映画『るろうに剣心』初日舞台挨拶で佐藤健続編へ意欲

　ついに公開となった映画『るろうに剣心』。その初日舞台挨拶が2012年8月25日（土）、新宿ピカデリーで開催された。佐藤健さんをはじめ、武井咲さん、蒼井優さん、青木崇高さん、田中偉登さん、江口洋介さん、香川照之さん、大友啓史監督のほか、リアルるろう人・長尾卓也さんも登壇した。

　今夏一番の話題作にふさわしい豪華な顔触れが勢揃いした舞台挨拶だけあって、客席は大歓声の嵐。熱烈な歓迎を受けて登場したキャスト陣もその様子に大感激で、公開初日を迎えた喜びをかみしめていた。

　特に主演を務めた佐藤さんは役者生命までかけて挑んだ剣心役。集まった観客から絶賛の声が届くと「感慨深いですね。」と喜びもひとしおの様子。剣心役への続投を聞かれると「機会があればぜひ、やらせていただきたい！！」と続編への意欲も燃やしていた。

　その佐藤さんのアクションについて江口さんは「身体能力がすごく高くて、アスリートみたいだなと思っていました。観る者を楽しませるアクションシーンになっていると思います。女の子にも楽しんでもらえると嬉しいです」と絶賛。

　演じた感想を聞かれた武井さんは「所作が大変でしたね。着物も暑くて……。日々、いかに着崩さずに撮影を進めるかという挑戦でした（笑）」と撮影を振り返っていた。

　アクションシーンが多かった現場について質問されたキャストの皆さん。蒼井さんは「この座組みだからこそできたことですよね。あれくらいできないと飲まれてしまうような現場の空気感で……。現場には思い出がたくさんありすぎます」。青木さんは「撮影中はアドレナリンが出っぱなしでした。みんなで作品を作り上げていこう！という雰囲気が溢れる、最高の現場だったと思います」。香川さんは「他のキャラクターはアクションもたくさんあって痛そうで(笑)。観柳役で本当によかったな～と思いましたよ(笑)」とそれぞれ語ってくれた。

　大友監督は「全スタッフ集めたら約2000人くらいになるのかな。彼らを代表して、今、この場に立てることを誇りに思います。ただ強いだけじゃない、新時代にふさわしいヒーローを誕生させたいと思って撮影していました。普段は優男で"おろ？"とか言っているのに、やるときはやる、ガラッと雰囲気が変わる"剣心"みたいなね(笑)。今日、生まれたばかり"剣心"というヒーローを、これからはみなさんで育ててほしいと思います」とコメント。

　最後に佐藤さんから「これからたくさんの人にこの映画を観てもらえると思うとわくわくします。この日、この時間に足を運んでくれたみなさんは、僕にとって特別な存在だし、みなさんがいてくれたからこそ今日まで頑張ることができました。原作関係者も含め、この映画に関わってくれたすべての人に心から感謝しています。この映画を愛してください！」とメッセージが送られた。

　また6月27日よりスタートした「"るろう人を探せ！"全国横断キャンペーンsupported by SUBARU」にて、全国を巡ったるろう人とるろう号も公開初日に東京に帰還。途中ロンドン遠征もはさみながら、無事に全国47都道府県を巡り終え、出陣式で出発を見送ってくれたキャスト陣の前にゴールした。

　映画『るろうに剣心』は絶賛公開中。


>>映画『るろうに剣心』公式サイト