2013-02-05 14:40

矢尾一樹さんが出演した、「声優生電話」12月19日放映の第25回をレポート！

　スマートフォンで見られる声優バラエティー番組、NOTTVの『声優生電話』。放送時間は毎週火曜日の20:00～21:00。番組の司会はお笑い芸人「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんで、番組アシスタントは声優の原紗友里さんだ。

　12月18日の放送に登場したゲストは、『ONE PIECE』シリーズのフランキーやボン・クレーや、『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタなど、数多くのキャラクターを演じているベテラン声優の矢尾一樹さん。矢尾さんは「声を聞いただけで誰かわかる声優ランキング」でナンバーワンに選ばれたこともあるそうだ。番組が始まって矢尾さんがスタジオに呼ばれると、メガヒット上映中の映画『ONE PIECE FILM Z』のパネルを持って登場した。

　オープニングトークの内容は、もちろん映画『ONE PIECE FILM Z』について。司会の柳原さんは『ONE PIECE』の大ファンなので、番組開始直後からハイテンションだった。それもそのはず、すでに映画を何度も観ており、劇場でもらえるコミックも複数冊ゲットしているのだとか。それを聞いた矢尾さんは、「オレたちキャストはもらえないんだよ！」と話し、スタジオを爆笑させた。

　また、矢尾さんは放送中に、『ONE PIECE』作者の尾田栄一郎先生に描いてもらったTシャツを披露。このTシャツは矢尾さんの結婚式のために作った貴重品で、「どうせ作るなら……」と、親交の深い尾田栄一郎先生に依頼したとのことだ。

■矢尾一樹さん大暴走!?　全女性視聴者に「パンツ何色？」

　視聴者がゲストと電話で話せる「声優生電話」のコーナーが始まった。矢尾さんに直接質問ができるとあって、大勢のファンから電話がかかってきたようだ。ファンの性別は男性と女声が半々くらいだったのだが、矢尾さんは女性からの電話のときは大暴走。なんと、すべての電話にふざけて「パンツ何色？」と聞いていた。とってもオチャメな矢尾さんのイタズラに、電話をかけてきたファンもタジタジの様子だった。

　この日にかかってきた質問の内容は、『ONE PIECE FILM Z』の収録現場の様子に関するものや、好きなファッション、飼っているペットの犬について、などなど。質問のなかには「変態ですか？」というユニークな電話もかかってきていた。

■とってもかっこいい矢尾さんのCM風決めセリフ

　番組中盤の「夜のごほうびタイム」のコーナーでは、番組出演者の3人が即興アテレコで対決。映像に合わせて声をアドリブであて、もっともおもしろかった人が勝利となるゲームだ。そして、このコーナーで勝利したのは、ゲストの矢尾さん！　矢尾さんには番組からご褒美が贈られたのだが、中身は矢尾さんが大好物だというお酒だった。

　しかも銘柄は『ONE PIECE』にちなんで「本格麦焼酎海賊王」（長崎県壱岐玄海酒造）というもの。これには矢尾さんは大喜び。「海賊王」と書かれたボトルを手にしてカメラ目線で銘柄を読み上げたのだが、まるでテレビCMのようにかっこよく、柳原さんと原さんは大はしゃぎ。特に柳原さんは、「矢尾さん、このお酒のCMをやらせてもらったらいいですよ！」とコメントしていた。酒造の関係者のみなさんで誰かご覧になっている方がいらっしゃいましたら、矢尾さんの事務所までご一報ください。

■番組終了後、ゲストの矢尾さんとMCのおふたりにインタビュー！

　1時間の生放送終了後、ゲストの矢尾さんと司会の柳原さん、アシスタントの原さんにインタビューを行なった。矢尾さんには放送中も少し話題に上ったペットのお話などを語っていただきました。

