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『吉田尚記がアニメで企んでる』12回:松崎克俊さん(やさしい雨)

『吉田尚記がアニメで企んでる』第12回放送、アニオタトーク特集に松崎克俊さん(やさしい雨)出演

 NOTTVで毎週火曜日、20時から生放送中の番組『吉田尚記がアニメで企んでる』(再放送は日曜12:00〜12:58)。司会はアニメ好きとして知られるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。

 この番組はこれまで、アニメ監督やプロデューサーなどをゲストに招き、制作現場の裏側を紹介してきた。しかし今回はいつもの番組とは異なり、アニメファンが1時間たっぷり語り倒す特別番組「2013春アニメ総選挙、神様に誓ってヲタです」が放送された。ゲストは『惡の華』の山田役で有名な、お笑い芸人・松崎克俊さん(やさしい雨)と、ラジオディレクター・石川さんと、番組アシスタント・札幌のジャックナイフくん。

■まるで大学の「アニメ研究会の部室」のようなアニメオタクのフリートーク!

 今回の番組について、吉田アナが「アニメ研究会の部室みたいな番組」と例えたとおり、3人の男性アニメオタクが集まってワイワイ騒ぐフリートークが始まった。ゲストの松崎さんは自己紹介で「29歳、童貞、嫁3人です。あと半年で魔法使いになれます!」とコメントし、スタジオを沸かせていた。なお、松崎さんは、登場する女の子の人数が多ければ多いほど、そのアニメを好きになるとのこと。

■視聴者参加型の「2013年 春アニメ人気投票

 続いては「2013年春アニメ」のなかから人気の作品を決めるコーナー。スタジオに登場したホワイトボードには、2013年春に放送されたアニメ作品がずら~っとリストアップされていた。このなかから番組出演者が特に思い入れの深い8作品を選出し、視聴者投票によって優秀作品を決定することになった。

 今回は初めての試みとして、「NOTTVのタッチ投票機能」が使われた。これはNOTTVの端末を横にすると、リアルタイムで投票できる機能。吉田アナたちは結果が出るまで、ソワソワした様子で集計を待っていた。

 気になる結果は、27%の票を集めた『革命機ヴァルヴレイヴ』だった。なお、同じアンケートを事前に秋葉原の街頭で行なったのだが、こちらの結果はダントツで『進撃の巨人』だった。

■視聴者参加型企画第二弾! 「2013年 夏アニメ」のオススメは?

 同じ機能を使って、今度は「2013年夏アニメ」の期待値を調査することになった。ホワイトボードには7月からスタートするアニメがずらりと掲示され、吉田アナと松崎さんを中心に、男性アニメオタクたちのフリートークが始まった。もちろん、ゲストの松崎さんは「女の子多め」の作品を推しているため、『ハイスクールDxD NEW』に注目した。

 そして、視聴者が選んだ2013年夏アニメは、26%の票を集めた『物語シリーズ』が1位を獲得。なお、2位の『銀の匙』は23%と僅差だった。

 ちなみに、秋葉原の街頭で行なったアンケートの結果は、ぶっちぎりで『ロウきゅーぶ! SS』。吉田アナは集計リストを見ながら、「調査した街の特色が出ている」とコメントした。

■番組終了後、お笑い芸人・松崎克俊さん(やさしい雨)にインタビュー

——1時間たっぷりのアニメオタクフリートークお疲れ様でした! 番組の感想をお聞かせください。
松崎克俊さん:ぜんぜん疲れませんよ! だって普段通りの話をしているだけでしたからね(笑)。芸人の先輩や後輩にアニメ好きなオタクがいるので、彼らといつも話してる感覚でしゃべってしまいました。果たしてこれが番組として成立していたのかどうか、後でラジオを聞くのが怖いです。

——本当にアニメがお好きなんですね! そんなにプライベートでもアニメの話をするのでしょうか?
松崎:そうですね。「アニメの話をする」というか、アニメの話しかできないです!

一同:(笑)

——松崎さんが「ハーレムアニメ」が好きだというのは番組中のトークでよくわかったのですが、いつもどのようなときにアニメを見ますか?
松崎:アニメは毎日必ず見てます。いまは芸人だけじゃ食べていけないので、深夜にアルバイトをしているんです。でも、最近のアニメって深夜に放送してるじゃないですか? なので録画をしておいたアニメを、バイトから帰ってきてから見ます。一日のシメはアニメですね(笑)。それと、「アニメを肴に酒を飲みたい」というのもあります。

——実際にアニメを見ながらお酒を?
松崎:はい。家でひとりでアニメを見ながら酒を飲むんです。

一同:(笑)

——先ほど「アニメ好きの先輩や後輩」とおっしゃっていましたが、アニメを見ている芸人さんは多いですか?
松崎:最近増えましたね。僕が薦めたアニメを見てくれて、「それからアニメにハマりました」と言ってくれる芸人もいるんですよ。「アニメが好き」と言い続けてるかいがあったな~って感じです。僕が「アニメが好き」と言ってるのは、ひとりでも多くの人に見てほしいからなんです。

——それはうれしいですね。しかも松崎さんがオススメしたアニメを気に入ってくれるなんて。
松崎:そうですね。僕が薦めたアニメを30分見終わって、次に始まるアニメもついでに見て……。そうやって、だんだんアニメにはまっていってくれるんです。

——番組中、松崎さんは「3次元の女性に興味がない」と熱弁していましたが、これはレポート記事に書いちゃってもよいでしょうか?(笑)
松崎:どーぞどーぞ(笑)。だって、興味ないんですよ……。

一同:(爆笑)

