【キャラホビ2013】興津和幸さん、渕上舞さんらキャスト陣が登場し、本編映像も“チラ見せ”された『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』ステージイベントをレポート！

　2013年8月31日（土）、千葉の幕張メッセにおいて開催された大型イベント「キャラホビ2013 C3×HOBBY」において、今年の秋より放送が開始される新作アニメ『蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-』のステージイベント「『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』 進水式」が開催された。

　『蒼き鋼のアルペジオ』は、少年画報社の漫画雑誌ヤングキングアワーズに連載中のSF海洋戦記漫画『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』を原作としたアニメ作品だ。突如出現した謎の存在“霧の艦隊”に海を支配されてしまった近未来世界を舞台として、主人公の「千早群像」が乗り込む「イ401」を中心とした壮大な海戦記が描かれる。

　今回のイベントには、潜水艦「イ401」の艦長「千早群像」を演じる興津和幸さんと、「イオナ」役の渕上舞さん、「タカオ」役の沼倉愛美さん、「ハルナ」役の山村響さんの3名が登壇。作品の紹介が行われたほか、第1話Aパートの先行上映も実施された。

　イベントが始まると、まずは今回の司会進行役を務める興津和幸さんがステージに登場。興津さんが演じる「千早群像」が潜水艦の艦長であることから、来場者たちには「興津艦長！」と呼ばれていた（興津さん自ら「艦長と呼んでください！」と発言）。どうやら興津さんは、「艦長！」と呼ばれるのが好きらしい。今後も『アルペジオ』のイベントに参加する機会があれば、そう呼んであげよう。

　簡単な注意事項伝達を終えた後は、今回のゲストとなる渕上舞さん、沼倉愛美さん、山村響さんの3名が続けて登壇し、作品の解説や、各人が演じるキャラクターに関する説明が行われた。

　渕上さん演じる「イオナ」は、主人公たちが乗り込む潜水艦「イ401」の「メンタルモデル」と呼ばれる、人格を持った“艦の分身”のような存在として登場する。同じように、沼倉さん演じる「タカオ」や、山村さんの「ハルナ」もまた、作中に登場する艦船のメンタルモデルだ。興津さんの「群像」は、その中で「イオナ」をメンタルモデルとして持つ「イ401」に艦長として乗り込むことになる。

　各艦船にはメンタルモデルに合わせて、イメージカラーのようなものが用意されており、実際に乗り込む艦船の姿にもそのカラーが反映されているとのことだ。ちなみに、今回ステージに登壇した女性キャスト陣は、自分の担当艦のイメージカラーをあしらった衣装に身を包んでいた。

　作品に関する解説が終了した後は、なんと『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』本編の第1話Aパート先行上映がスタート。まさかのサプライズに来場者たちも驚きの声を上げていた。


※ビデオは第五弾PVです。

■艦隊戦では制作を担当するサンジゲン！　オープニング＆エンディングも公開！

　Aパートでは士官候補生時代の「群像」が、潜水艦「イ401」とそのメンタルモデル「イオナ」に出会うまでが描かれる。その間には“霧の艦隊”と人類との艦隊戦の様子もあり、アクション面への力の入れ具合も見せてくれた。本作は全編3Dアニメーションで制作されており、艦隊戦では制作を担当するサンジゲンの高い実力を見ることができる。テレビ放送が始まった際は、そちらにも注目してみよう。

　アニメの先行上映に続いては、ナノfeat.MY FIRST STORYが歌うオープニング主題歌『SAVIOR OF SONG』と、Tridentが歌うエンディング主題歌『ブルー・フィールド』など、各種主題歌の情報が公開された。エンディングの『ブルー・フィールド』を歌う「Trident」は、渕上舞さん、沼倉愛美さん、山村響さんの3人によるユニットで、今回『ブルー・フィールド』をミニライブ形式で披露してくれた。これら各楽曲のシングルCDは、10月30日より発売されるとのことなので、確実に入手したい人は早めに予約をしておくと良いだろう。

　
　そうして最後には、青島文化教材社製のプラモデル1/700「イ401」の発売決定や、9月21日と22日に実施される第1話の先行上映会に関する情報が紹介された後、キャスト陣による「『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』、発進！」の号令とともに、今回のイベントは終了となった。


◆作品情報
■監督：岸 誠二　
『Persona4 the ANIMATION』、『ダンガンロンパ the ANIMATION』ほか
■シリーズ構成：上江洲 誠　
『DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION』、『ダンガンロンパ the ANIMATION』ほか
■音楽：甲田 雅人　
『モンスターハンター』シリーズほか
■アニメーション制作：サンジゲン　
『009 RE:CYBORG』、『ブラック★ロックシューター』ほか
■キャスト
千早群像（CV：興津和幸）イオナ（CV:渕上舞）タカオ（CV:沼倉愛美）ハルナ（CV:山村響）キリシマ（CV:内山夕実）コンゴウ（CV:ゆかな）ほか

◆ストーリー
　2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
　人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。全ての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一歩をたどっていた――

　「大海戦」から7年。士官候補生・千早群像の前に現れた、「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか……？