテの企画を用意しました」と発表されたのは、「賞金つき全国大会ツアー ガンスリンガーストラトス バトルアリーナ」の開催。最強チームを決める本大会では、国内初のリアル賞金付き大会ということもあり、プレイヤーによる白熱のバトルが予想される。

加えて、スペシャルゲストとして、オフィシャルサポーターを務めるプロゲーマー梅原大吾氏が登場。ゲームをプレイしての感想、賞金つき大会に対し「あればいいなと思っていましたけど、国内では初めての賞金付きですし、大会の有無でプレイヤーのモチベーションも変わってきますので、本大会があればプレイヤーも頑張るのでしょう」とコメントした。スクウェア・エニックスとしても、今後も大会への開催に尽力し、アーケードゲームを盛り上げていきたいと語り内覧会を締めくくった。

話題のクリエイターによるゲームデザイン、プロゲーマーの後援、賞金つき全国大会など、完全新作アーケード『ガンスリンガー ストラトス』の今後の展開、声優陣によるバリエーション溢れる台詞が非常に気になるところだ。



◆『ガンスリンガー ストラトス』
ハード:アーケード
ジャンル:オンラインマルチ対戦型ダブルガンアクションゲーム
プレイ人数:1人~8人
プレイ料金:未定
稼働日:2012年夏稼働予定


>>スクウェア・エニックス


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