——では、美少女フィギュアはどうですか?
松崎:フィギュアも興味ないですねぇ。だって立体的ですから。アニメやポスターで見ていたキャラクターが立体的になると、「あれ? なんか違うな」って思っちゃうんです。

——立体はそんなに違和感ありますか? なぜでしょう?
松崎:う~ん、「奥行き」だと思います。同じ次元にいてほしくないんですよね。

——では松崎さん自身が、2次元の世界に入りたい?
松崎:2次元の世界に入りたい気持ちはそこまで強くないです。僕はいま、3次元にいるから3次元の女性に興味がないので、もし2次元に入ってしまうと2次元の女性に興味がなくなっちゃうんじゃないかな~って。だからですね、僕がもし2次元の世界に入ったら、たぶん1次元の女性が好きになると思うんですよ。

一同:(爆笑)

——「1次元」って、それは単なる「線」じゃないですか!(笑)
松崎:そうそう。だから「赤い」とか、それくらいしか表現できなってしまう。なので自分が3次元の立場にいて、2次元の女性が好きってことなのかなって思います。

——ありがとうございました(笑)。でも、そんな松崎さんがアニメ『惡の華』の山田役で2次元の世界に入りましたね! 
松崎:はい。ありがとうございます! 出演させていただいたので、『惡の華』は客観的に見られないんです。僕がアニメを見るときは主人公に憑依して、主人公になりきって見るんですけど、僕が『惡の華』を見ながら春日に憑依しようとすると、僕が出てくるんですよ!

一同:(爆笑)

松崎:「コイツじゃまだな~」って思いながら見てました(笑)。「オレ(春日に憑依した松崎さん)はもっと仲村さんに罵られたいんだよ!」と思っても、たびたび自分がジャマをする……。どうしても春日になりきれず、『惡の華』はもどかしい感じでした。

——山田はとても濃いキャラクターでしたが、周りの反響はいかがでしたか?
松崎:街を歩いてるときに声をかけられたこともあります。あ、それと、アニメ業界ではなくて、普通のテレビ局で声をかけられることも多いです! 放送業界の方々で見てる人が多いのかな~って思いますね。すれ違いざまに初対面の人から、「あぁ、惡の華だ!」って言われました。それと、事務所の先輩の土田晃之さんも『惡の華』を見てくださっていて、「あれ、おもしろいよね」って声をかけてくださいました。すごく嬉しかったです。

——山田の演技について伺います。実際に松崎さんの学生時代は山田のような雰囲気でしたか?
松崎:いや、僕の学生時代はどちらかというと「いじめられてる側」の人間だったので真逆かな? でも、あのクラスで春日とか山田はクラスの人気者ではないので、そういった意味では僕と同じ立場です(笑)。

——演技は難しかったですか?
松崎:「マンガにある動き通りの演技をやってくれ」と言われていたのですが、第1話は原作にないシーンだったんです。現場で指示はあったのですが、本番でアドリブを入れてしまった部分も多くありました。「デュクシ」もアドリブです(笑)。

一同:(笑)

——「デュクシ」ってすごいセリフですよね!
松崎:実写の撮影のときに僕が「デュクシ」ってアドリブを入れたおかげで、アフレコの台本にも「デュクシ」って書き加えられてしまいました。原作にないセリフなのに。

——『惡の華』の第一部は終わってしまいましたが、松崎さんが今後チャレンジしてみたい役はありますか? 声優としてでもかまいません。
松崎:そうですねぇ……。というか、『惡の華』で山田のような役をやらせていただけることが僕にとってイレギュラーだったので、お仕事をいただけるのでしたら、どんな役でもやらせていただきたいです。

——謙虚ですね! ではなにかひとつ役を自由にやれるとしたら?
松崎:『惡の華』の山田の役は、僕の見た目ありきで選んでいただいたような気がします(笑)。なので、なんでもひとつチャレンジできるのならば、はたして声だけで二枚目なキャラが演じられるかどうかをチャレンジしてみたいです。

——ハーレムアニメですね!
松崎:はい、そうですね。ハーレムアニメの主人公になってみたいです。

——ありがとうございます! 世の中の男性アニメファンの言葉を代弁してくださいました(笑)。
松崎:実際は、やらせていただけるとしても「主人公の友だち」みたいな役なんだろうなぁ~と思います。でもいいじゃないですか! 夢は持たせてください!!(笑)

——では最後に、ファンにひとことメッセージをお願いします。
松崎:デュクシ!

一同:(爆笑)。

「吉田尚記がアニメで企んでる」

NOTTV 毎週火曜 20:00~20:58 生放送 (再放送:毎週日曜 12:00~12:58)
ニッポン放送 毎週日曜 25:30~26:00 

今後のゲスト
7月23日 第15回  『ファンタジードール』 谷口悟朗監督 
7月30日 第16回  『シリーズ セカンド』、『化物語』  神前暁さん(サウンドクリエーター)

<放送内容>
“今、自分がいちばん見たい番組を作る”というコンセプトのもとに吉田尚記が話題のアニメに仕掛けます!
 
アニメ界にその名を轟かすカリスマアナウンサー、ニッポン放送の吉田尚記(よしだひさのり)が“今、自分がいちばん見たい番組を作る”というコンセプトのもとに、ラジオだけではできない、テレビだけでもできない、NOTTVだからできる「企み」を話題のアニメ作品に仕掛けていきます。作品作りにこだわりぬいたクリエイターの核心に迫るアニメファンのためのアニメ新番組。
<出演者>
吉田尚記
<ツイッターハッシュタグ>
#よアニ

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(C)押見修造・講談社/「惡の華」製作委員会
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