『セーラームーン』20周年記念イベントで2013年再アニメ化発表
2012年7月6日(金)、1大ブームを巻き起こしたアニメ『美少女戦士セーラームーン』の放送20周年を記念したニコニコ生放送「『美少女戦士セーラームーン』20周年記念feat.ももいろクローバーZ」が行われた。
主人公の月野うさぎ/セーラームーンを演じた声優の三石琴乃さんと、地場衛/タキシード仮面を演じた古谷徹さん、講談社で原作者の武内直子先生の担当だった小佐野文雄さんが登壇。当時の出来事など『セーラームーン』にまつわる思い出を語った。そしてフランスで開催中の「Japan Expo」会場から、人気アイドルのももいろクローバーZがネット中継で出演。ももいろクローバーZは「セーラームーン姿」で登場し、テレビアニメシリーズの主題歌『ムーンライト伝説』などを披露、フランス、そしてニコ生の視聴者をわかせた。さらに彼女たちから、2013年夏をめざして再アニメ化企画が進行していること、新主題歌を歌うことなどが明かされた。20周年を迎え再び『セーラームーン』が熱くなってきた。
ニッポン放送の吉田尚記さんの司会ではじまった今回のイベント。吉田さんは放送当時からのファンということで、当時自分で購入した単行本まで持参。「娘が最初に自分で手に取ったのが『セーラームーン』の単行本。世代を超えるコンテンツ」と語った。
スクリーンにセーラームーンの変身シーンが映し出され、三石さんが登場。続いてタキシード仮面の登場シーンとともに古谷さんも登場。講談社の小佐野文雄さんも登場した。
『セーラームーン』が誕生したきっかけを「『コードネームはセーラーV』というマンガを東映さんが気に入って、広げられないかというところから、武内先生が『セーラームーン』を産み出した」と話す小佐野さん。準備期間が半年程度しかなく「死ぬかと思った」と当時を振り返った。
三石さんはオーディションの時「佐藤順一監督が作品の内容を説明してくださるんですが、"月に代わっておしおきよ"の時のキメポーズを自らアクションしてくださった」と思い出を披露。内股でポーズする監督の話を真剣に聞いていたとのこと。
一方、古谷さんは最初にタキシード仮面の設定を見せられた時「マジシャンか!?」と思ったそう。「しかもキャラ名がタキシード仮面。そのまんまだと思った(笑)」と当時を振り返った。
また、放送当時はキャストでバスを借り切って温泉旅行したことなども明かされると、吉田アナウンサーは「今ならZEPPでやって欲しいイベントですね!」とうらやましがっていた。
また、実は放送半年で打ち切りになりそうだったが、年末におもちゃが売れて打ち切りが回避されたことなど、三石さんや古谷さんも初めて聞くという「秘話」も多数明かされ、ニコ生で視聴しているファンからも多くのコメントが寄せられていた。
トークで盛り上がったところで、フランスの「Japan Expo」会場と中継がつながり、なんとセーラームーンのコスプレをした人気アイドル、ももいろクローバーZが登場。テレビアニメシリーズの主題歌『ムーンライト伝説』を歌唱、続いて「サプライズ情報があります」とメンバーから明かされたのは「2013年夏に新作アニメが世界展開を目指して制作される」ことや「新主題歌を歌う」ことだった。衝撃的な発表にニコ生のコメントも盛り上がる。
最後に武内先生が小佐野さんにメールで送ったメッセージを三石さんが代読。「『セーラームーン』は当時たくさん愛された幸せな作品。また、あたたかく"おかえり"と言ってもらえると嬉しいです」と、新展開に向けてのメッセージが読み上げられた。
今回の生放送で明かされた「新作アニメ制作決定」については、イベント終了後マスコミ向けに行われた会見でも改めて質問が飛び、小佐野さんからは「すべてこれから決めていく。テレビに映画になるか、というと、映画ではない」とのコメントがあった。
待望の新アニメ化が発表された『美少女戦士セーラームーン』。今後、公式サイトで新情報が発表されていくとのことなので、みなさんご期待あれ!
>>美少女戦士セーラームーンチャンネル
>>ももいろクローバーZ 公式サイト