『わんおふ -one off-』の第1話・第2話先行上映会イベント開催！　トークショウもあり会場は大盛り上がり!!

　2012年8月5日(日)に丸の内ピカデリーにてアニメ『わんおふ -one off-』の第1話・第2話先行上映会イベントが開催。『わんおふ -one off-』のキャスト陣が登場して、キャストトークや作品の裏話などが語られた。今回は本イベントの様子をお伝えしよう。

　この日のイベント会場は満員となっており、『わんおふ -one off-』の第1話・第2話の上映が終わったあと汐崎春乃役の後藤沙緒里さん、司会兼マロ役の儀武ゆう子、佐藤順一監督が溢れんばかりの拍手と共に登壇した。後藤さんが「こんばんわ～」と挨拶をすると、儀武さんが「かわいいね～、佐藤監督も負けない感じでお願いします」と無茶ぶりをして、監督は苦笑いをしながら挨拶をしていた。

　『わんおふ -one off-』のタイトルの話題となり、「限定品などの意味を持っていて、私だけの何かというもうのを象徴しています」と佐藤監督がコメント。「たったひとつの、今しかないということですね」と儀武さんが言うと「言いこというね！」と佐藤監督と語った。

　「『わんおふ -one off-』の台本を見たときにどう思いましたか？」と後藤さんが質問されると「分厚いなと思いました」と笑いながら述べた。「台本が届くのが遅いとかそんなことなかった？」と佐藤監督が言うと「そんなことないです（笑）」とコメントした。

　アフレコスタジオでの収録の話となり「モノローグが難しかったです。春乃の気持ちの変化に軸が向いているなと思ったので、変化を自然に表現できたらいいなと思っていました」と佐藤監督の顔を伺うように述べた。佐藤監督も「やって頂きまして、ありがとうございます！　はじまりが自分の住んでいる場所を良い場所だと言っているけど実はそうでもなかったという感じなので難しいですね」と満足している様子。

　「田舎の良さって意外と見えないですよね」と儀武さんが言うと「故郷に帰ると心がほぐれるとかありますね。そういうのがまだわからない春乃は若いなと思いました」と後藤さんが語った。「そうか･･････若いか･･････でもあっというまよ」としみじみ語る儀武さんに会場は大爆笑。「最初あったときに私高校生でしたもんね(笑)」と後藤さんが語り、デビュー当時の話が展開された。

　オーディションのときの後藤さんの印象を聞かれると「ぽわっとしてるけど芯があるなと思いました」と佐藤監督。さらに「春乃は子供の頃は色んなことに挑戦していたと言うバックボーンがあって、不満も言うけどギスギスすると困るのでそうしないために芯がある子じゃないとダメだと思っていました」と付け足した。「演じているときに監督に言われたことがありますか？」と儀武さんに聞かれると「あんまりなかった気がしますが、さきほど監督が言っている言葉が私が感じていることでした。春乃はすごい普通の女の子なので、明るすぎたり暗すぎたり、何かが際立ちすぎては不満がきわだったりしちゃダメなんだなと思っていました」と後藤さんが語った。

　続いて『わんおふ -one off-』に登場する原付の話題となり「後藤さんは原付の免許持っていますか？」と言うと質問に「原付には乗ったことないんですけど、車の免許を持っているので乗れます。こういう作品にも携わらせて頂いたので乗ってみたいですね」とコメント。都内で乗りたいと語る後藤さんあぶないから田舎で乗りなさいとお母さん目線で言う儀武さん。「春乃たちと同じく高校生の時に原付の免許を取ったから、私になんでも聞いて！」と儀武さんが述べると「わ、わかりました」と後藤さんは戸惑い気味に答えていた。

　シンシア・B・ロジャース役の小林ゆうさんから「これからも『わんおふ -one off-』を楽しんで頂けたらうれしいです。」とメッセージが届いていた。後藤さんは「私、ゆうちゃんの下半身が気になったんですけど（笑）」とメッセージよりも小林さんの太ももにご執心の様子で「すごい迫力だったよね!!」と儀武さんも興奮気味でコメントしていた。シンシアの芝居の話となり「シンシアは外国人なんですけど、色んな場所を旅してきたので、方言が混じってる感じなので難しい役なんです。けど、小林さんの本能的なものでやってもらいました」と監督は笑顔を見せた。

■佐藤監督が頭の中で考えている『わんおふ -one off-』の話を披露！

　続いて佐藤監督の頭で考えている『わんおふ -one off-』ことを教えてもらう、「佐藤監督の頭の中の本棚」のコーナーになり、バイクの本、歌の本、女の本とお題ごとに答えてもらうことになった。

　バイクの本では「バイクをアニメの中に入れる時に気をつけた点や難しかった点はありますか？」という質問に「バイクでどんなテーマにいけるかなと言うのを考えて逆算した話が『わんおふ -one off-』です。バイクがあると人間ひとりの力で行けるところよりも遠くに行けるモノだし、さまざまな人が携わっていて力が集まっているものなのでそれに焦点をおきました。色んな部品が集まって動き出すのがバイクなので、いい話になりそうじゃないですか(笑)」と監督がコメント。