──番組を終えた感想をお聞かせください。

矢尾さん：ホント、楽しかったです。司会のおふたりが番組を回していただいたので、思う存分に楽しめました。

──番組中は、電話がかかってきたすべての女性にパンツの色を聞くという、かなり過激な発言が多かったですね。

矢尾さん：あははは！　大丈夫かな～と思いつつ、ね？

──柳原さん、大丈夫でした？

柳原さん：大丈夫です！　ぜんぜん大丈夫です！

──原さんは、「パンツ」トークで暴走するふたりの男性陣を止めていましたね。

原さん：さすがに「止めないと」と思って仕事しました（笑）。

──ご自身で番組冒頭で「変態ではない」と言っていましたが、中盤以降は「若干変態かもしれない……」ともおっしゃっていましたが、実際はいかがですか？

矢尾さん：そうですね～。走り出したら止まらないところがあるかもしれませんね！

一同：（笑）

柳原さん：すっごいお酒を飲まれるんですよね？

矢尾さん：はい、大好きですね。暇さえあれば飲んでますね。

柳原さん：矢尾さんはこの感じで犬の散歩してらっしゃるんですか？　知ってたらみんな「おぉ!?」ってなるけど、小さい子は「なんやろ？」って思うんじゃないですか？

矢尾さん：まぁ、散歩のときはこういう格好はしてませんけどね（笑）。

原さん：チワワの散歩をされてるんですよね。

──毎日どれくらい散歩されるんですか？

矢尾さん：30分から1時間は必ず散歩しますね。帰ってくるのが夜遅ければ、翌朝早く行きます。時間帯は変わりますけど、毎日犬の散歩をします。

──矢尾さんは動物がお好きなんですか？

矢尾さん：そうですね。動物全般が好きです。一番最初にペットを飼ったのは、猫を拾ってきたんです。その後はずっと犬です。

──柳原さんはオープニングトークで、珍しく「今日は緊張してる」とおっしゃっていました。

柳原さん：そりゃそーですよ。矢尾さんとはお久しぶりでしたし、僕はどこでも言ってますが、矢尾さんが演じる「ボン・クレー」が好きなんです。もちろん「フランキー」も好きですけどね。

矢尾さん：ありがとうございます。

柳原さん：それと、子供のころやってた『超獣機神ダンクーガ』ね！　ゲームの『スパロボ』にも出てました。あと『機動戦士ガンダムZZ』も僕らの世代です。ZZの主題歌はどんだけ歌ったかわからないくらいです。

矢尾一樹さん：「アニメじゃない♪　アニメじゃない♪」ってやつね。「アニメやないか!?」ってみんなツッコんでたよね（笑）。

柳原さん：番組中にご本人が「二枚目から三枚目の役が増えてきた」とおっしゃってましたが、男前の三枚目と、アホな三枚目と、最低の三枚目と、いろいろやられてますよね。でも、最低の三枚目の役なのに、作品を見ると二枚目になってたりするんですよ。矢尾さんの声のパワーは、とってもすばらしいです。

矢尾さん：先輩には演技力では絶対に勝てないわけでしょ？　だから、先輩に勝てるのはパワーとか勢いとかテンションなんですよ。それを使って「オレは負けない」と思っていかないとね。

柳原さん：それらを全部含めての「やってやるぜ！」なんですね。

一同：爆笑

──お仕事の話を伺います。声優だけでなく役者としても活躍されてますね。

矢尾さん：はい。元々は舞台俳優になりたくて、高校を卒業してすぐに劇団に入ったんです。でも、その当時は舞台では金を稼げないので、事務所に入っていろいろな仕事をし始めたんです。そんなこともあるので、舞台はこれからも積極的にやっていきたいですね。多い時は年間3本くらいはやっていました。

──役者さんとしては、『非公認戦隊アキバレンジャー』にも出演されていました。

矢尾さん：はい、おかげさまで「ドクターZ」をやらせていただきました。

柳原さん：あははは！　あれ？　「Z」って『ワンピースZ』と同じや！　

原さん：おぉ～、「Z」ですね。

矢尾さん：タイトルは違いますけど、「Z」をやらせていただきました（笑）。

──いま声優を目指している人に、ベテランの矢尾一樹さんからアドバイスをいただけますか？

矢尾さん：いろんな専門学校とかにゲスト講師で呼ばれることがあります。そのときに言ってることは「とにかく大きい声を出せ」ということです。クチだけでしゃべるんじゃなくて、腹から声を出しているイメージで。そして、普段からきちんとした滑舌でしゃべるように努力をすればいい。滑舌というのは普段のトレーニングが大事なんです。なので普段から大きくしっかりしゃべるように努力をすればいいと思います。

──最後にファンに向けてコメントをお願いします。

矢尾さん：最近は歌モノのイベントが多かったりするのですが、基本は役者ですので、これからもいろいろな作品に出たいと思います。声ですぐにバレるかと思いますが、聞き耳を立てて見つけてください。