　「そこでお得意の女子高生を取り入れたわけですね！」と儀武さんが言うと「得意と言うわけではないですが、スクーターに乗っているのってかわいいよねって思いました。スクーターも打ち合わせでかわいいと思うジョルノにしました」と述べた。

　歌の本ではオープニングとエンディングを歌っているROUND TABLE featuring Ninoの話となり、「ARIAの時からのご縁なんです。音楽を作ってもらうときは映像があるといいのですが、イラストとざっくりしたプロットしかない中で作ってもらったので空気をわかってくれる人でないとだめだと思ったので頼みました」と佐藤監督が語った。BGMはオンドマルトノと言う特殊な楽器を使っているらしく「オルガンの様な構造をしているのですが、いくつもの音が違うスピーカーがあって、それをマイクで拾って録音しています。」と佐藤監督が解説すると「気に入ったアニソンをテレビ見ながらカセットに録音するときと一緒だね！」と儀武さんが答えていた。

　女の本では「強烈な個性はないですが、見ているうちに違いが分かり親しみが持てる感じにしてみました。子供のころにワークショップというバイクを習う場所が実際にあるので、一緒に通って練習しています」と監督が語った。「いつも通り、名前適当に決めるんですか？」と儀武さんが言うと「適当というわけではないですが、今回名前はバイクから少しづつ取っています。例えばシンシア・B・ロジャースだったらCBRですね」と監督がコメント。「本当だ!!」と儀武さんは関心している様子だった。

　3話、4話については「新キャラが出てきます。あと、別所杏里が作っている歌をみんなで一緒に歌ったりしています。舞台となっているところが実際にある下栗の里という星がいっぱい見える場所なので、そういうところもいっぱい混ぜて行きたいと思います」と佐藤監督はこれからのことも語ってくれた。

　最後にメッセージとして「3話、4話を非常に楽しみにしています。女の子たちの心の成長をさわやかに優しく表現していると描いている作品だと思います。この先も応援をよろしくお願い致します」（後藤さん）、「見ていただいてありがとうございます。キャラクターたちの成長を見て応援して行こうと思えるといいかなと思っております。3、4話も鋭意制作中なので、楽しみにしてください」（佐藤監督）と述べてイベントを締め括った。

　本イベントが終了したあとにメインキャスト陣よりコメントを頂いたので次ページよりご紹介しよう。

＜汐崎春乃役　後藤沙緒里さん＞
私の演じさせていただく汐崎春乃は、自然の豊かな田舎の、しかも山深いロッジに住んでいます。こんな生活にうんざり＆抜け出したいと思っているけれど、現実にはそんな事出来ないと、なんとなく自信をなくし、抱いていた夢に対しても億劫になってしまっている、とても普通な女の子です。そんな彼女が友達や家族、愛車のジョルノ、いろいろな物に助けられながら、どんな風に心の成長を遂げていくのか、そんな所にも注目していただけたら嬉しいです。シンプルだけど、心にすとんと落ちてくる、あたたかなメッセージの込められた作品だと感じました。

＜鏑木小夜役　早見沙織さん＞
見ているだけでまったりとした気分になれる、優しい作品です。勿論、バイク＆シンシアというスパイスも絶妙に効いています。人との掛け合いを通じて主人公が少しずつ成長していく所と、それを取り巻く個性豊かなキャラクター達が見所だと思います。個人的には、主人公の妄想内の執事がお気に入りです。（笑）是非、お楽しみ下さい！

＜別所杏里役　矢作紗友里さん＞
どうも!!別所杏里役の矢作紗友里です。『わんおふ』は自然豊かな山の中の学校にバイク通学する女の子達の、のんびりした日常を描いた作品です。進路とか夢とか、考えなきゃならん事がいっぱいの春乃達ですが、シンシアと出会ってどう変わって行くのか皆さんにも一緒に見守って欲しいです。そして、春乃が感じた風をこの作品を見て少しでも感じて頂けたら嬉しいです!!応援よろしくお願いします♪

＜前園利絵役　喜多村英梨さん＞
アニメで女の子×バイクって新鮮な組み合わせですね☆
ほんわかまったり流れる『わんおふ』の世界観に元気なスパイスを利絵ちゃんが担当します！バイク愛で突き進む彼女のハイテンションにも是非ご注目して頂きたいです、宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ

＜シンシア・B・ロジャース　小林ゆうさん＞
シンシア・Ｂ・ロジャース役を演じさせて頂きます小林ゆうです。「わんおふ」の世界は、のどかで温かく、優しい草木の息吹が聴こえてきそうな美しい映像と世界観に一瞬で心を奪われてしまいます。シンシアさんは、バイクに乗る姿が格好いいスタイル抜群の明るく魅力的な女性で、話す言葉もとてもチャーミングです。このような素敵な役を演じさせていただいて心から感謝しております。是非ご覧頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

>>『わんおふ -oneoff-』公式サイト